欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

24時間換気と『PM2.5』『放射性物質』『プルトニューム』

2014年02月28日 09時25分39秒 | デザイナーズ住宅の欠陥



『シックハウスが、怖いか? それとも、肺ガンが怖いか?』



最近は、聞かなくなった言葉に『シックハウス症候群』と言うのが、

あります。



今は、24時間換気設備の設置が義務づけられ、常に部屋の空気を、「換気」

していますから、室内に放散される「ホルムアルデヒド」濃度も、大した事

ないでしょう。



…しかし…

「換気」をすると、言う事は、「外の空気が、室内に侵入する事でもあります。」


と、言う事は…

『PM2.5』や、福島から気流に乗って流された『放射性物質』、特に吸い込んだ

ら、20年以内に非常に高い確立で「肺ガン」になる『プルトニューム』も、

「換気」によって、室内に侵入し、呼吸によって、「肺の奥深く」まで入り込んだ

に違いありません。



24時間換気で、「シックハウス」は無くなっても、これから、「肺ガン」の患者

が、爆発的に増えるのではないでしょうか?



昔、アメリカの砂漠で、「西部劇」の撮影が行われました…

その場所は、アメリカが、太平洋戦争末期に、「プルトニューム型原爆」の試験を

した場所です。(その後、長崎に、同形原爆を投下した。)



そこで、西部劇の撮影に参加した、「俳優」「カメラマン」「監督」「スタッフ」の

全員が、「肺ガン」で死亡しています。





…プルトニュームは、アルファ線を出す、「放射性物質」です。

このアルファ線を計測出来る「線量計」は、日本にはほとんどありません。

当然、役所にも(保健所)、福島の東京電力にも、当時ありませんでした!


ハワイの米軍基地では、福島からジェット気流に乗って来た「プルトニューム」

を、観測したそうです。

そのレベルは、過去に観測した「最大の観測値」の、なんと『2000倍以上』

だったと、言います。



北関東から、静岡あたりまで、高い濃度の「プルトニューム」が、空から舞った

はずです!


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『大工の測量』に喝!

2014年02月27日 09時25分21秒 | デザイナーズ住宅の欠陥




『測量器具の使い方位、大工でも覚えなさい!』



私は、プロなのに、「道具の使い方が悪い!」とか「知識がない!」事に、

いつも、イラッとします。



先日も、現場で大工が、「レベル」と言う測量器具を使って測量をして

居ました。



この「レベル」なる測量器械は、写真の三脚よりもごつい「三脚」の上に

のせて使用します。



この時に、機械は水平に設置される様に、油の中に空気の泡が浮かんだ、

「円形気泡管」と言う装置で、水平を取ります。



ところが、横で見て居ると、「ちゃんと、水平を取っていない!」のです!

おまけに、作業中に「三脚」を蹴飛ばしても、そのまま「作業続行」して

いるではないですか。



きっと、この家の基礎は、最初から「傾いた」状態で完成するでしょう。



この現場、私の調査とは、全く無関係な「住宅建築現場」です!

看板には、神戸市内の「建築設計事務所」の名前が…



『この家は、最初から、欠陥住宅なのです!』


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『家』も『大地』も常に動いている!

2014年02月22日 09時38分33秒 | デザイナーズ住宅の欠陥



『台風の後に、建具の具合が、変化する事もある!』



一見、動かない様に見えるモノが、実は、動いて居る事があるのです!


『大地』だって、日々動いているのを、ご存知でしょうか?

10キロメートルに付き、0.2ミリ位は、毎日、常に動いています。

国の「電子基準点」では、常に、日本列島の「動揺」を測量しています。



また、「地盤沈下」「不等沈下」も、常に起きて居ます!

私が調査した家は、家の南側だけが、北側よりも20センチも低くなって

居ました。

典型的な「盛り土」による、「不等沈下」でした。



…頑丈そうに見えて、びくともしない様に見える「住宅」だって、「微動」

を繰り返しています。



よく、漆喰壁の下に、白い粉が落ちていませんか?

これ、家が「微動」した時に、「漆喰壁」の一部が、粉になって落ちた

モノなのです!



…こんな事もあります…

台風の後に、「建具の調子が悪くなる!」

…これも、「家が強風で動いた」可能性が高いです!



特に、「古民家」の様な建物は、「壁が少なく」、強風によって、常に

建物がゆすられて居ます。

実際に、「強風が吹いた後に、建具に異常が起こる事が多い」のです。




『家』も『大地』も動く事を知る事で、長期的な建物の管理に生かして

頂きたいと思います。


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見えない地下の川『水脈』が家を傾ける!

2014年02月16日 09時32分56秒 | デザイナーズ住宅の欠陥



『地下水脈に注意する建築家は、ほとんど居ない怖さ!』


もし、私達の足下に「川が流れている!」と、言われたら信じますか?

しかし、実際、そうなのです!



東京の地下鉄の設備は、「アンカー」と言う船のイカリみたいなもので

固定しないと、「地下水」で浮き上がってしまうのです。



井戸水を利用してた頃は、この「地下水脈」を「龍脈」と表現して、

「風水的に良い土地」とされて居ました。



しかし、あまり、浅い地層に「水脈」があった場合、その上に家を建て

ると、「必ず家が傾く」ので、この様な場所には、絶対に家を建てません

でした。



昔の年寄りは、「竹や笹が茂ってる山肌には、家を建てるな!」と、

言ったものです。



これは、竹や笹が、大量の水を必要とする植物で、これらが茂る場所

には、必ず「地下水脈」があるのです!



この様な場所の地盤は、「地下水脈」の流れる方向に、ゆっくり移動

します。



傾斜した地域でしたら、建てた家は、「必ず谷川に傾斜」して行きます。



…ならば、地中に「杭」をうてば、大丈夫ではないか?


そう、思われますか?





残念でした!

地下数メートル位の短い「杭」では、何の役にもたちません。



実際に、「家が傾いている」ケースのほとんどが、ちゃんと、基礎の

下に、「杭」がうってあるのです!




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『縦穴式住居』は古民家の原型!

2014年02月15日 09時25分06秒 | 建築のうんちく



『快適、安上がり、堅牢な縦穴式住居!』



皆さんは、「竪穴式住居」で生活された事がありますか?

私は、あるんです!



家の前が、雑木林でしたので、子供の頃、直径3メートル位の小さな

「竪穴式住居」を自分で作って、夏も冬も、住み心地を研究しました。



この「竪穴式住居」と言うのは、夏は涼しく、冬は温かいのです!

冬に、内部の「炉」で火を焚くと、汗をかくほどに、温かいです。



内部で、火を焚いても、ちゃんと、煙が屋根の方から、自然に出て行きます!



…「竪穴式住居」は、石器時代後期から、奈良時代まで使われました。

それもそのはずで、どこにでもある材料で、簡単に作れます!




皆さんは、なぜ、「竪穴式住居」の土間が、低くなっているか、分かりますか?




もし、地面と同じ高さに「土間」を設けると、「雨水」が「土間」に侵入

して来ます。

それだけでなく、「ヘビ」「ダニ」「害虫」まで、屋根と地面の間から侵入して

来てしまいます。



また、「竪穴式住居」は、壁が無いので、もし、「縦穴」にしないと、建物内部

で、人が立ち上がった時に、屋根が低いので、頭が屋根にぶつかるんです!




…最近になって、「ドームハウス」みたいな、「壁の無い」屋根が壁の役目も

兼ねる住居が、登場してきていますが、こんな、アイデアは数千年前に、もう

あったんですね^^




この「竪穴式住居」に壁の付いたものが、「古民家」のスタイルへと変わって

行きます。






…この『竪穴式住居』を、もっと、現代的に、使い易くした家を、研究中です!

永住する「住宅」にも最適だと思いますし、災害地域の「仮設住宅」、また、

戦争難民の「難民キャンプ」にも応用出来ると、思います。




現代の「建築基準法」に従って、「現代的竪穴住居」を設計した場合、発電用

「太陽電池パネル」「浴室」「トイレ」「キッチン」を装備して、4人家族が

使用可能なモノを建てた場合、費用は、最低で500万円位から可能です!




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