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【After Effects】UV マッピングを試す:Part 4 "スムース編"

2009-08-25 00:26:39 | After Effectsを使ってみる(161)~(165)

前回までの記事で、テクスチャーを貼り付けた画像に ジャギーが目立つので、プラグインを使った修正をやってみました。

3Dソフトから UVパスを出力する時点では、アンチエイリアスを適用していなので、ギザギザは仕方ないが、テキスチャー貼り付け後に より目立ってしまうケースがあり、テクスチャー、または UVパス の解像度などで改善の余地があるのか、今後調べてみようと思います。

市販のプラグイン「RE:Map」には、アンチエイリアスを施すメニューがあります。
しかし、「Youveelizer」にはアンチエイリアスの機能は無いので、フリープラグインとして公開されている「OLM Smoother」を使って効果があるか試してみました。

OLM Smoother は、アニメーション用なので、テクスチャーによっては効果が出ない可能性もあります。
ロウカラーのレイヤーに Youveelizer とOLM Smootherを適用しています。

Ae_0301

8bpc、16bpc、32bpcで、テストしてみたところ、8bpc が最良となりました。
16、32 でもアルファチャンネルのジャギーは、目立たなくなっています。

Ae_0302

次の画像では、布のしわ が、8bpc で滑らかな曲線となっています。

Ae_0318


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【After Effects】UV マッピングを試す:Part 3 "3Dソフト編"

2009-08-24 00:13:09 | After Effectsを使ってみる(161)~(165)

これまで UVパスを出力する方法を2回やりましたが、最後にアドビ ホームページで公開されている方法を試してみました。

対象の3Dソフトは、LightWave 3D です。

・準備するものとして、After Effects かPhotoshop で、垂直・水平方向 2種類の正方形 グラデーションを作り、16bpc 以上で保存します。

Ae_0315

・ボックスの3Dモデルを作って、新規のUVマップを作ります。

Ae_0292

サーフェイスエディッターの設定は、自己発光度 100% 以外は、0.0% にして、ノード編集をします。

Ae_0293

・"Mixer"のブレンドモードを"Additive" に設定します。

Ae_0294

・"Color Layer(1)" で、UVマップの設定をします。
「画像」には、準備した水平(U)方向のグラデーションを選択。

Ae_0295

「レイヤー追加」で、「グラディエント」を選択。
Red 255 のカラーとブラックでグラデーションを作成し、スムージングを「直線状」を選択。

Ae_0296

"Color Layer(2)"では、垂直方向(V)のグラデーション画像で、上記と同様に設定していきます。

Ae_0297

グラデーションの色は、Green 255。

Ae_0298


これで、サーフェイスの設定は完了です。

レンダリングの際は、アンチエイリアスとブラーはオフにします。

Ae_0299

・レンダリングした、UVパスの画像をAfter Effectsに読み込みます。

Ae_0316

3Dソフトで作った UVマップ も読み込むと位置合わせやテクスチャーの作成に使えます。

Ae_0317

プラグイン「Youveelizer」で、テクスチャーを貼り付けます。

Ae_0300

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【After Effects】UV マッピングを試す:Part 2 "3Dソフト編"

2009-08-22 01:19:45 | After Effectsを使ってみる(161)~(165)

前回のpart1 では、After Effectsだけで UVマッピングをやってみましたが、やはり3Dソフトで作成した 3Dモデルにテクスチャーを貼り付けてこその プラグイン「Youveelizer」なので、今回から3Dソフト「LightWave 3D」を使った作業をします。

LightWave 3Dで、UVパスを作成する方法は、アドビ サイトで紹介されていますが、今回は違う方法を試してみました。

3Dソフトで、3DモデルにUVパス の画像をテクスチャーにして貼り付ける方法です。

Ae_0305

OpenEXRと同等の、「浮動小数点」 高品質なビットマップ画像を使っています。

・レンダリング(OpenEXR)して、After Effectsで UVマッピング したのが下図です。
ロウカラー(Raw Sorce)を使用

Ae_0306


かなり歪んだ結果となりました。

歪んだ原因を調べるため、チャンネルで表示させると、グラデーションが均一に なっていない事が確認できます。

Ae_0308


実は、3Dソフトで使った UVパスの画像が高品質すぎて、3Dソフトでは正確な色が出せなかったようです。(グラデーションの作成方法に問題があり、LightWave で32bpc を読み込めます。 訂正記事 リンク
OpenEXR の画像は、Photoshopでも16ビットモードでの編集は、ガンマ値を変更します。
LightWave では、ガンマ値の変更のほかに、フィルター「HDR Exposure」を使うと補正されますが、色の情報は欠落してしまうので、結果は歪みが出てしまいます。

・次に試したのは、After Effects で作った 正方形のUVパス を32ビットPNG 形式で 出力して、3Dソフトでテクスチャーとして使ってみました。

Ae_0309

After Effects でUVマッピングすると、歪まずにテクスチャーを貼り付けできました。

Ae_0291

テクスチャーの設定は、3DソフトのUVマップを重ねて位置などの調整をしています。

Ae_0310


・ロウカラーだけでは、立体感が無いので、OpenEXRで出力した他のレイヤーと合成しています。

DiffShade

Ae_0312

Spec

Ae_0313

描画モードや不透明度を変えて合成すると下図のようになります。

Ae_0314

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【VFX】節約型 カークラッシュシーン

2009-08-18 23:13:02 | After Effectsを使ってみる(161)~(165)

お金をかけずに カークラッシュシーンを撮影するハウツー ビデオです。

車同士は衝突させず、ドライバーは一般人 というわけで、手前からバックで走行したシーンを逆回転で合成しています。

via.Filmmakerig.com

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【After Effects】UV マッピングを試す:Part 1

2009-08-18 00:37:24 | After Effectsを使ってみる(161)~(165)

2007年まで発売されていたAfter Effects のプラグイン「Walker Effects 2.0」のチュートリアルに、After Effectsで疑似的に 法線マップを作って、鏡面反射の効果を出す方法があります。

※Walker Effects の権利は、現在 Digieffectsが所有しています。

最近発売されたプラグイン「Youveelizer」は、3Dソフトで使われるUVマップによるテクスチャーの貼り付けを After Effectsでも出来るようにしたものです。

法線マップに比べると、UVマップは作りやすいので、3Dソフトを使わずにAfter Effects だけで UVマッピングを試してみました。

・まずは、UVパスの画像を作ります。
下図のような正方形のグラデーションを作りますが、大きさはテクスチャーのサイズに合わせます。

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After Effectsでは、カラーカーブなどで作れます。
Red チャンネルが X軸(U)で、Green チャンネルが Y軸(V) でBlue チャンネルは使いません。
描画モードは、「加算」

Ae_0297

UVパスの画像に Youveelizer を適用し、テクスチャーとなる素材を「入力 2」に設定すると、テクスチャーが貼り付けられます。

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・次に、UVパスのレイヤーを2個に分け、3Dレイヤーで 90°回転させて変形させています。

Ae_0299

ネスト化して、Youveelizer を適用すると、テクスチャーが変形して貼り付けられます。

Ae_0300

・次は、3Dソフトで UVマップを作成するように、数種類の図形をUVパス上に描きます。

Ae_0301

図形を1個ずつ3Dレイヤーにして、3Dビュー上にランダムに配置しています。
テクスチャーとなる、1個のコンポジションを作ります。
テクスチャーは、上図の図形を塗りつぶすように 素材を当てはめます。図形から はみ出してもOKです。
尚、これらの作業は、Photoshop でする方が作りやすいと思います。

Ae_0302

Youveelizer を適用すると、テクスチャーが貼られます。
貼られたテクスチャーは、カメラや3Dレイヤーを移動・回転させても ずれることはありません。

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・最後にAfter Effectsの色深度ですが、32ビットで行うのが最良となります。
16ビットでも、ノイズが少なくなりますが、細かな柄のテクスチャーを使うと 汚くなります。
8ビットは全く使えません。

Ae_0304

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