古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十九章 乍恐奉願口上書付 其の十七

2015年02月21日 08時14分21秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第三頁、上の五~六行目

 

解読 振舞致し候而者、何等趣意拒ミ

    等相重り候道理ニ付、則若ひ者共

 

読み 振る舞い致し候ては、何ら趣意拒み

    など相重なり候道理に付き、則ち若い者ども

 

解説 (右等の)「振舞」・・・『ふるまい』。行動・おこない。右の様な行い。 「致し候而者」・・・右の様な行動をしては。「候而者」もたいへん読みにくい。 「何等」・・・『なんら』。何も。 「趣意」・・・目的とする考え。 「拒ミ等」・・・『こばみなど』、拒絶するなど。 「相重り候道理ニ付」・・・重なってしまう理屈なので。重複してしまう事になるので。 「則」・・・『すなわち』。 「若ひ者共」・・・「若い者共」。青年たち。 文字の薄いのは現物の字が薄いのでご辛抱下さい。後の方が多少濃くなります。