古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十九章 乍恐奉願口上書付 其の十九

2015年02月23日 05時26分34秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第三頁、上の九~十行目(行数は前の画像の続き)

 

解読 呵付、元来右幟り新ニ出来已来、

    再三ニおよひ下村若ひ筋と相論

 

読み 叱りつけ、元来右のぼり新たに出来以来

    再三におよび下村若い筋と相論

 

解説 「呵付」・・・「呵」は「しかる」、「とがめる事」、叱りつけ。 「元来」・・・『がんらい』、元々。 「右幟り新たに出来已来」・・・右の幟が新しく出来てから以来。「已」は読むのは困難です。「出来已来」は『しゅったい以来』と読む。 「再三ニおよひ」・・・何度も。 「下村若ひ筋」・・・「筋」は関係の者。関係筋。下村の若い連中の事。 「相論」・・・互いに論じ合うこと。