勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

一周切符

2005-06-15 23:08:19 | Weblog
 首都をぐるぐる回る山手線、「一周して戻る切符」というのがあるのをご存知?
正確には一周して戻るというための切符ではない。通常、同じ駅で改札を出入りするには入場券が必要であるが、入場券では電車に乗れない。しかし山手線に乗って一回りして、乗った駅で改札を出るにはどうすればいいか。
ちょっと難問。しかしJR東日本には回答マニュアルがある。
初乗り区間の往復切符(260円)を買えばいい。一周34.5㌔は通常の運賃体型では460円だが、山手線では実際の乗車経路に関係なく、最短経路で計算できる特例があるという。最短経路の往復切符の帰りで、出発駅まで大回りしたと解釈するわけである。
鬱陶しい梅雨空には、こんな方法で山手線一周をして、それぞれの駅構内にあるお店巡りも退屈しのぎに面白いかもしれません。
雨に濡れて紫陽花が生き生きとしていました。
2005.06.15

沈黙は金、雄弁は銀

2005-06-14 23:56:19 | Weblog
 このところ、どこかの兄弟の確執が、メディアを賑わしている。父親の死によって再び、そして俄かにクローズアップされた二人の仲。現役時代に偶像化された理想の兄弟像は、見事に崩れ落ちてしまった。
口数の少なかった弟は今、メディアを通して自らの意見を雄弁に主張し始め、反対に兄は「プライベートな事柄で世間を騒がせることは、父も望んでいないに違いないので、コメントは控えさせていただきます」と、ここでも対照的だ。

骨肉の争いはよくある話、彼らが特別ではない。しかし有名であるが故にメディアの恰好の餌食になり、その動向が注目される。
どちらにも言い分はあるだろう。しかし、それをマスコミ相手に語ることが果たして得策なのか。どちらが正しく、どちらが誤まりであるか、という次元では語れない問題のような気がする。

そこで思い浮かぶ諺がある。《沈黙は金、雄弁は銀》  「Speech is silver, silence is golden」西洋の諺である。
沈黙を守るということは難しい。誰しも言い訳をしたいものだ。以前このブログでも紹介したが、決して言い訳をしない友人がいた。それは見事だった。今回もお喋りな我が身に照らしてみて、もう一度この《沈黙は金、雄弁は銀》 という諺を噛みしめ、二人に学ばせてもらおう。
2005.06.14

ブログ利用率18.4%

2005-06-13 20:36:16 | Weblog
 出版社イレブンスのまとめた「インターネット白書」によると、ブログの利用率が2割近くに達し認知度も7割を超え「この一年でブログはすっかり定着した」としている。
調査によるとブログを開設するなど「利用している」のは18.4%で、前年の2.5%から大幅に上昇。世代・男女別では20代女性が27.8%で最も高く、我が50代以上は男女とも1割前後にとどまるそうだ。我が世代、ちょっとさみしいが、頑張らねば。

        
 ところで皆さんは、自分のブログに当然愛着があると思いますが、このブログ、延々と保存されていくのでしょうか。ちょっと心配ではありませんか?
そんな心配はCDに保存すれば解決するのだろうが、アナログ世代の僕にとって、形になっていないとどうも不安である。
そこで考えた。その日その日の記事をプリントして残しておけば安心であると同時に、ライブラリーにもなる。
2月2日にはじめた全ての記事をプリントし、ホルダーに収めてみた。

カレンダーから日にちをクリックすると、その日の記事だけが表示され、プリントし易い。タイトルをクリックすればコメントもでるが、そうすると一枚で収まらなくなり、ちょっと大変なので、それは我慢した。
画像も綺麗にプリントしたいので、エプソンのスーパーファイン紙を使ってみたが、こんな事もブログの楽しみ方の一つかもしれない。
2005.06.13

もったいない

2005-06-12 23:55:22 | Weblog
 今年3月に来日し、日本語の「もったいない」という言葉に感銘し、この言葉を世界に広めたいと言った、ケニアの環境・天然資源省副大臣ワンガリ・マータイさんという人がいた。 

昨日の朝日新聞のコラム「らいふ」の中で、現役最高齢の医師日野原重明氏がその「もったいない」についてこう言っています。

93歳・私の証 「あるがまま行く」 からの抜粋。
        
「もったいない」を広める
 私の生まれ育った明治や大正初期の家庭では、おわんの中にごはんつぶを二つ、三つ残しただけで、親からきつく注意されたものです。 
 大人も子供も使い捨てに慣れ、もはや「もったいない」という言葉は日本の家庭から消えてしまったのでしょうか。そんな風に思っていたところに現れたのが、ケニア環境・天然資源省副大臣のワンガリー・マータイさんでした。彼女は森林の少ないケニアで、30年ちかくにわたり、草の根の植林運動を続けた功績が認められて、昨年ノーベル平和賞を受賞しました。
マータイさんは、「もったいない」という日本語は英語などでは表現しにくいが、素晴らしい言葉だと感じたようです。そのまま自分の母国や外国に持っていって、世界に普及させたいとさえ話されているようです。
 昨年スマトラ沖の津波災害の時には、世界中で「津波」という日本語が「Tsunami」と報道されていました。[Mottainai」という素晴らしい言葉を生んだ日本では、もはや「もったいない」心を失った世代の人が増えつつある事は、なんと矛盾した話でしょうか。そうならないために、我々老人世代は、第三世代である子供や若者たちに、このよき言葉のもつ意味をしっかり伝えていきたいものです。
日野原重明


この記事を読んで思うことは、身の回りにはなんと無駄の多いことか。そして使い捨てに慣れた我が身を振り返ってみてもそれは言える。今、盛んに取り沙汰されている、クール・ビズについても、地球温暖化防止という大義名分はあるが、無駄な電力を使わないということでもある。チーム・マイナス6%の会員になった僕としても、「もったいない」と「ケチ」とは違うことも含め、今一度「もったいない」を考えてみようと思いました。
2005.06.12

傘の日

2005-06-11 21:36:59 | Weblog
 昨日も取り上げたが、関東地方は昨日梅雨入りし、暦の上の梅雨の今日、6月11日は傘の日だそうだ。
梅雨はうっとうしいが、絵や小説にはなりやすいらしい。

朝日新聞の「天声人語」からの抜粋です。
 永井荷風の「濹東綺譚」の一節から、「私は多年の習慣で、傘を持たずに門を出ることは滅多にない」そんな男の傘に、「そこまで入れてってよ」といいつつ、女が首を突っ込んでくる。 
梅雨の日の情景だが、僕にこんな事がある筈もないので、別の話にしよう。

これも同じ「天声人語」から。
 「愚か者だけが人に貸すというものが三つある。また、貸したものが返してもらえる思ったら、これ程愚かな事はない。それは、本、傘、金だ」 
英国のユーモア作家、ダグラス・ジェロルドの言葉という。なるほどである。
前者の二つも大事だが、お金の場合は始末が悪い。よく言われることだが、どうしても貸さなければならない場合の方法として「私にはそれだけのお金を用意できないが、その一部ならある、これは返さなくてもいいから後はどうにか都合をつけてくれ」と言うのがいい。
また「あなたという友人を失いたくないから」という手もあるが、これは勇気がいる。しかし、失ってもいいのなら、方便として使うのにはいいかも知れない。

もう一つ傘の話。
 傘は小さな別世界を作る。「夜目遠目笠の内」とも言う。傘もまた、その下の淡い陰で人をぼんやりと包む。
傘をさすと、美しい人はより美しく、それなりの人も美しく、そうでない人もそれなりにしてくれる。
うっとうしい梅雨の日に傘をさして、あなたもより美しくなってみませんか。
2005.06.11

梅雨入り

2005-06-10 22:39:32 | Weblog
 気象庁は10日、関東甲信地方と九州北部地方(山口県を含む)が梅雨入りしたとみられると発表した。関東甲信地方は昨年より4日遅く、平年より2日遅い。九州北部は平年より5日遅く、昨年より12日遅い。(時事通信)

昼前に降り始めた雨は夕方には本格的な雨となり、関東も梅雨入りだそうだ。今年の特徴は九州南部よりも早く関東が梅雨入りし、珍しい事だという。多雨も予想され、これから約一ヶ月半、うっとうしい季節になる。自転車が足代わりの僕にとって嫌な季節だが、それはそれで梅雨を楽しむことでも考えるか。

《そこで調べた豆知識》 
6月11日は暦の上で入梅。この日は「傘の日」です。  
雨の日になにげなく使っている雨傘の洋傘はもともとは日傘でした。古代エジプトの偉い人が日よけに使っていたのが始まりだそうです。

傘のおしゃれでも楽しみましょうか。
2005.06.10

栄枯盛衰

2005-06-09 21:05:04 | Weblog
 一昨日見事に花開いた孔雀サボテンは、今夜哀れな姿でその命を閉じた。しかしながらよくぞ2昼夜にわたって咲いてくれた。ブログで約束したので、その終わる姿もアップしてみました。
いつの世も、どの世界も、新旧交代、栄枯盛衰は世の習い。その命を閉じるのと入れ替わりに次の花が開いてきた。
一つが終わると次が咲き、しばらく楽しませてくれる孔雀サボテンに感謝。
         午後3時00分
        
         午後5時00分
        
         午後8時00分
        
      一つの花が哀れに終り、次の花がこんなに開いてきました。
2005.06.09

おめでとう!

2005-06-08 23:21:00 | Weblog
 サッカー・ワールドカップ・アジア最終予選、対北朝鮮戦2-0で勝利。
何かと話題の今夜の戦い。にわかサッカーファンの僕も、戦い前のテレビの過剰なバカ騒ぎにしらけながらも、テレビ観戦をした。ながら観戦であるが。
しかし、観客のいない試合をテレビで見ると、臨場感がいまいち伝わってこない。それは仕方のないこととして、3大会連続のW杯出場決定、めでたしである。

ところであなたは、スポーツの応援をするとき、どのような言葉で応援しますか?
「頑張れ!」といいますか?「負けるな!」といいますか?或いは違う言葉で応援しますか?

 韓国の呉 善花(オ・ソンファ)という人が書いた「ワサビと唐辛子」という本の中で面白い事をいっている。
韓国では応援に熱が入ると「イギョラ、イギョラ(勝て、勝て)」と声を張り上げる。ところが日本人の応援を聞いていると「ガンバレ」からやがて「負けるな」になる。これが不思議なのだそうだ。彼女から見ると「勝て」ではなく「負けるな」というのは、消極的で気の抜けたものに感じるという。
韓国人の好む唐辛子は、カーッと熱くなって、ハッハッといって口を開ける、ところが日本人の好みのワサビはツーンときて鼻を押さえて、口を閉じる。ここに受身で奥ゆかしさをよしとする日本人との国民性の違いを感じるというのだ。


まっ、今日の試合は負けなければ、引き分けでもいいわけで、「負けるな」が当たってはいるが・・・。
とりあえず負けなくて、いや勝ってよかったですね。
2005.06.08

孔雀の舞

2005-06-07 22:24:51 | Weblog
 数日前から咲き始めた孔雀サボテンが次々と咲き、今日も一輪咲いた。午後4時半に膨らみ始めた蕾が開くまでの約3時間半の姿を写真に撮って見ました。
          
          午後4時30分
         
          午後5時00分          
         
          午後5時30分          
         
          午後6時00分          
         
          午後8時00分         
         
あっという間に開き、その短い生命を閉じる。儚くも美しい孔雀の舞です。
2005.06.07 

梅雨入り前の露草

2005-06-06 21:42:27 | Weblog
 梅雨入り間近の今日は夏日とはなったが、からりとした初夏の日差しが気持よく、我が家のベランダでは、露草が今日の青空のような真っ青な花を咲かせている。
この花、好んで植えたわけではないが、鉢に一・二本生えていたものをそのままにしておいたら、こぼれた種があちこちで芽を出して、いつの間にか増え続け、こんなに咲くようになった。
        
この花の名は梅雨とは関係ないようで、朝露を受けて咲き始め、午後にはしぼんでしまうところから名づけられたようだ。雑草のようだが美しい青色の花を咲かせると、すがすがしさを感じさせてくれる。別名「蛍草」ともいうそうです。
学名を Commelina communis (コメリナ・コムニス)といって、花びらが三枚あり、うち二枚は真っ青で、下にある一枚は白く目立たない。
昔オランダに「Commelin コメリンさん」という名前の植物学者が3人いて、そのうち2人は有名になったが、もう1人は有名になれなかったところから名づけられたと言う。


何気ない花にも意味やいわれがあり、調べてみると面白い。そして何よりもよく見るととても美しいものだ。
2005.06.06 

ブログ三題

2005-06-05 22:36:01 | Weblog
 今やブログ人気は社会現象にもなりつつあり、メディアにも取り上げられる機会も多くなった。
そんな中で昨日と今日、朝日新聞で取り上げられた3つの記事を紹介します。

その1.「読者と生活」というコラムの相談室から
夫がブログ「オタク」に
 フリーライターの夫が最近ブログをはじめました。以来、頭にあるのはそのことばかり。私が目覚めると既にパソコンの前にいて、夕方帰ると、朝刊も開かずに続けています。仕事の締め切りをいくつも抱えているはずなのに一向に進まない様子で、家事の分担も忘れる始末。注意したところ「今後は一日一度しかアクセスしない」と約束したのに、翌日から同じことの繰り返しです。私がいなくなってもブログと幸せに暮らしていけそうで、「オタク」化した夫に愛情も冷めてしまいそうです。(東京都 団体職員 37歳)

その2.「教育」のページから
小学校からブログ発信
 インターネットのブログを活用する小学校が増えている。普通なら接点がない遠方の人と交流が始まったり、より多くの人のアイデアを募って問題解決の糸口を見つけたりするケースもある。一方で、トラブルを心配する声も根強い。さらに利用が広がるには、トラブル対策がかぎになりそうだ。

その3.「ぴーぷる」から
「欧州は止まらない」
 「ブログ外交」として駐日フランス大使のベルナール・ドモンフェラン氏が、日仏両語で個人のブログ発信をしているという記事です。

 
その1.に対する回答は、「ま、大目に見てあげてください、楽しいものなのだから」と言ってます。
その2.に対しては、それぞれの学校で工夫して、教育の幅を広げる手段として活用しているようです。
その3.大使のブログを見たい方はここ をクリックして下さい。

軽い気持ちではじめたブログ、僕もかなりオタクになってま~す。でも楽しいいですよね。皆さんはいかがですか? 
2005.06.05 

118番、知ってますか?

2005-06-04 23:14:10 | Weblog
 「110番は警察、119番は消防。では118番は?」
ご存知でしたか? 僕、知りませんでした。

不法操業や密輸、密航など海上での犯罪の取り締まりや、海難救助、船の安全航行の確保などにあたる、いわば「海の警察、消防官」が所属する海上保安庁、つまり「海保」が118番なのだそうだ。
 
長崎県対馬沖の日本の排他的経済水域(EEZ)で5月31日深夜、韓国漁船が立ち入り検査を忌避。乗り移った海上保安官2人を乗せたまま逃走する事態が起きた。
猛スピードで逃げ回る船に自船をぶつけて停止させる。海上保安官が操舵室まで乗り込んで、強引にブレーキをかける。
不審な船の取り締まりに当たる海上保安官たちが、最も緊張する場面の一つが、相手の船に乗り移る、この「強行接舷」だという。
今回、日本のEEZに入った韓国漁船に「ソンジャン、チョンソンハラ(船長、停泊せよ)」と対馬海上保安部の巡視艇は拡声器で呼びかけた。止まらない相手に強行接舷し、海上保安官3人が乗り込もうとした。しかし、うち一人は、深夜の真っ暗な海に転落。救助しているうちに韓国船は逃走し、両国の当局がにらみ合う事態となった。

               朝日新聞より抜粋

警察も消防も命がけの危険な仕事であることには変わりないが、この海上保安官の仕事も危険と隣り合わせの仕事である事には違いない。それにしてはこの「海保」の118番というのは、あまり身近でないだけに知らなかったので、覚えておこうと思いました。

ついでに最近中国との間でも問題になっている、排他的経済水域についても調べました。
排他的経済水域(EEZ)
 領海の基線からその外側200海里(約370キロメートル)の線までの海域(領海を除く)並びにその海底及びその下です。
 なお、排他的経済水域においては、以下の権利が認められています。
 1.天然資源の開発等に係る主権的権利
 2.人工島、設備、構築物の設置及び利用に係る管轄権
 3.海洋の科学的調査に係る管轄権
 4.海洋環境の保護及び保全に係る管轄権

2005.06.04 

一つ取って、一つ捨てる

2005-06-03 23:38:53 | Weblog
 僕は出かけるときは殆ど自転車に乗る。駅に行くにも、買い物にも、そして仕事にも。
自転車に乗っていて思うのは、歩行者の反応である。
今夜のように雨が降る時は、どうしても商店街の雨除けのある歩道を走ってしまう。人が歩いているときは後ろから自転車が走っていきますよ、という意味で小さく「リン」と一回だけベルを鳴らす。
若い人はすぐに反応して端によけるか、後ろを振り返って確認をする。ところが年配者になると、ことごとく反応が鈍い。先ず小さな「リン」では殆どが聞こえていない。辛うじて聞こえたようでもすぐには反応しない。
歳を取るということはこういうことなんだ、といつも思う。若いときに出来た事が、少しづつ出来なくなってくる。
記憶力、視力、聴力、体力、全てが衰えてくる。当然物事に対する反応も鈍る。若い頃にやったテニスやスキーも遠の昔に諦めた。それは40代に罹った椎間板ヘルニヤによる事もあるが、それも原因は老化といわれている。
つまりある時期を越えると、一つ歳を取る毎に何かを一つ失っていく。それを認めたくないが、あるとき嫌でも思い知らされる。自転車に乗っているといつもそれを感じるのである。

 今日の夕刊の記事の「高齢社会白書」によると90歳以上が100万人を超すという。100歳以上の人口も2万3千人で過去最高を更新し、65歳以上も過去最高で19.5%だという。
僕も遠くない将来、この中に入ってしまう。しかし歳を経て得た経験や能力もある。それを生かして活躍できる社会を白書は訴えている。


若いとき、自分が今の歳になるなんて考えてもいなかった。それは他人(ひと)のことだと思っていた。しかし確実に歳はとる。老化は嫌でもやって来る。その日のために今、何をやるかを考えて見ませんか?歳をとり、たくさんの経験を積むことはいい事でもあるのですから。
2005.06.03

一夜限りの命

2005-06-02 21:25:16 | Weblog
 数日前から一段と大きく膨らみ始めた孔雀サボテンの蕾が今夕7:00見事に開花した。
行きつけの薬局の店先で初めてこの花を見たときは、どちらかというと可憐で可愛い小さな花が好きな僕にとって、なんと可愛くないグロテスクな花だろうと思った。

或る日、そのお店の店主から挿し木をしたこのサボテンの鉢を戴いた。我が家で育て花が咲いたとき、その花の可愛さに感動したのは自分勝手だろうか?
それ以来、毎年ベランダを華やかに彩ってくれるこの花は、今ではなくてはならない我が家の一員である。しかしこんなに見事な花を咲かせながら明日の夕方にはその姿を閉じてしまう。なんとも儚い命である。一夜限りの命を精一杯開き、暗闇の中で咲くこの花の不思議。沢山の蕾が次々と我が眼を楽しませてくれることだろう。
2005.06.02

COOL BIZ(クールビズ)

2005-06-01 21:15:19 | Weblog
 衣替えの今日、地球温暖化防止を目的にした夏の軽装化(愛称・クールビズ)が始まった。
《夏、男性がネクタイを外せば、女性のひざ掛けがいらないオフィスになります。》 こんなキャッチフレーズで政府が始めた地球温暖化対策の一環としての夏の軽装の呼びかけは、冷房温度を28℃に設定し、エネルギー消費量を減らそうという試み。
何年か前、同じ様な趣旨で省エネルックなるものを推進した事があったが、結果は惨敗。 

そもそも普段からおしゃれに疎い輩が、ある日突然スーツを脱ぎ捨て「ただネクタイを抜き取るのではなく、涼しく、かっこよく、礼節を保てるスタイルの提唱」などと言っても、ドブネズミルックから抜け出せない連中が、すぐにかっこいいファッションを身につけられる筈もなく、省エネルックの二の舞にならなければいいが。

環境省では、あなたも「チーム・マイナス 6%」 の会員になりませんか?と、このクールビズの推奨をしている。
僕も早速入会し、会員番号8281をもらいました。これは地球温暖化防止のために、6つの事を心掛けましょう、というものです。それ程難しいことではありません。
6つの事とは、①冷房は28℃に設定しよう。②エコ製品を進んで買おう。③蛇口をこまめにしめよう。④過剰包装を断ろう。⑤アイドリングをなくそう。⑥コンセントをこまめに抜こう。この6つです。僕は車の運転はしないので、⑤を除いた5項目にエントリーしました。

会員になるとこのマークをもらえます。あなたもいかがですか?

≪クール ビズの狙い≫
2005年春、環境省は、京都議定書による地球温暖化対策の一環として、夏のオフィスの冷房温度を28℃としても涼しく快適に格好良く働けるビジネススタイルの一般的な愛称を公募し、審査委員による選考の結果、選ばれた愛称が“COOL BIZ(クール ビズ)”です。

2005.06.01