古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十九章 乍恐奉願口上書付 其の二十一

2015年02月25日 07時15分39秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第三頁、通算十三~十四行目

 

解読 可申段申聞若連中之者共

    一言之申訳も無之其邊之

 

読み 申すべき段申し聞かせ、若連中の者ども

    一言の申し訳もこれ無く、其の辺の

 

解説 「可申段」・・・申すべき段。上げノボリにすると言う次第を。「段」は「何々の次第」、「経過」。 「申聞」・・・申し聞かせ。 「若連中之者共」・・・「若」・「者」が難しい。 「一言之申訳も」・・・一言の弁解も。言い訳も。 「無之」・・・これ無く。 「其邊之」・・・その様な。その程度の。