『ある評論家が、マンションの割れたコンクリートコアを前に…』
『横浜の欠陥??マンション報道』以降、マンションの欠陥を『専門家らしき??人達』がTVでコメントする事が多くなりました。
…先日も、『専門家らしき??評論家』がTVに出て居て、あるマンションの『コンクリートコア』をハンマーで叩いて、二つに割っていました…
そして…
『ほら、コンクリート同士が接着していないでしょう!!』
『これ、まさしく、欠陥です!』
…と、やっていました。
…これは、『専門家らしき??評論家』がよくやる『手品』なのです!
『コンクリートと言う脆性材料は、接着と言う現象は決して起こりません。材料化学の常識です。』
…では、なぜ、コンクリートコアが割れるのでしょうか?
『答えは簡単です!』
…わざと、コンクリートを流す時に出来た、最初に流し込んだコンクリートと、後から流し込んだコンクリートの境目のサンプルを取り、そこを狙ってハンマーで叩くからです。
この境目の部分では、『アンカー効果』と言われる仕組みで、コンクリートとコンクリートが『付着』している状態です。
『これを、わかり易く説明すると、玩具のレゴブロックの凹凸で、お互いのレゴブロックがくっついている様に、コンクリート組織の凸凹が、お互いのコンクリートをくっつけています。』
これは、化学で言う『接着』ではなく、『機械的接合』と言われる現象です!
『こんな事も、専門家らしき??評論家』は知らないのですね。
よく、恥ずかしくも無くTVに出るものです。