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欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

消費者を欺く商売をする『自転車屋』『外壁塗装屋』

2025年03月26日 11時27分01秒 | 詐欺商売
ガソリン高により、街中は、めっきり車が減りました。


マイカーに乗ると、高いガソリン代がかかりますから、マイカーでなく自転車に変えた人も多くなりました。

マイカー以外に、トラックも減りました。

建築資材を運ぶトラック、食料品を運ぶトラックなどが、国道や県道をよく走っていましたが、本当に少なくなりました。

一時は、トラックの運転手の人手不足を懸念する報道が多かったですが、2025年に入って、特に日本経済が悪化し、物が売れなくなり、結果、現在はトラックで輸送する物(商品)もないようです。

物流が活発ではないということです。


まさに、景気が良いとトラックが増え、景気が悪くなるとトラックが減るという現象です。


今後、もっと景気が悪くなりますから、もうトラックの運転手の人手不足は、心配しなくていいですね。

代わって、自転車に乗る人が増えました。


私も、買い物に、電動自転車が欲しいなと思い、先日、自転車販売店へ電動自転車を買いに行った時のことです。

店内で自転車を見ていたら、展示してある自転車が、汚いのなんの。

どの自転車も、埃がかぶっています。

さらに、『自転車の試乗』ができるらしく、どの自転車もお客さんが試乗しだおして、サドルが傷んでいたり、ハンドルが手垢なのか、汚れていて汚いのです。

こんな汚い自転車は、とても買えないわと思い、自転車は買わずに帰ろうと思いました。

すると、店を出ると、無料で自転車の空気が入れられるとのことで、数人のお客さんがいて、自分で空気を入れていました。

横には店員がいました。

その店員が「もっと空気を入れないとダメですよ」と、お客さんに向かって言っていました。

「タイヤの空気は、パンパンになるまで入れないと、パンクしますよ」

店員は、タイヤの空気が少ないと、タイヤの中のチューブが踊ってしまう、そして自転車が段差のある歩道などを走行した時、チューブが破裂して危険だと言っていました。

店員は「もし破裂したら、自分で自転車を担いで移動しないといけなくなりますよ。」と言いました。

店員の話を聞いていたそのお客さんは、「自転車を担いで運ぶことになっては大変だ!」と、必死で、タイヤに空気をいっぱい入れていました。



自転車の店員だから、専門家のはずですが⋯


自転車のタイヤの空気は、パンパンに入れてはいけません。

空気をパンパンに入れると、中のチューブが膨らみ、タイヤにヒビ割れが生じ、バーストする恐れがあります。

こうなると、チューブとタイヤの交換修理が必要になってしまいます。


適正な空気の量は、タイヤと地面の接地が、『約10センチ』になるぐらいです。
古い自転車のタイヤだと、『10センチ〜15センチの間』です。


店員は、お客さんに指示し、指でタイヤをつまむと、硬くてつまめないほど、パンパンに空気を入れさせました。

これは空気入れすぎ。

指でタイヤを押してもパンパンで押せない状態なのは、空気の入れすぎです。

タイヤを強くつまむと、つまめる程度が良いのです。




自転車屋の店員が、こうやって、自転車の修理が必要になるよう仕向けるなんて、何てひどいことをするのだと、大変驚きました。


もちろん、タイヤの空気が少なすぎるのも、問題です。

中のチューブが破裂しやすくなるでしょう。


空気を入れすぎても、少なすぎても、ダメなんですね。

なので、上記の適正な量を入れて保つのが良いというわけです。


ちなみに、自転車のタイヤの構造を説明すると、タイヤの中にゴム製のチューブが入っています。

タイヤに空気を入れるということは、このチューブの中に空気を入れているんです。


空気を入れると、チューブが膨らみます。

そのチューブが膨らみすぎないよう、タイヤが押さえている構造です。


でも、自転車のタイヤは、車のタイヤと違い、薄いです。

空気をパンパンに入れすぎると、チューブの膨らみが高圧になって、薄いタイヤが劣化してしまいます。



早い話が、この店員は、お客さんの自転車のタイヤが傷みやすいよう、故障して修理が必要になるよう仕向けているのです。

その自転車屋の修理費用一覧(ホームページに掲載あり)には、チューブとタイヤ交換の費用は、前輪だと7000円ほど、後輪だと8000円ほどかかります。

ついでに、ブレーキも良くないとか言って、ブレーキの修理代3000円ほども入れて、1万円を超えるほどの高い修理費用となれば、

「新しい自転車を買った方が、いいですよ。」

と、店員は、新しい自転車の購入を勧めるのです。

これは、他の店員が、別のお客さんの接客中に話していたことでした。


このお客さんは、修理に訪れたようですが、店員から高い修理費用を提示され、新しい自転車を買ったらどうかと、セールスされていました。


何も知らないお客さんたちは、店員の言うことを素直に信じていました。


この自転車販売店は、上場している企業らしいですが、ひどい商売してますね。

NISAや新NISAとかやらで、こんな会社の株、買っている人もいるのしょう。


消費者を裏切るような商売はしてはいけません。

現在、どこの上場企業も、消費者のためにではなく、株主のために商売しています。


どんなあくどい手法だろうが、とにかく売上を上げて、株価を上げ、株主に株を買ってもらうことしか、眼中にないんですね。


だから、日本経済は墜ちて行くんです。


消費者をバカにした企業は、消費者の信用を失い、いずれ儲からなくなって、倒産するでしょう。


この自転車屋の店舗、1年後は、閉店してるんじゃないかと予想してます。

すでに、この界隈では、高い修理費用を請求される店で有名らしく、ボッタクられたという話題で沸騰しています。


建築業界では、屋根屋、水道屋などが、高い修理費用をぼったくることで有名ですが、まさか、自転車業界でもボッタクリが横行しているなんて、驚きですね。

最近の建築業界では、塗装業者が、
『外壁にヒビが入っていたら、家が腐る』
と言って煽り、塗装工事をさせる被害も増えています。

建築業界では、古くから、詐欺や煽りの商売は、当たり前ですから、さほど驚きませんが⋯



消費者の不安を煽って商売する手法は、オレオレ詐欺などで有名ですが、街の自転車販売店であっても、注意が必要です。

消費者の皆さん、用心しましょう。

おかしいと思ったら、消費者センターへ相談して下さい。




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横行する自転車修理ぼったくり&不動産売買の仲介手数料のぼったくり

2025年03月10日 10時23分57秒 | サービス料金の話

巷で横行する自転車修理についてです。

ガソリン代が高いから、マイカーを手放し、自転車を買って走っている人が増えました。

 

そのため、自転車の交通事故も増えています。

 

自転車に乗っていると、車と同じで、もちろんメンテナンス・修理が必要になります

 

昔は、街に自転車屋さんがあったので、自転車を持って行くとすぐに修理してくれました。

 

頑固そうな店主が、安い値段で、または時には無料で修理してくれたもんです。

 

ところが、現在は、街の自転車屋さんが減って、あるいはなくなったりして、自転車を修理するところがないんですよね。

 

現在、修理をやっているのは、全国展開で自転車を販売している大手自転車販売店や、ホームセンター、大型スーパー、家電量販店などです。

 

以下は、私の知人の話です。

知人の自転車の後輪タイヤが、パンクしました。

知人は、比較的、一番近い自転車屋に、自転車を持ち込んでパンク修理してもらおうとしました。

 

その自転車屋は、全国展開している、上場企業の自転車販売店でした。

 

知人は、パンクした重たい自転車を、その自転車屋まで持って行きました。

 

すると、担当してくれた店員が言いました。

 

「タイヤとチューブも交換した方がいいです。」

「それから、前輪のタイヤもチューブも、交換した方がいいですね。」

「このまま(交換しないで)乗っていると、走っている時にパンクして、転倒しますよ。危険です。」

 

そう言って、パンクした後輪タイヤ以外に、前輪タイヤの修理も勧めてきました。

 

前輪と後輪タイヤとチューブの交換で、修理代金は、8000円となりました。

 

知人は、予想外の高額な修理費用に驚きました。

しかし、「このまま乗っていると、またすぐパンクして、危険だ」と言われたので、店員の言うように修理してもらい、8000円を支払いました。

 

自転車がパンクした言っても、タイヤとチューブの交換まで必要な時は、タイヤの状況が相当ひどい時です。

 

通常なら、パンクした穴の部分を、パットで塞いだら、それで修理完了で、またしばらく自転車に乗れるのです。

 

パンク修理セットというキットも売られていて、インターネットでも500円〜600円で買うことができます。

 

『部品代500円+工賃300円=修理費用800円』

 

常識的な店であれば、自転車のパンク修理費用は、800円ほどでやってくれます。

 

昔の、昭和の時代の街の自転車屋なら、店主のおじさんが、タダでやってくれることもありました。

 

しかし現代は、大型店舗の賃料代と、従業員の高い給与を支払うために、客からぼったくらないと、経営が成り立たないのです。

 

本来の自転車のパンク修理なら、タイヤの穴をパットで塞ぐだけで十分なのです。

 

しかし店員が「危険だ」と客を脅して、必要のない修理を行って、高い修理費用を払わせることは、ボッタクリであり、詐欺行為でもあります。

 

こういう悪質な店は、消費生活センターへ苦情を通報すべきです。

 

高い修理費用を払った知人は、帰り際、店員から言われました。

 

「チェーンも、定期的に交換する必要があります。」

「そうしないと、走行中に、突然チェーンが切れて、大怪我しますから。」

 

知人は、自転車修理の専門家が言うことだから、全て本当のことだと信じていました。

 

騙されているとは思ってもいなかったようです。

 

ちなみに、自転車のチェーンですが、定期的に交換する必要はありません。

もし、チェーンが切れたら、その時に交換修理すれば良いのです。

 

知人は、店員に言われた通り、3ヶ月に1度、チェーンを交換しに行こうと思っていました。

 

日本には、こういう悪徳商売をする企業、増えました。

 

【さらに不動産売買の仲介手数料もボッタクリ】

 

日本は、空き家問題を抱えています。

 

古くなって、誰も住まなくなった空き家を売りたいと、相続人などが古家を売ろうと不動産屋に相談したら、不動産屋は、

「この家は売れないですね。うちでは取り扱いできません。」

と言って、拒否されることが多いです。

 

200万円や100万円以下でしか売れないような物件を取り扱うと、不動産屋に入る仲介手数料が安くなるので、不動産屋は、安くて売れない物件は、扱いたくないのです。

 

そうやって、安くて価値がない空き家を売ることを拒否する不動産屋が多いので、政府が、『800万円以下の低廉な空き家は、仲介手数料を、上限33万円までにできる』と、2024年7月に法改正しました。

 

例えば、200万円の空き家を売ったら、不動産屋の仲介手数料の報酬額は、15万4000円です。

 

でも、この法改正で、仲介手数料を33万円としてもよくなったんです。

 

この33万円という金額は、800万円の物件売買の時の仲介手数料です。

 

100万円で空き家や土地を売っても、不動産屋が、33万円も仲介手数料を取ることができるのです。

 

30万円で売ったら、売主は、不動産屋に仲介手数料を払ったら、3万円の赤字です。

 

「少々安くてもいいから、売りたい」

という相続人が多いのに、売ると損するというのならば、誰が売るでしょうか?

 

誰も空き家を売らなくなります。

 

ただでさえ高い不動産売買時の仲介手数料です。

さらに高額にするなんて、これはもう仲介手数料のボッタクリ状態になっています。

 

法律を作ることが仕事の、国会議員と役人の頭が、いかにアホか。

 

国会議員や役人にとっては、不動産業界から裏金をもらわないといけないから、不動産業界を儲けさせてやらないといけません。

 

国会議員と役人たちには、国民の味方はいません。

自分たちにお金をくれる企業と団体の味方なんです。

 

 

800万円以下の低廉な空き家を売る時は、要注意です‼️

 

不動産屋に、仲介手数料をボッタクられないよう、用心して下さい‼️

 


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