愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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サンダーランド-ニューカッスル

2011-08-21 19:40:58 | プレミアリーグ
観戦日 8/21(日)       

愛丸’s チェック
スタジアム・オブ・ライトでのタイン・ウェアダービー。
プレミアの2節で、この熱いダービーが見れるとは。
この両チーム、前節、強豪と呼ばれるチームとの開幕戦だったが、どちらも勝ち点1をしっかりゲット。
このダービーに賭ける意気込みも高まったことだろう。
サンダーランドはアンフィールドで先制されながらも追いついてのドローだったし、得たものは大きかったはず。
あの気持ちのまま、このダービーを戦えれば。
ニューカッスルは、ホームでアーセナルを迎えて、勝ち点3が取れてもおかしくない試合だったが、勝ち点1止まり。
ただ、相手はアーセナルだし、そう悪い結果ではない。
守備でのいい部分が見れたし、この試合も、堅い守りから流れをつかみたいところ。

サンダーランドは、終始自分たちのペースで試合を運ぶことができたが、ここってシーンでの決定力不足から最後まで1点が奪えなかった。
ギャン、セセニョンのコンビが、開幕戦よりも機能してたし、激しさも開幕戦以上。
入ってもおかしくないシュートも何どもあったし、ひとつ運を味方につければ、この試合を落とすことはなかった。
キャタモールの激しさで、この試合のヒートアップしたし、これぞ、ノースイーストのダービーと思わせる試合展開になった。
ただ、決定力の問題で、試合を落としてしまってはどうにもならない。
昨シーズンもD・ベントがチームを去ってから苦しんだように、ギャンだけではどうにもならない。
セセニョンが、ある程度計算できる戦力ではあるが、まだ、D・ベントの穴を埋めれるだけのものではない。
それに、ウェルベックもいなくなり、かなり前線は心もとない状態。
それでも、チャンスは作れてるし、ひとつきっかけが生まれれば、なんとかできそうだが・・・。
FKから1点を奪われ、さらに攻撃的に選手を投入したが、これが功を奏することはなかった。
イプスウィッチから期待の若手ウィッカーマンを獲得し、この試合で途中出場したが、これといったインパクトを残せず。
まだ18歳と若いが、10番を背負っており、高さも足元もかなり高いものがあるらしいが・・・。
積極性に欠ける面があったし、もっと自分がって気持ちが出てもいい。
そうでないと、ギャンを上回ることはできないし、背番号負けするだけに。
あれだけの高さがあれば、サイドからの攻撃も武器になるだろうし、クロスを主体とする攻撃になれば、アル・ムハダウィも活きてくるはず。
昨シーズン、この男を見て、これはいいサイドのプレーヤーが出てきたと思ったが、尻すぼみに。
今シーズンも2試合見たが、まだ、いい状態になさそう。
これが、クロスを主体にする攻撃に変わってくれば、サイドアタッカーも活きてくる。
決定機を決めれてれば、まだ楽に戦えたし、バーズリーも2枚目をもらって退場することもなかっただろう。
全てが悪い方に向いてしまった。
ニューカッスルは、してやったりの結果に。
この試合でもバートンの役割は大きかった。
激しいプレーが売りのキャタモールに試合の初めからどんどん仕掛け、相手の激しさを悪い方に引き出した。
この男もダービーってことで、熱くなる部分もあったが、前節でもそうだったが、どこかその気持ちをコントロールする術を身に付けたみたい。
サッカーというスポーツにおいて、相手をひとり減らすようなプレーが誉められることではないが、時にはそれも必要かも。
それをやって誉められるのが、このバートンぐらいか。
開幕戦ではジェルビーニョを、この試合ではバーズリーを。
ただ、この試合では直接バーズリーにちょっかいを出したわけではないが、相手をイライラさせたのは、この男の魂の見せ所にポイントがあったわけで、これから、バートンの果たす役割はかなり大きくなってきそう。
プレー面では、一番の不安箇所だと思われてた、左のR・テイラーが守備での不安定さを感じさせず。、それでいて、FKから値千金のゴールを奪ってみせた。
J・エンリケの穴を埋めるのはかなり時間がかかると思われたが、いきなり2節目でこの働き。
このまま、この男が、このポジションでレギュラーの座をつかみそうな勢い。
コロッチーニも安定した守備を見せたし、今シーズンのニューカッスルは守備で勝ち点を積み上げていくチームになりそう。
攻撃では物足りなさ満開だが、ここは時間が解決してくれるだろう。
点を取られなければ負けないわけで、パーデューは、このサッカーで今シーズンは戦っていくだろう。


スコア
0-1
<得点者> 
ニューカッスル   R・テイラー              

~愛丸's MVP~
クルル(厳しいシュートが何本か飛んできたが、ことごとくそれをセーブ。ハイボールへの対応もいいし、今シーズンは、さらに成長しそうな予感。DF陣の安定もあるし、この守備ブロックはかなり完成してそう)

アーセナル-リバプール

2011-08-21 00:53:49 | プレミアリーグ
観戦日 8/20(土)       

愛丸’s チェック
セスクがバルサへ旅立ち、ナスリもシティへの移籍が秒読み段階。
攻撃の主力がふたりもいなくなってしまいそうなアーセナル。
それでいて、ジュルー、スキラチがケガでCBにも不安が。
これに加え、開幕戦でのセントオフで、ジェルビーニョがサスペンションと、踏んだり蹴ったりのアーセナル。
ミッドウイークにはウディネとのCLのプレーオフがり、プレミアではリバプール、ユナイテッドの連戦。
これをどう乗り切るつもりなのか。
リバプールは、開幕戦で痛いドロー。
先制し、いい流れを試合を運べたが、勝利につなげることはできなかった。
果たして、このエミレーツでのアーセナル戦をどう戦うか。
相手が手負いの状態だし、攻撃的に振舞ってくれればおもしろいんだが・・・。

アーセナルは、あの強かった頃のアーセナルではなくなってしまった。
まもなく移籍が決まるであろうナスリが先発したが、これといった大仕事を成し遂げることはできなかった。
自陣からドリブルで持ち上がり、シュートまで持ち込んだシーンではさすがナスリと思わせるプレーだったが、これでも点が入ってないんだから、仕事をしたうちには入らない。
プロとして、まだアーセナルの選手だし、気を抜いた感じはなかったが、メンタルの部分ではどうだったか。
本来なら、この男に頼らずして、このリバプールから勝利したかったんだろうが、今はそうも言ってられない状況。
この試合、普段ならポゼッションで圧倒するはずだが、これまでのアーセナルらしさはひとつも見られなかった。
V・ペルシ、ウォルコット、アルシャビンとなんとかできるだけのポテンシャルを秘めた選手たちが、ひとつも仕事をせず。
というか、できなかったと言った方がいいかも。
いいボールが入ってこないし、この攻撃陣での子気味いいパス回しも皆無。
これでは、結果は残せないだろう。
挙句の果て、中盤で若いなりにがんばってたフリンポンも2枚のイエローを頂戴し、退場に。
これで、アーセナルは2試合続けて退場者を出すことに。
チームの状態がよければ、退場者を出すような事態にはならないはずだが、これが今のアーセナルを物語ってる。
退場者ならまだいいが、この試合では、コシェルニーが前半の15分にケガでピッチを後に。
ジュルーがいなくなった矢先に、レギュラーのCBを欠くことに。
こうおなったら、いち早くここを補強しないと、もっと目の当てられない状況になってしまう。
ベルマーレンが孤軍奮闘してたが、それでも2失点を喫してしまったわけで、若手でこれを凌ぐってのは、タイトルを諦めることに。
まだ移籍マーケットは開いてるし、噂に上ってる選手のうち誰かひとりを獲得しないと、CL圏も危うくなってしまう。
左に回ったサニャ、右のジェンキンソン、途中出場のミケルとそれなりにがんばってはいたが、これで負けたわけで、ベンゲルも悠長に構えてはいられないだろう。
この試合、日本期待の宮市がベンチに入ったが、この状況だし、ピッチに投入されることはなかった。
ベンチに入るだけでもいい経験だし、このままアーセナルに残れるようにしっかり努力してもらいたい。
アーセナルはこれからの過密でハードな日程をどう乗り切るか。
リバプールは、苦手のアーセナルとのアウエーで今シーズン初勝利をゲット。
ダルグリッシュは、この試合、とりあえず、守備の意識を高くもって挑んでた。
キャロル、スアレスの2トップにはせず、トップはキャロルだけ、スアレスをベンチスタートにしての4-3-3。
前の3の両サイドはカイトとダウニングで、守備もきっちりこなす選手を起用。
このシステムで、アーセナルのサイドアタックは封じることができた。
リバプールに強いアルシャビンも、スピード自慢のウォルコットもいたのかいなかったのかわからない状況だった。
数的優位な状況になっても、同じシステムでの選手交代で、ちょっと消極的かに思えたが、この選手交代できっちり結果を出した。
スアレスの仕掛けがよかったし、R・メイレレスの攻撃的に振る舞えたってこともよかった。
このコンビで2得点を挙げたし、ダルグリッシュはしてやったりだろう。
アーセナルと違って、補強もうまくいってるし、チーム作りもこの段階である程度仕上がってる。
ヨーロッパの戦いがなく、このプレミアだけに集中できるし、この勝利で、リバプールは相当自信が持てることだろう。
相手がどこであれ、強豪と呼ばれるチームだから、キャロル、スアレスの2トップを崩さずに戦ってもらいたいものだが・・・。
守備ではJ・エンリケ、ケリーと両SBがアーセナルのよさを消したし、この貢献度もかなり高かった。


スコア
0-2
<得点者> 
リバプール   OG、スアレス              

~愛丸's MVP~
J・エンリケ(自慢の攻撃性を抑えて、この試合は、守備でチームの勝利に貢献。対峙したウォオルコットを完封し、この男を獲得したことが正解だったことを証明した。もっと時間が経てばまだ大きな仕事をやってのけそう)