古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十八章 極窮者江救合取替遣帳其十八

2015年02月02日 08時36分51秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「極窮者江救合取替遣帳」第六頁、上の四~七行目

 

解読 此節、五拾目御救被下

    候ニ付、左の名前之者共へ

    頭立組頭両役人立合

    割符遣し申候。已上。

読み 此の節、五十目御救い下され

    候に付き、左の名前の者どもへ

    頭立て・組頭両役人立ち合い

    割り符遣わし申し候。以上。

解説 「此節」・・・読みにくい処です。一文字に見えますが、「此」と「節」の二文字です。じっくりと眺めてください。「このたび」。 「五拾目」・・・「拾目」が難しい。 「御救被下候ニ付」・・・お救い下されましたので。 「左の名前の者共へ」・・・左に書いている名前の者どもへ」「前」が難解。「へ」と次行の「役人」の「人」が同じに見えますが、流れで読みます。 「頭」・・・形で覚える字。 「組頭」・・・「組」の字は、上から書き直しているので、読みにくいです。 「両役人立合」・・・「人」は「へ」とほとんど同じに見えます。 「割符遣し申候」・・・分配の書類を二通作成して、割り印を押して確認した。 以下個人名と割り当て銀札目数が続きますが、省略します。