古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十九章 乍恐奉願口上書付 其の四

2015年02月08日 08時54分18秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第一頁、上の七~八行目

 

解読 奉納三反幟りニ而、少シ風吹候節

    抔壱人差シニ難成大幟り之儀

 

読み 奉納三反幟りにて、少し風吹き候節

    など一人差しに成り難く、大幟の儀

 

解説 「奉納」・・・天満宮へ奉納した。 「三反幟りニ而」・・・三反の大きさの幟りで。「反」は布の大きさの単位。 「少シ風吹候節抔」・・・少し風が吹いた時など。「抔」は『など』。 「壱人差しニ難成」・・・「差し」はのぼりを持つ事を言います。又幟を持つ人の事も「幟差し」と言います。一人で持つ事が難しく。 「大幟之儀」・・・大きい幟(のぼり)に関しては。