欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

夏を涼しく過ごす方法(窓の開け方を工夫しよう!)

2014年08月09日 09時24分49秒 | デザイナーズ住宅の欠陥





『窓は全開せずに、細く開けましょう!』



よく、夏の暑い時期に、外を散歩していますと、『窓を全開した家』を

見かけます。



…ところが…

これ、意外と『換気効率』が悪い場合が多いのです!



暑い空気を外に出して、涼しい空気を中に入れる、『重力換気』ができれば

涼しく快適な環境を作れます。



『重力換気』と言う換気方法は、換気扇のような機械を使わず、換気する

安上がりな換気方式です。



…暑い空気は、軽いので部屋の天井近くに集まります。そして、比較的

冷たい空気は、重いので、床の近くに溜まります。



この時、もし、窓をいっぱいに開けると、外から入る風で、上手に部屋の

空気を換気出来ない場合があるのです。



この様なときは、『窓を少しだけ開ける』様にしましょう。

…この『少しだけ』が、難しいですよね^^


実験では、窓の開け幅を1、窓の高さが8の比率の時が、一番換気効率が

良かったです。



…つまり、『掃き出し窓』ならば、20センチ開ければ、最高の換気が

出来る計算になります。




『是非、皆さんも試してみてください。』

『この方法と、遮光フィルムをガラスに貼る方法を併用すれば、もっと快適

に夏を過ごせます。』



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