古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十九章 乍恐奉願口上書付其の二

2015年02月06日 07時43分36秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第一頁、上の三~四行目

 

解読 ニ御座候処、折節御慎觸承仰

   祭禮之式延し置、當月二日ニ

読み (祭礼)に御座候処、折節御慎触仰せ承わり

   祭礼の式延ばし置き、当月二日に

解説 今日の画像はカラーでスキャンしましたが、あまり代わり映えしません。御免下さい。読めない箇所は、解読通りに読んで下さいますようお願いします。 「御座候処」・・・「座」が大きく、「候」は小さな点になっています。 「折節」・・・これも読み取り困難です。ちょうどその時。 「御慎觸」・・・これも読み取り困難です。慎んで触れる。お達しを告げる事。 「承仰」・・・薄い字で読めませんが、串本町史に依りますと、「仰せを蒙る」となっていますが、「仰せを承る」の方がよいと思います。 四行目最初は「祭禮之式」・・・祭りの儀式。 「延し置」・・・延期して。 「當月二日ニ」・・・ここが一番易しいです。