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父の詫び状

2006年10月06日 | 映画・TV・音楽・本
向田邦子著書のエッセイを読みました。

はずかしながら、わたすは向田邦子さんの本を読んだことがなく、これが初めて読んだ彼女の本。
彼女の幼い頃の家族との思い出話が中心で、可笑しかったり、せつなくなったり。読んでいるうちにわたすの幼い頃の思い出もよみがえって、ニヤニヤしたり、目の奥が熱くなったりしました。
向田邦子という人が、こんな魅力的な人物だったとは知らなかった。
にしても、彼女の文章はすばらしい。口で言えても文章にするとなるとなかなか難しいことを、簡潔であっても豊かな表現で書かれています。気づけば夢中で読んでて、もう少しで下車駅を乗り越しかけたことも。
なんだか温かな気持ちにしてくれる本でした。


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