古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十九章 乍恐奉願口上書付 其の五

2015年02月09日 07時43分30秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第一頁、九~十行目

 

解読 殊同日西風烈敷多方ニ手縄

    ヲ付御座候。然ルニ田并浦若ひ

読み 殊に同日西風烈しく多方に手縄

    を付け御座候。然るに田並浦若い

解説 「殊」・・・この字は教えて貰わないと読めません。殊に。 次は訂正して右側に、「同日」と書き添えています。 「西風烈敷」・・・西風が烈しく。 「多方ニ」・・・「多」の崩しは「両」かもしれません。しかし二本では少ないと思うので、何本もと言う意味で「多方」としました。幟が倒れないように、何本もの手縄を付けて倒れないように支える事。 「手縄」・・・幟を支える手綱。手ツナ。 「ヲ付御座候」・・・を付けました。 「田并浦」・・・田並浦。「浦」が難しい。推定で読みます。 「若ひ」・・・若い。