古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十九章 乍恐奉願口上書付 其の十三

2015年02月17日 07時05分17秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第二頁、上の十一~十二行目

解読 大勢ニ薪飛ろひ立られ、當村

    居在之者薪類甚不自由一ト廻り

読み 大勢に薪拾い立てられ、当村

    居在の者薪類甚だ不自由、ひと廻り

解説 「薪飛ろひ立られ」・・・「飛」は変体仮名の「ひ」です。拾い立てられ。拾いまくられる事。 十二行目最初は、「居在」・・・住んで暮らしている。「者」は何度も出ますが、形で覚える。 「薪類」・・・「類」も難解。 「甚」・・・はなはだ。「甚」も形で覚える。 「不自由」・・・不足して困ること。 「一ト廻り」・・・「廻」が正しいかどうか、意味がよく判りません。「一ト通り」とも読めない事はありません。