古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十八章 潮御崎神社・古記録その二十六

2013年07月09日 05時06分07秒 | 古文書の初歩

 

潮御崎神社古記録「乍恐口上」第七ページ、上の三~四行目

 

解読 的之祝義計仕納来候事。

    一、霜月朔日ニ地下中古来より霜月とら与申私

読み まとの祝い義計らい仕り納め来たり候おん事。

    一つ、霜月朔日にじげじゅう古来より霜月とらと申し、私

 

解説 (私一人で)「的の祝い義」・・・お的の祝いの儀式。「義」はここでは、「儀」の意味に解釈しておきます。「儀」は「儀式・礼式」。 「計らい仕り納め来たり候御事」・・・取り計らいさせて戴き、お宮に納めて来たと言う事実。「計」は「斗」の字に似ています。 「一」・・・ひとつ書きの第八項目目『め』。 最初の字は「霜月」・・・旧暦の十一月。 次も難しいですが、「朔日」・・・『ついたち』一日。何度も出て来ます。 「地下中」・・・『じげじゅう』。村中『むらじゅう』。「治下中」『じげじゅう』と言う言葉も同じ意味に使われる事もあります。 「霜月とら」・・・この意味は分かりません。 「与」・・・「と」。 最後はかすれていますが、「私」。