欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

仕事を失った職人が、ガードマンの仕事をしていた

2022年05月31日 09時19分58秒 | 経済

大工、職人というのは、勉強が嫌いな人が多いです。

 

例えば、家を建てるのに、新しい工法や技術があっても、大工や職人は、決して一つ学ぼうとはしません。

 

頑なに、自分が今までやってきたやり方や技法を押し通し、そのため、古臭いやり方で、今も施工しているんです。

 

新しいことに挑戦することはしません。

 

新しいことをするには、その技術の勉強をしなければなりません。

 

勉強や学ぶことが嫌いな大工と職人は、新しいことなんて、絶対にやりません。

 

なので家を建てる際に使う断熱材も、一度使った商品を使い続けます。

 

消費者のためにも、良い素材の商品を使おうなんていう気持ちは、大工や職人は、一切持っていません。

 

勉強することや、面倒臭いことはやりたくないという大工や職人が造る家は、相変わらず、良い家はありません。

 

最近は、大工や職人はいい加減で費用がバカ高いだけだから、自分でやるという人が増えました。

 

素人さんでも、You Tubeなどで勉強して、リフォーム工事を自らする人が多くなりました。

 

そもそも、アメリカなどは、自分の家を、自分でDIYで補修するのは、当たり前ですから。

 

 

自分で補修できたら、大工や職人は不要になります。

 

 

巷では、仕事がなくなった大工や職人が、急遽、求人に応募し、ドライバーやガードマンの仕事をしています。

 

先日、あるスーパーマーケットの前を通りましたら、駐車場の出入口にガードマンがいました。

 

ガードマンというと、年輩の男性が多いです。

 

70歳を超えるような男性もいます。

 

ところがそのスーパーマーケットにいたガードマンは、40代後半の男性でした。

 

若い男性のガードマンは珍しいなと思いましたが、よく見ると、見覚えのある顔でした。

 

半年ほど前、近所の家の改築中に来ていた大工の一人でした。

 

こちらが挨拶をしても返事がない大工でした。

 

数人いる大工のうち、きちんと挨拶をするのは、リーダー各の大工だけでした。

 

まったく挨拶もできない、教養がないなと思っていました。

 

その挨拶をしない無愛想な大工が、スーパーマーケットのガードマンをしていました。

 

そして、この大工のガードマン、通行人であるおばあさんに向かって、

「はよ行けや!」

と暴言吐いてました...

 

 

まあね、もうどうしようもないクズです。

 

 

日本はサービスの良いおもてなしの精神と自負していますが、そうでしょうか?

 

技術だけでなく、人材も粗悪ばかりになると、外国から馬鹿にされますよ。

 

大工や職人は、もっと勉強して、教養ある人間になって下さい。

 


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ハローワークは空求人だらけで、有効求人倍率も信用できない

2022年05月05日 12時59分26秒 | 経済

日本の求人は、空求人だらけ。

このままでは仕事がなくなり、日本人は収入がなくなっていく…

 

 

ある工務店のお話です。

 

知人が夫婦で工務店を経営しているのですが、コロナ禍で、工務店の経営も良くありません。

 

そこで、工務店で経理と事務をしていた奥さんのAさんが、パートに出ることにしました。

 

 

インターネットでパートを検索したら、近所のスーパーやドラッグストア、パン屋、和菓子屋などが求人していました。

 

 

Bさんは、社会保険の加入は希望しないので、月に80時間程度、パートをしようと考えていました。

 

 

そこで、普段からよく買い物に行くドラッグストアのパートに応募しました。

 

 

なぜドラッグストアを選んだのか?

医薬品は、薬剤師が販売するものと思っていたのですが、法改正があって、登録販売者になれば、医薬品の販売ができるということを、Aさんは知ったからでした。

 

「登録販売者の試験に合格して実務経験を積んだら、登録販売者として、第2・3類の医薬品の販売に携われる」

「ならば、勉強して試験を受けよう」

とAさんは思ったのです。

 

 

それで、パート先は、ドラッグストアを選びました。

 

応募して翌日に、採用センターから電話があり、面接日が決まりました。

 

 

面接の当日、Aさんは店長さんの面接を受けました。

 

簡単な筆記試験があって、勤務の希望の時間や曜日を聞かれ、制服のサイズなども聞かれたので、てっきり、採用されるのかと思いました。

 

しかし、1週間後、不採用の通知書が届きました。

 

きっと応募者が多くて、落とされたのだろうと思っていたのですが、そのドラッグストアは、その後もずっと求人を出したままでした。

 

そのドラッグストアの面接時には、店内の様子もよく見てきましたが、お客さんは少なく、店員は暇そうでした。

 

敢えて、求人を募集するような多忙な状態ではないのに、わざわざ求人を出しているのです。

採用する気はないのに、求人募集するだなんて、悪質です。

Aさんは騙された感で腹が立ちました。

 

 

昔から企業は、求人募集を広告として利用するんですよね。

 

うちは求人を出すくらい経営状況が良いのですよ、と見栄を張っているわけです。

 

現実は、経営は良くなくても、ライバル会社などに見栄を張るため、求人情報を出すんです。

 

広告が目的なので、採用する気は全くないのは当然です。

 

 

応募者があっても、一応は面接しますが不採用にしたり、または、もう応募者でいっぱいですと断ったりするのです。

そのくせに、企業はいつまでも求人広告を出し続けています。

 

 

こんな企業、求職者には、大変迷惑な存在です。

 

こんな求人を、空求人と呼ぶらしいですね。

 

空求人は、ネット上の求人広告だけでなく、ハローワークにも多く存在します。

もはや政府管轄の求人だから信用できるのではないのです。

 

 

ところで政府は、この空求人を、有効求人倍率に算入していることでしょう。

有効求人倍率とは、求人をしている企業数と、求職者数の割合です。

 

毎月月末に発表される、国の経済指標である有効求人倍率は、空求人の数も入っているので、本当の正しい数値とは言えないことになります。

 

求職者よりも、求人をしている企業の数の方が多いと、これは景気が良いと勘違いすることになってしまいます。

 

 

日本は、隣国のある国の情報はデタラメだと批判してきました。

でも実は、日本という国も、信用できない状況だとわかります。

 

 

仕事がないと収入がなくなります。

国民の収入が減ると、所得納税が減り、国民の消費も減り、国は消費税も減ることになり、日本は貧しい国へまっしぐらです。

 

日本が破綻する日が来るかもしれません。

 

そんな時に、他国に侵攻されたりしたら、日本もおしまいです。

 

日本政府の言う情報に惑わされることなく、自身の周囲や現実をしっかり見て分析し、国民のみなさん、正しい道を進んで下さい。

 


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