古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十九章 乍恐奉願口上書付 其の十八

2015年02月22日 08時04分48秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第三頁、上の七~八行目

 

解読 私手前ニ呼寄、頭立評談之

    上如何之致し方不埒成事共

 

読み 私手前に呼び寄せ、頭立評談の

    上、如何の致し方、不埒成る事ども

 

解説 「私手前に」・・・私の所に。 「呼寄」・・・読むのは困難です。呼び寄せ。呼んで来させる。 「頭立」・・・『かしらだて』・・・ 五人組の長となる人。 「評談」・・・評議して相談する。 最後の字は「之」。 「評談の上」・・・相談の上で。 次は「如何之致し方」・・・「如何」、『いかが』、が難解です。この字はどこで出ても読むのは難しい。・・・「どうかと思うやり方」。 「不埒成」・・・『ふらちなる』、けしからぬ。道理に外れた。 「事共」・・・この辺も薄くてわかりません。事など。