『弁護士というのは、欠陥建築では、全く役に立たない連中!』
先日、ある『欠陥建築の現場』にて、施主様、業者、そして、欠陥建築バスターズが
同席して、『今後、どのように補修工事をしたら良いのか?』を議論しました。
…ほとんど、話はまとまり、『業者は、建物を補修する事に合意』しました。
…ところが…
施主さんは、確実性を高めたかったのでしょう…
『弁護士を入れる』と、言い出したのです。
…すると…
業者側は、施主さんに『内容証明郵便』を出して来て、
『瑕疵のあった部分しか補修しない!』
と、言って来ました。
『欠陥建築バスターズ』を交えての交渉では、非常に和やかな雰囲気で、話が
すすみ、『瑕疵のあるなしは、関係無く、全て修理しましょう!』と言う話だっ
たのです。
…ところが、弁護士が出て来ると言う話になった途端、『話はぶち壊れ』に
なってしまったんです。
『実際に、欠陥建築の現場では、弁護士が出て来る必要は、全くありません!』
『いつも、弁護士が、まとまった話を、ぶち壊してくれるのです!』
『弁護士になど、一体何が出来るのでしょうか??』
『コンクリートからは、放射性ガスが出て居ます!』
最近は、お洒落な、『鉄筋コンクリートの家』が増えました。
コンクリート建築は、比較的自由な設計が、可能なので、個性的な家を
つくる事が出来ます。
しかも、『耐震性』『耐火性』がありますから、優れた家と言えます!
しかし、一つだけ『欠点』があります!
それは、『コンクリート』と言う材料は、『ラドンガス』と言う放射性の
ガスが、永久に放出され続ける事です。
この、放射性のガス『ラドンガス』を、人が吸い込むと、『肺ガン』に
なる可能性があります。
どれだけの量の、『ラドンガス』を吸えば、『肺ガンになる』かは、
あまりデーターが無いので、何とも言えませんが、やはり、恐ろしい事です。
『換気する』事以外、解決策は無い様です!
夏は、良いですけど、冬は、寒いかもしれません。
『坂本龍馬ゆかりの寺田屋は、いつ建てられたのか???』
あの、時代劇でも有名なシーン…
坂本龍馬の恋人『お龍』さんが、寺田屋の一階にある風呂場で湯につかって居た時に、
窓の外に奉行所の役人が、宿屋を取り囲んで居るのを目撃し、裸のまま、階段を駆け
あがり、二階に居た坂本龍馬に、奉行所の役人に取り囲まれた事を知らせる…
この時、坂本龍馬は、当時珍しかったピストルで、役人と交戦し、手の指を失うも、
何とか逃げ延びる事が、出来た訳です。
坂本龍馬ファンの私としては、この事件の舞台になった『寺田屋』を見なければいけ
ないと思い、わざわざ、『寺田屋』を見に行った事がありました。
この時、『寺田屋』の外観や、使用している材木を見て、『強い違和感』を覚えた
のです。
『古い木造建築』の専門家である私は、『寺田屋』の軒が高過ぎる事に、疑問を感じ
ました。
通常、この時代の建築なら、もっと、『軒』が低くなければ、なりません!
また、使用されている『材木』の製材の仕方が、どう見ても『明治以降』のもので、
『江戸時代』からあると、解釈するには、釈然としないモノがあったのです。
…その後、『寺田屋』は、事件の後、一度、火災で燃えたらしい事や、建物の登記
記録がおかしい事(江戸時代の建物なら、登記原因は新築でも、新築年月日不詳
と、記載するが、この建物には、新築年月日が記載されていた。)等の証言が出て
来て、いったい、この建物は、いつ建てられたのか?
と、言う『疑い』に変わって行ったのです。
しかし、それでも、現代の『寺田屋』の主人は、『昔の建築』と、主張されて居り
ます。
この『寺田屋』では、お龍さんが、裸で駆けのぼったとされる『階段』や、柱につ
いた、『刀傷』を見る事が出来るそうです。
『欠陥建築バスターズとしては、これ以上、寺田屋の追求は、しないでおきます!』
『興味のある方は、京都の伏見まで、見に行ってください。』
『龍馬が逃走した道路は、龍馬通りと言う商店街になっています。』
『地盤調査と言えば、スウェーデン式サウンディング試験だが…』
皆様のお家は、『どのような地盤調査』をしましたか?
ほとんどのお家が、『スウェーデン式サウンディング試験』ではないですか?
この、検査方法は、スウェーデンの国鉄が、線路の地盤を検査する為に、考え出した
方法なので、スウェーデン式と、呼ばれています。
その後、この検査方法は、建設省で、河川の堤防の地質調査に使用されました。
ここから、我が国では、『建築』の際にも、このやり方が使われる様になったのです。
この『スウェーデン式サウンディング試験』の特徴は、『簡単』『早い』『安い』と言う
特徴がありますが、欠点としては、『不正確な測定方法』なのです。
以前、私が調査した事例ですが…
スウェーデン式サウンディング試験をしてから、家を建てたのに、『家が傾いた!』
とか、『床下に水が溜まってしまった!』と言うものが、ありました。
その何れのケースも、地表近くに、『分厚い粘土層』が、隠れていたんです!
結局、スウェーデン式サウンディング試験では、そこまでわからずに、『問題無し!』
と、決めつけてしまった為に、後で、トラブルになったのです。
もし、簡単な、『ボーリング調査』も実施すれば、何の問題も起きなかったのです!
『スウェーデン式サウンディング試験だけの、地盤調査は、大いに危険です!』
『形だけ、杭を入れても、不等沈下は起こる!』
皆さんは、『自分の家には、基礎の下に杭が、入って居るから大丈夫!』
…と、思って居ませんか??
『いいえ!』、それだけでは、『安心出来ないんです!』
その『杭』の施工方法と、その後の『基礎工事』がめちゃくちゃな工事が、
非常に多いんです。
よく、散歩の時に、『工事現場見学』をしますが、ほとんどの『杭工事』は、
全くなっていません!
この部分は、地中に隠れてしまい、『後から検証するのが困難』な場所です。
ですから、『いい加減な工事をし易い』場所です!
後で『家が傾いても』、業者は、『杭工事』の写真を撮ってあって、
『ちゃんと、杭は入れました。地盤に問題あるのではないですか?』とか、
『近所で行なって居る工事の影響が、出ているとしか考えられません。』
…こんな事を言って、逃げるのです!
ここで、皆様に、ご提言が御座居ます…
後で、この様な事になると、『収集がつかない』のです。
ですから、『杭工事』に入りましたら、施主さん自身が、『工事の写真』を
出来るだけ多く撮影してください。
『杭穴』の深さもわかる様に、メジャーを入れた所を、撮影すると良いです!
『最近、家が傾くトラブルが、非常に増えています!』
『しかも、ほぼ全てのケースで、基礎の下に『杭』があります!』