欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『軽井沢の別荘』が、夏に傾く怪現象とは!?

2013年07月31日 09時15分34秒 | デザイナーズ住宅の欠陥



『東京の業者が、軽井沢の別荘を建てると失敗する!…事が多い!』



私が、軽井沢の別荘地を手に入れたのは、まだ20代の頃でした。

とにかく、がむしゃらに働いて、やっと、買った「夢の別荘地」でした。



私が買ったのは、あの、マイクロソフトのビルゲイツさんが、今、別荘を建築中の

「千ガ滝地区」です。



ビルゲイツさんは、ビートルズのジョンレノンが大好きで、「この地」に「別荘」

を建てたとか。

私も、実は、全く同じ理由で、「軽井沢」に土地が欲しかったのです!



…良く、軽井沢に行くと、ジョンレノンが息子のショーンと、軽井沢の街を、

食べながら歩いたと言う、「ミカドコーヒー」の「モカソフト」を食べます。



そして、ジョンレノンと、オノヨーコが、定宿にしていた「万平ホテル」で、

午後のお茶を飲むのが、大好きです。






…そんな、軽井沢の別荘に、夏を迎える頃に起きる「怪現象」があります!

新築の別荘でも、基礎から傾いてしまうのです!



「軽井沢」と言うのは、標高が1000メートル以上の場所にあります。

つまり、冬になると、北海道の札幌市と同じ位、寒いのです。



ですから、地下60センチ位まで、カチカチに凍ってしまいます!



「別荘」の工事がはじまるのは、雪解けしてすぐが多く、3月末位から

行われます。



「軽井沢」には、その土地ならではのルールがあって、

「7月の末から8月のお盆までは、工事をしてはいけない!」

「国立公園の中では、地形を変える工事をしてはいけない!」

と、言う掟があります。



ですから、3月の末から工事を始めて、7月末までには、完成させないと

困る訳です。


しかも、地表面を、ユンボでほじくり返せないわけです!




…本来は、不凍深度までユンボで掘らないと、基礎が作れないのですが、

「国立公園」の中では、それも難しい訳です。



だから、コンクリートの杭を打って、その上に基礎を作らざるを得ないので、

基礎工事が、不完全になる事が多いです。



地元の工務店は、ルールを無視して、「国立公園」の中だろうが、派手に

ユンボで、地面をほっくり返しています。



ところが、東京から来た業者は、言われた事を真面目に守って、不完全な

基礎を作ってしまう事が多く、凍った土地の上に基礎を完成してしまいます。



その結果、夏になると、地盤下の氷が溶けて、「基礎も傾く」のです!





…ビルゲイツさんの別荘は、どんな工事をしてるのでしょうね?

一度、覗いてみたいです^^





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欠陥建築の施主が訴えられる可能性!!

2013年07月29日 10時00分45秒 | 建築家(建築士)に用心




『インスペクター(実はただの建築士)が、建築会社から訴えられる滑稽な現実!』



このところ、インスペクターが、建物調査を依頼した施主から訴えられたり、

調査にあたったインスペクターが、企業側から訴えられる事件が多発してい

ます。



「これは、もう、社会問題です!」



日本には、「インスペクター法」なんて言う法律は、もともとありません。

唯一、「建築士法」の中で、建物の調査に関する規定があるだけです。



…つまり、日本の国家では、「インスペクター」そのものを、認めている訳では

無い訳です。




…では、現在のインスペクターが、どの様な法的根拠に基づいて、行動している

かと言うと、「民法の代理人」規定によります。




これは、依頼人から、代理を頼まれたインスペクター(実はただの建築士)が、

民法の規定によって、依頼人(欠陥の被害を受けた施主)の代わりに、業者に

対して、資料請求等を行うものです。




ところが、この際に、インスペクターが業者に対し、さも、特権的立場の人間で

あるかのごとき発言をしたり、脅迫に近い行為を行うと、業者側は正当な事業を

妨害したとして、インスペクターを訴える場合が、あります。




更に、法的には、代理人を依頼した「施主」本人も、業者に訴えられる可能性が、

高いのです。




「施主側」としては、「あのインスペクターが、勝手な行動をとった。」とは、

言い訳が出来ないのです。




なぜならば、「民法の代理行為」の責任は、代理人のみならず、「本人」にも及

と、法律では定められて居るからです。




つまり、おかしなインスペクターに建物調査を依頼すると、自分自身が、建築

会社から、訴えを起こされる可能性が、高いのです。




…最近の企業は、「積極的に裁判に持ち込んで来ます!」




既に、会社のマニュアルとして、「積極的に裁判せよ!」と、なっています。

企業側としては、おかしなインスペクターも、施主も、「クレイマー」の扱い

なのです。




ここで、本日のまとめです。…

『他人を蔑む様な、発言をするインスペクターには、注意を要する!』

『インスペクターの為に、施主本人が訴えられるリスクがある!』




私たち「欠陥建築バスターズ」は、裁判を回避し、施主も企業も納得出来る

補修計画を立案し、欠陥建築問題を解決して来ました。

そして、その事が、皆様に評価され、日本を代表する「建物調査会社」に成長

いたしました。



これも、皆様のご支援の賜物でございます。有り難う御座います。




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設計図面を『評論家』に見せないワケとは!?

2013年07月27日 09時42分53秒 | 建築家(建築士)に用心




『建築会社が、設計図を見せたくない「あの人」とは?』



私どもが、「建物調査」をしていると、「設計図面」が無い事がよくあります!

業者に問い合わせると、ちゃんとあると言うのです。



…そして、私が見せて欲しいと言うと、「あの人」の関係者かと、聞くのです。

私が、「欠陥建築バスターズ」の主任調査員で「あの人」とは関係ないし、面識

も無い旨伝えると、「設計図面」を宅急便で送ってくれました。



本来は、「設計図面」と言うのは、「施主」さんに渡すものなのですが、ある

「評論家」が、何でもかんでも「欠陥だ!」と、言うのに恐れを抱いて、業者は

「設計図面」を隠す様になったと、考えられます。





「業者側」は、うるさい「評論家」が来た時は、こう言うのだそうです。…




「設計図面は、個人情報だから、公開できない。」

「設計図面は、間取り等のプライバシーを表現しているので、見せられない。」

「設計図面は、企業秘密だから、見せられない。」





…私には言ってる意味が、さっぱり、理解できませんが、「翻訳」すると、

こう言う意味だと、思われます。




『設計図面は、うるさい評論家に見せると、何を揚げ足取られるかわからない!』

『誤解を避ける為に、相手を選んで見せる!』

『気に入らないヤツには、死んでもみせたくない!』






そこで、本日のまとめです!




『欠陥!欠陥!と騒ぐだけの人には、設計図面も見せてもらえない!』

『人に嫌われると、損をする事がある!』





…幸いにも「欠陥建築バスターズ」は、嫌われていないみたいです^^

人に嫌われたら、仕事になりません!




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屋根裏のボルトが緩む意外な理由とは!?

2013年07月23日 09時42分48秒 | 建築家(建築士)に用心




『建物の不具合は、大工の責任だけではない!』



何年か前、「欠陥建築」を題材にした番組の中で、よく見る「建物検査の建築士」が、天井

裏を懐中電灯で照らして、大袈裟にこう叫びました!


「あっ! 何て言う事だ! 天井裏の火打ばりのボルトが緩んでる!」

「とんでもない、欠陥建築だ!」




…実際に、私も同様の「問題箇所」をいくつも見て来ました。

実際に、火打ばりのボルトが緩んでいる事は、良く見かけます!



しかし、大工を呼び出して、「なぜ、ちゃんと、ボルトを締めなかったのですか?」と、

聞いてみると、「いえ、旦那、ちゃんと、しっかり、ボルトは締めやしたぜ!」と、言うん

です。



私としては、職人が嘘を言っているとは思えないので、もう一度、天井裏を覗いてみると、

材木の表面が、金粉をまぶした様に、キラキラ光っているのです。

更に、良く、観察してみると、僅かですが、材木がひねった様に変形してるのを、見つけま

した。



…これは、どう言う事かと言うと、材木を切り出してから製材するまでの期間が、短い為に、

十分に原木が、乾燥していない内に、製材してしまった事を証明している現象です。


つまり、金粉の様にキラキラ光るものは、「樹木の樹液」です。材木が建築後に収縮して、

材木内部の圧力が上がり、材木中に閉じ込められていた「樹液」が、材木の表面にしみ出し

たものです。


また、材木がひねった様に変形しているのは、やはり、原木の乾燥が十分でなかった為に、

建築後に材木に乾燥が生じて、ひねった様な変形を起こした訳です。




昔の、宮大工なら、こんな間違いはしなかったでしょう!

意外と、「建築士」でも、こう言う「木の性質」をわかっていない人が、ほとんどです。


…これらの現象は、宮大工が言う、「木があばれる」状態です!



実は、先ほどの、「ボルトが緩む」現象も、材木が乾燥して「収縮」が起きた為に、起こ

った現象だったのです。




世の中には、こんな事も分からずに、「欠陥だ! 欠陥だ!」と、大騒ぎして、やる必要

が全く無い、「裁判」を起こさせる建築技術者が居るのは、誠に恥ずかしい事であります。



多くの「大工」が「建築士」を馬鹿にし、腹いせにワザと「欠陥建築」を造ったりするのは、

「建築士」が「伝統建築」をほとんど知らず、「木があばれる事さえ知らない。」からなの

です。



多くの「欠陥建築裁判」で、全く勝てない理由は、「欠陥の様で欠陥でない不具合」が、多い

事も起因しています。



皆さんも、もし、「これは欠陥かな?」と、疑問を持ったら、まず、「欠陥建築バスターズ」

の調査をご依頼ください。


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秘密兵器100万円也!(雨漏りはこれでわかる!)

2013年07月22日 10時04分37秒 | 建築家(建築士)に用心



『現代の非破壊ハイテク調査』



皆さんは、「赤外線サーモグラフィー」なるものを、ご存知でしょうか?


これ、「新型インフルエンザ」が流行った時に、空港で熱のある患者を発見するのに使用しま

したね。



「熱を持った物体は、赤外線を発する。」事を利用して、温度差を色で示す装置です!





こんなものを、「欠陥建築調査」の何に使うかと言いますと、「雨漏り検査」や「ヒビ割れ

検査」に使用します。



雨漏りの場合、濡れた場所は、他より温度が低いので、「雨漏り箇所」は青く映ります。

また、「ヒビ割れ」しているコンクリートの場合、ヒビのある場所は、「放熱」されて、

やはり、他より温度が低くなるので、これも青く映ります。




…こんな風に、非常に役に立つ道具なのですが、「値段が高い!」のです。



「調査員」一人一人に、こんなハイテク機器を所持させたいのですが、一台100万円もする

ので、なかなか難しいです。




「非破壊調査」も得意な『欠陥建築バスターズ』は、日本を代表する「建物調査会社」に成長

致しました。

皆様の、熱いご支援があればこそ、なし得た事でございます。




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