潮御崎神社古記録「乍恐口上」第十一ページ、上の七~八行目
解読 ニ而左様之無例義不罷成候与申候得共、達而
色々与申候処其儀ニ而候ハゝ、正月十八日ハ納
読み にて左様の例無き義罷り成らず候と申し候えども、達て
色々と申し候処、其の儀にて候わば、正月十八日は納め
解説 「左様之無例義」・・・左様の例無き義。その様な前例の無い事は。 「不罷成候与」・・・罷り成らず候と。罷り成らんと。出来ないと。 「申候得共」・・・言ったけれども。回答したけれども。 「達而」・・・断って『たって』。「達」は当て字です。強いて『しいて』。 「色々与申候処」・・・色々と言ってくるので。 「其儀に而候ハゝ」・・・神社とすれば、三ヶ浦がそれほどしたいのなら。 「正月」・・・「正」のくずしも覚えましょう。 最後は「納」。