欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『耐震補強&耐震診断の業者に物申す!…ほとんど無意味でないか!』

2016年02月12日 09時24分16秒 | 怪しい耐震工事の話





『耐震補強業者や、耐震診断業者には注意してください!』




…実は、

『耐震補強や耐震診断は、ぼろ儲けできるのです!』

『何も知らない素人に、ちょいと、脅しをかければ、簡単に仕事がとれます。』



実際に…

『ある大手の会社が、耐震診断に来た時の目撃談です…』



耐震診断業者が…

『パソコンにデーターを入力して…』

『奥さん大変です! この家は深度5強で倒壊します!』

『こう、脅しをかけていました。』



後で…

『バスターズがこの結果を分析し直すと、とんでもない詐欺である事が判明しました。』



その後も…

『この業者は、すぐに家を補強しないと、家族は皆、押しつぶされてしまうと、しつこく、補強工事を勧めたそうです。』



これ…

『超大手の会社です!』

『しかも、調査したのは建築士でもなんでもない職員でした!』




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『これが、耐震補強業者の実態なのか!?』…なぜ、逃げるのか??

2015年06月27日 09時25分52秒 | 怪しい耐震工事の話




『欠陥建築バスターズを名乗って、耐震補強工事業者に問い合わせると…』



欠陥建築バスターズから耐震補強業者に、

メールを送信しても、まず、返事は来ません!



『こちらは、お客様を紹介すると、メールするのですが…』

きっと、色々、質問されるのが怖いのでしょう!!



『でも、おかしいではないですか?』

自信のある工法なら、堂々と説明できるはずです!



『やっぱり、まやかしなのか??』

そんな、疑問を『耐震補強業者』には、持ってしまいます!!



メールの返って来ない耐震補強業者に、

電話をした時の話は、またの機会に…



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耐震工事の中には、欠陥建築(欠陥住宅)を生むものがある!

2013年04月16日 11時24分39秒 | 怪しい耐震工事の話




『大手のリフォーム会社の行った違法工事!』



「いけない工事」というのは、大きい会社でも平気でやっているんです。

これから、書かせて頂く内容は10年ほど前にあった実話です。



ある友人から、「隣の家でリフォーム工事をするらしいけど、困って

いる。」との相談があって、私が現地に行って見る事にしました。


その「問題の家」は友人の家との「隣地境界線」ぎりぎりの所まで建築

されていて、足場を掛けるスペースすらなかったのです。


本来、「民法」では「隣地境界」から50センチ以上離して家を建築す

る事になっているのに、この「問題の家」はそれを守っていませんでし

た。


…すでに、職人達が、友人には、無許可で友人宅の敷地に入り込み、

「足場」を設置しようとしていました。


これも、「民法」では、「隣地所有者」に許可を得れば「隣地使用」が

認められますが、リフォームする側の家は、何ら相談もして来ないし、

「隣地所有者」に許可すら取らなかったのです。


…そこで、私は「友人の代理人」(民法の規定で代理行為が出来る)と

して、その工事に「待った!」を掛けました。


すると、その工事を請け負った「大手リフォーム会社」の責任者が、私

の所に来て、「なぜ、工事を止めるんですか? 隣地使用権にもとづい

て、隣地を使っているだけです。工事を続けさせてください。」と、言

って来ました。


仕方ないので私は、「隣地使用権と言う権利は、隣地使用者が使用を認

めた時に認められるのであって、今回は土地の所有者がそれを認めてい

ません。」「また、その際も、何の為の工事かを説明してから、隣地所

有者の許可をもらうのが常識です。」「あなた方は、それさえしていな

いので、一旦工事を止めさせたのです。」


そう言われて、工事責任者は「そんな事言ってたら、工事なんてできま

せんよ。」と、ふてくされていました。


私は、まだ何の工事か聞いていなかったので、「何の工事でしょうか?」

と聞いてみました。


…責任者は、「これは、リフォーム工事と耐震工事です。同時に建物の

通し柱を途中から切断して、増築もします。屋根瓦はそのままです。」


それを聞いて「建築士」の私としては驚きで目が点になってしまいまし

た。


建物の「通し柱」というのは、一階から二階まで一本の材木を通してあ

るので、「通し柱」と言いますが…

この「通し柱」は家の四隅等に入っている、耐震構造上重要な「柱」で

す。それを、途中で切断するなんて、信じられない「耐震工事」です。

しかも、「耐震工事」では家の上部の重さを軽減する為に、屋根瓦は撤

去するのが普通です。


…呆れかえった私は、「かなり、変わった耐震工事ですね。今までそん

な耐震工事を聞いた事もありません。」

「ところで、先ほど増築もするとおっしゃいましたが、役所に建築確認

申請は出ているんでしょうね?」

「ここは、準防火地域ですから、10平米未満の増築でも、建築確認が

必要です。」


…驚いた事に、工事責任者は、「私も建築士ですが、そんな法律がある

んですか?」と、びっくりした顔で言いました。


本当に私は、ずっこけそうになってしまって、この工事責任者を叱る事

も忘れてしまいました。


皆さんに、もう一度言いますが、この「違法な工事」をしようとした会

社は、有名な大手のリフォーム会社です。


大手の会社にも、知識のない建築士がいるのです。



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欠陥建築(欠陥住宅)の現場…『耐震補強工事』

2013年03月11日 14時41分46秒 | 怪しい耐震工事の話



『日本の耐震建築に関する一般人の大きな誤解とは?』



日本の建築基準法で言う「耐震建築」と言うものは、絶対に壊れない建築物

をつくる訳ではないんです。


我が国の「耐震設計の基準」は、「一次設計」「と「二次設計」の二段構え

なのです。


「一次設計」と言うのは、頻繁に起きる地震でも「びくともしない」事を条件

としています。

そして、「二次設計」と言うのは、めったに遭遇しない大地震、つまり、阪神

大震災とか、東日本大震災、古くは関東大震災みたいな地震で、建物が倒壊し

たり、死傷者がでない設計です。

ただし、「二次設計」では建物が少々壊れる事は、『仕方なし!』としている

点が、大変重要なのです。


つまり、大地震が起きた場合、建物が無傷とは限らないのです!

それでも、「耐震設計」としては「合格」なのです。


よく、「不動産屋」が、「この家は耐震設計ですから、大地震でも何の被害

もでません。」と言うのは、全くの間違いです。



…さて、前フリはここまでで、今日の本題に入ります…

今、「国策」として、全国の建物に「補助金」を出して「耐震化工事」をする

様に呼びかけています。


しかし、私は、そこに疑問を感じてしまいます!


これは、国の機関が調査して発表したデータなのですが、現在建っている「木造

住宅」の半分が、「耐震化工事」を行ったと過程して計算すると、大地震で倒壊

する家の数は10%減少するとの予想です。


…おかしいじゃないですか!

50%の住宅を「耐震化工事」したのですから、少なくとも「倒壊」を免れる

家の数は50%減少するはずではないですか!



…そもそも、どのような会社が耐震化工事をしてるのでしょうか?


その多くは、「建築不況」で仕事がない「建築士事務所」だったり、「工務店」

の様な所です。

「補助金」(地域によって額が違う)が出るので、少し安くは工事できますが、

300万円~800万円必要な工事です。


その「耐震化工事」の方法も、まちまちで、一番簡単なものは、家の壁を内側

からベニヤ板で補強したり、屋根瓦は重量が重いので、トタン屋根に変更する

等です。


本格的に建物の強度を増す為には、床や天井を撤去し、基礎を強化した上で、

金具で材木同士を固定します。


…よく、「うちの工事は、コンピューターで地震による建物の動きをシュミレ

ーションしますから、絶対安心です。」と、言う会社がありますが、このシュ

ミレーションは、建築構造をモデル化して計算するだけなので、実際の被害予

測は難しいです。



土建業等の為に、様々な補助金を出す事を、「ばらまき予算」等と言いますが、

「耐震化工事」の「補助金」も、この「ばらまき」ではないかと思いたくなり

ます。



…絶対に地震で壊れない木造の家を作ろうとする方が、そもそも無謀かもしれま

せん。(地震に強い木造ツーバイフォー工法は例外)

実際に、この前の東日本大震災の時に、震度5で倒壊した大手住宅メーカーの

住宅があるくらいです。


「条件」が悪ければ、「耐震設計」の家でも「倒壊」する場合があります。

その事を忘れないで下さい。


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