古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十九章 乍恐奉願口上書付 其の二十

2015年02月24日 07時36分16秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第三頁、通算十一~十二行目

 

解読 等も有之右のぼり私手前江

    取上介神主方へ上幟りニ致

 

読み (相論)等もこれ有り、右ノボリ私手前へ

    取り上げ神主方へ上げノボリに致し

 

解説 「等も有之」・・・相論などもこれ有り。話し合いなども有って。 「右のぼり、私手前江」・・・本業も字が薄くて、且つ上手とは言えず、ほとんど読めません。右のノボリは、私のところへ。 「取上介」・・・取り上げ、(没収し)。「介」は変体仮名の「け」です。 「神主方へ」・・・「主」も超難解文字。 「上幟りニ致」・・・神様に供えるノボリとすること。