古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十八章 極窮者江救合取替遣帳 其十九

2015年02月03日 07時22分19秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「極窮者江救合取替遣帳」第七頁、上の一~三行目

 

解読 一、合五拾匁也

    右者□□様より村内

    極窮之者共へ両度ニ銀(札)

読み 一つ、合わせて五十匁也

    右は□□様より村内

    極窮の者どもへ両度に銀(札)

解説 「合」・・・「合わせて」と読む。 「五拾匁也」・・・「拾」と「匁」が超難しい。 「右者」・・・「者」がこれだけでは読めません。変体仮名の「は」。文章の流れで読む。 「□□様」と名前は伏せ字にしておきます。 「極窮」・・・『ごっきゅう』。非常に困窮している事。 「者共へ」・・・「へ」は通常「江」と漢字で書きますが、ここでは現在の様にヒラカナを用いています。 「両度」・・・二回にわたり。「両」の崩しは形で覚える。 最後の「銀」も難しい。  上部に「一」の字が並んでいる様に見えますが、コピーの失敗です。無視して下さい。