欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

コロナで経済悪化、雇用も悪化、マイホームを失う人増える

2021年05月21日 10時39分41秒 | 経済

採用する気がないのに求人する企業があります。

 

インターネットの求人サイトに掲載されている会社に応募してみたら、返事・連絡もない「なしのつぶて」という状況が多いそうです。

 

『採用する気がないのに、求人を出す』という会社が多いのは、なぜか?

 

一つに、「求人を出すことを、宣伝」としているからです。

 

「求人を出すほど、うちは儲かっている」と見栄を張るわけです。

実際の経営状態は、火の車であったとしても…

 

採用する気がないので、応募があっても、無視します。

 

あるいは、理由をつけて断ってきます。

「すでに他の人を採用したところです。」

「もう現在は募集していません。」

といった、バカにしたような回答をしてきます。

 

仕事を探している人々にとって、こういう企業は非常識極まりないですね。

 

 

また、自社の宣伝以外の目的に、応募してくる人々の個人情報を得るために、求人を出している企業もあります。

 

応募の際には、名前・住所・電話番号など記入しますので、当然、応募者は個人情報を提供するわけです。

 

公共機関であるハローワークにも、採用する気がないけれど、上記のような別の目的で、求人を出している企業があるということです。

 

ハローワークに掲載されている企業に面接に行き、採用されてから、企業側から「請負」と言われ、請負契約を結ばされることもあるようです。

 

請負は、従業員でもなく、パートやアルバイトでもありません。

個人事業主みたいなものです。

「仕事があれば声をかけるから」という状況です。

 

なので、いつまでも仕事がなく、やっと仕事があったとしても、1カ月に4日間だけ仕事があった…ということもあるようです。

これでは収入にして、3万円ほどにしかならないのです。

 

日本の会社も地に堕ちましたね。

 

 

政府が毎月発表する失業率や有効求人倍率の数字は、このような労働者を採用する意思のない企業もカウントされています。

 

従いまして、国が発表する数字は、正しいとは言えません。

 

 

企業や国は、こんなひどい状態なので、住宅ローンを抱えている人たちにとっては、戦々恐々とした、徐々に首が絞まっていくような不安に苛まれることになります。

 

仕事の収入が減り、毎月のローン返済が苦しくなっている人が多いです。

 

いっそマイホームを売って、住宅ローンを完済してしまいたいと考えますが、思うような価格でマイホームが売れるものではありません。

 

たとえマイホームを売却しても、ローンの残債務が残るだけに…

 

「マイホーム、買うんじゃなかった」

そういう後悔の声を多く聞くようになりました。

 

「35年ローンで、毎月の返済額が10万円だけです。」

「賃貸マンションよりも安く済むでしょ。」

なんて、銀行や不動産屋の口車にのせられて、マイホームを買ってしまう人がいます。

 

 

毎月の返済を可能にするためには、仕事による収入が、今後35年間、安定しているからできることです。

 

これまでも、バブル崩壊などで景気・不景気に経済が上下してきたことを鑑みれば、今はどんなに景気が良くても「将来、不景気がやってきて、雇用が失われる日が来るかも…」と用心して生きることが常識です。

 

 

 

家なんて、安い団地でいいんですよ。

 

人生の中で、不動産にお金をかけると、多くの財を失うことになります。

 

不動産は一番高額なものですので、できるだけ、少額に抑えたいところです。

 

 

昭和の時代には、団地が多く建てられました。

 

ファミリータイプの間取りなら、部屋数もありますから、家族で十分住めます。

 

鉄筋コンクリートですので、台風の時、木造の一軒家より安心かと思います。

 

 

政府は、国民のために安い団地をもっと作るといいですよ。

 

政府が安い住まいを提供して、国民に仕事がしっかりできるような環境を与えるのが良いのではと思います。

 


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