愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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アーセナル-ウディネーゼ

2011-08-17 10:16:45 | チャンピオンズリーグ
観戦日 8/17(水)       

愛丸’s チェック
アーセナルが、このCLのプレーオフからの出場。
昨シーズン、後半の失速がこの状況を生んだ。
ロンドンでの開催なだけに心配されたが、なんとか無事に行われることに。
それにしても、いきなり、難しい対戦相手を引き当てたもんだ。
イングランドとイタリアが、この舞台で激突するとは・・・。
アーセナルは主力の放出で、まだチームが混乱状態。
V・ペルシ、ベンゲルがこの試合サスペンションでベンチにも入れず、この苦境をどう乗り切るか。
ウディネもA・サンチャスがバルサに移籍し、攻撃の核を失った。
育てて売るがチームの方針だし、この移籍自体は、規定路線だったかもしれんが、CLを戦うことを考えたら、まだ、このチームに必要だったか・・・。

アーセナルは前半4分に挙げたウォルコットの得点を最後まで守りきった。
というか、なんとか凌ぎきったって感じか。
お世辞にもいい試合をしたとも言えないし、本戦出場のためには、こうやって泥臭く勝つことも必要か。
とにかく、今のアーセナルには、美しく勝つことよりも、結果が全て。
勝利することで、チームにも自信が生まれてくるはず。
それにしても、アーセナルには不運が付き纏ってる。
ギブスの守備の不安からジュルーを投入したまではよかったが、そのジュルーがケガで離脱。
ただでさえ、CBの層が薄いなか、シーズンの序盤で一枚欠くことに。
ベルマーレン、コシェルニーに何かあったら、それこそ目が当てられない状況に。
幸いにも、まだ移籍市場は開いてるし、なんとかここの補強をやりたいだろう。
守備ではケガに泣かされ、攻撃はまるで形になってない。
チャンスになるのは、個人のドリブル突破が決まったときだけ。
先制点時は、ラムジーのいい飛び出しからのクロスにウォルコットがニアに走り込んで見事に決めたものだったが、それ以外でチームとしての崩しはほとんど見られなかった。
ウォルコット、ジェルビーニョの突破が決まれば、見せ場を作れたが、ここからハンダノビッチを脅かすことはなかった。
後半の終了間際にウォルコットに決定機が訪れたが、これはハンダビッチの好セーブで得点にならず。
アーセナルのビッグチャンスは前半の頭を後半の終わりだけで、試合のほとんどは、これがアーセナルかと疑いたくなるシーンの連続だった。
中盤でのパスミスも多いし、連動性にも欠ける。
これでは、これまで見せてきた魅力的な攻撃が展開でないのは当たり前。
ウィルシェアもケガで不在、セスクはバルサに旅立ち、ナスリもシティへの移籍が秒読み段階。
ここからアーセナルはどう立て直していくか。
プレミアでは強豪との戦いが続き、ウディネとの2legも不安がいっぱい。
泣きっ面に蜂とはまさにこのことかも。
逆に、今がどん底だろうから、あとは這い上がるだけだし、もうこれ以上悪くならないと気持ちを切り替えれば、なんとかなるかも。
ただ、まだ明るい未来は見えてこないし、プレミアを重視するためにも、このプレーオフでの敗退も悪くないかも。
ウディネは、1-0で落としてしまったが、ある程度次に繋げることができた1legになったはず。
点が取れそうで取れなかったのは、やっぱりあの男がいなくなったことが大きいような気もするが、それをチームとしてカバーできるような感じも受けて取れた。
とにかく、ウディネは、アルメロのスピードをもっと有効活用したいところ。
カウンターから、決定機を作り出したり、左サイドよりも中でプレーしたときにチャンスは多く生まれた。
本来のアーセナルが相手だったら、このカウンターからの攻撃も増えたんだろうが、アーセナルが攻め込む時間が短く、ウディネがポゼッションする時間が多かったから、このカウンターの攻撃が少なかった。
ホームでの2legもこの展開になると思うし、こうなったときのアルメロの活かし方がきっちりできれば、1点のビハインドはすぐにはね返せそう。
左でのプレーではサニャにうまく守られたし、ここの外し方も研究が必要。
イスラのサイドももっと使っていいし、サイドから崩すことができれば、ここを突破し本戦出場も夢ではない。
ハンダノビッチの安定感、高い守備の連携、運に見放されただけで、攻撃もアーセナルの上を行ってた。
このままの状態で2legを迎えたいだろう。


スコア
1-0
<得点者> 
アーセナル   ウォルコット              

~愛丸's MVP~
サニャ(不安しか感じられないアーセナルの中で、唯一安定したプレーを披露したのがこの男。アルメロと1対1の状況では多くのピンチを防いだ。この男が欠けることになれば、アーセナルは終わりだろう)

マンチェスターC-スウォンジー

2011-08-16 09:52:51 | プレミアリーグ
観戦日 8/16(火)       

愛丸’s チェック
ロンドンでの延期分を除いて、これが開幕戦最後のカード。
今シーズンもアグエロ、クリシとここまで大金を使って新戦力を加えたシティ。
テベスの去就がまだ明らかになっておらず、ナスリを取るとか取らないとか・・・。
この陣容でも十分にCLとの二足の草鞋を履きこなせそうだが、まだまだ強大なチームを目指してるんだろう。
これをマンチーニがチームにすることができれば、昨シーズンを越える結果を残せるかも。
スウォンジーは、ウエールズから初めてプレミアに挑戦するチームに。
昇格プレーオフを制して、この舞台に上がってきた。
いきなり、シティとの対戦で、かなりハードだとは思うが、失うものは何もないし、意外と昇格チームが初戦でやってくれるって試合も少なくない。

シティは、この試合、クリシが左SBに入ったぐらいで、昨シーズンとそう変わらないメンバーでこの開幕戦に挑んできた。
アグエロは、コパ・アメリカを戦って、チームに合流したのも遅く、スタメン起用ではなかったんだろう。
テベスは招集外だったし、これが今シーズンの基本的なシステムってことではなさそうだが、安定感は一番あるかも。
そのシティ、前半、スウォンジーのパスを繋ぐサッカーをしっかり受け止め、攻撃ではカウンターから何ども決定機を生み出したが・・・。
GKのフォルムの好セーブだったり、クロスバーに阻まれたりで、1点も奪えず。
かなり流れ的には悪いものだったが、後半、これをしっかり修正してきた。
前半は、多く見られなかったSBの攻撃参加も多くなり、攻撃に幅が出てきた。
2列目の選手のポジションチェンジも見られ、ここまでなんとか耐えてきたスウォンジーのDF陣にほころびが。
そこをついたのがD・シルバ。
右からカットインしてきてのシュートは、これもフォルムの好セーブに阻まれたが、このこぼれの前にゼコがいて、このボールをきっちりゴールに押し込んで、喉から手が出るほど欲しかった先制点をゲット。
この1点がシティをかなり楽にした。
この先制点以降、攻撃のスムーズさが増し、守備に重点を置いて守り抜くってことをせず、昇格チームにプレミアの洗礼を浴びせるように攻め立てた。
ここからの攻撃の主役は、途中出場のアグエロ。
シティは、この男を獲得してほんとによかったはず。
まだこの開幕戦だけだが、その初プレミアの舞台で、2得点1アシスト。
それもプレー時間30分ぐらいで決めたもの。
1点目は、M・リチャーズのグラウンダーの折り返しにファーで合わせたもので、2点目は終了間際に目の覚めるようなスーパーなミドル。
チームの3点目になるD・シルバのゴールは、アグエロが抜け出してループを狙うも枠をハズレ、これを諦めずライン上で戻したボールを決めたもの。
この1試合で、シティのサポーターのハートをがっちり掴んだことは間違いない。
このアグエロの活躍でますますテベスがこのチームを離れることになりそうだが、できれば、このふたりの2トップが見たい。
これにD・シルバ、ナスリなんかが2列目で支えるなんてことになると、同じ街のライバルよりも上に行けそうだが・・・。
守備に関しては、懸念の左サイドでクリシがその穴をきっちり埋めてたし、中盤の堅実さも昨シーズンと変わらない。
点が取れず苦しんだ昨シーズン、この問題はアグエロの加入で解消されそうだし、今シーズンのシティのにはかなり期待が持てそう。
プレミア初挑戦のスウォンジーには、ちょっと相手が悪かった。
前半は、運も味方につけ、なんとかゼロで抑えることができたが、後半は、力の差が歴然。
さすがに、ここでのジャイアント・キリングを達成できるようなレベルのチームではなかった。
ただ、やろうとしてるサッカーに問題はない。
がっちり引いて守って、ロングボールからのフィジカル勝負ってサッカーではないし、最終ラインからボールを繋いで崩していくサッカーをやってる。
レベルが違いすぎるから、シティには通用しなかったが、サイドのシンクレア、N・ダイヤーはスピードもあるし、ここをうまく使うことができれば、チャンスも増えてくるはず。
FLCで得点王になったグレアムもこの試合では輝くことはなかったが、サポートを得れれば、やってくれるはず。
リタがこのチームにはいるし、プレミアの舞台での経験がある選手をうまく融合できれば、目標の残留に近づくはず。
この1試合では何とも言えないが、自分たちのサッカーをどこまで貫けるか、このサッカーでいち早く結果を出せればそれが自信に繋がるはず。
まだ始まったばかりだし、ここからスウォンジーのほんとの力がわかるだろう。


スコア
4-0
<得点者> 
マンチェスターC ゼコ、アグエロ×2、D・シルバ              

~愛丸's MVP~
アグエロ(コパ・アメリカの疲れも、合流の遅れも感じさせず、この開幕戦でシティのエースに君臨した。テベスのデビュー戦よりも輝いてたし、周囲との連携も取れてる。このままこの地で得点王も狙えるかも)

WBA-マンチェスターU

2011-08-15 16:51:31 | プレミアリーグ
観戦日 8/15(月)       

愛丸’s チェック
残留を果たし、今シーズンもプレミアの舞台で戦えるウエストブロム。
昨シーズンはオデムウィンギーの活躍で残留を果たしたと言っても過言ではない。
そのエースは、移籍の噂が絶えず、この試合は招集外に。
果たしてFLCから獲得した新加入の選手でそれを補えるかどうか。
相手はユナイテッドだし、かなり難しい戦いになるはず。
ユナイテッドは、この試合の前にライバルと思われるチームが揃ってドロー発進で、この開幕戦から違いを見せつけることができるか。
アウエーでの成績が昨シーズンはあまりよくなかったが、それでも、ウエストブロムには、プレミアになって一度も負けたことがない。
相性はいいし、スタートダッシュを決めることが濃厚か。

ウエストブロムは、ユナイテッドに先制され、かなり苦しい状況だったが、ただ、守りに徹するだけでなく、しっかり攻撃にも力を入れて戦った。
技術の違いから、決定機を多く作ることはできなかったが、それでも、一度は追いついてみせた。
失点して、そのままずるずるいく展開に思えたが、前線のふたりが、なかなかがんばった。
新加入のS・ロングが思った以上の働きっぷり。
同点ゴールはこの男が左サイドで粘って、諦めずにシュートまで持ち込んで生まれたもの。
やっぱりシュートをしないことには始まらない。
そうテクニックが高いってわけでもないが、気持ちの伝わってくる選手。
この舞台でやってやろうという熱いものがあったし、FLCでかなりの得点を挙げてたのは伊達ではなかった。
これまで、FLCで結果を出してた選手が、プレミアに意気揚々と乗り込んできて、全く結果を出せないでシーズンを終わるってシーンを何度も見てきたが、この男は何かやってくれそうな予感がした。
攻撃だけでなく、高い位置からのプレスもしっかりこなしてたし、このままウエストブロムのエースに君臨してもおかしくない。
それと、その下で自由に動いてたチョイもいい印象を受けた。
こちらはテクニックがあって、スピードも兼ねそろえてる。
それでいて、フィジカルにも自信がありそうで、このふたりがうまく絡んだときは、ユナイテッド相手にも勝負になってた。
ホジソンはオデムウィンギーに残留してもらいたいみたいだが、サポーターも同じ気持ちなはず。
このトライアングルでシーズンを戦うことができれば、残留を果たすことは十分に可能。
守備では2失点を喫してしまったが、2点目は不運だった。
A・ヤングの速いクロスがディフェンスに当たって決まったもの。
あのクロスの前にA・ヤングを止めるkとができればよかったんだが、あの男のキレを思えば、エリア内ではそう激しくいくことはできなかっただろう。
あの失点シーンさえなかったら、ユナイテッド相手に開幕戦で勝ち点1を上げることができのに・・・。
ただ、そう悪い印象はなかったし、今シーズン、ひょっとしたら、台風の目になれるかも。
ユナイテッドは、正直、ライバルチームと同じようにできはよくなかった。
他と違ったところは、悪いなりにも結果を出したところ。
これがユナイテッドの強みだろう。
昨シーズンも勝ち点を取り逃してもおかしくない試合で、終わってみたらしっかり勝ち点3を取れてる試合が多かった。
ここってシーンでの全体の集中力と、連動性がピカイチ。
これは今シーズンも引き継がれてる。
ルーニーが決めた先制点も、A・ヤングが叩き込んだ2点目もチーム全体が、ゴールに向かっての動きがしっかり取れてた。
新加入のA・ヤングは、このレギュラーとしてユナイテッドの力になれることを開幕戦で証明してみせた。
左サイドでのプレーが主体だったが、文句なし。
ナニよりも輝いてたし、サイドアタッカーとしては、この男がチームのファーストチョイスに。
スコールズの代役として期待されてるクレバリーもなかなかの出来。
スコールズみたいに決定的なパスを供給するタイプではないが、バランスはきっちり取れてた。
ここまではよかったんだが、問題はヴィディッチ、リオが揃って負傷退場したこと。
このふたりが退いたDFラインは右からスモーリング、P・ジョーンズ、エバンス、ファビオとこれがユナイテッドか思うメンバーに。
ただ、押し込まれる時間もあったが、シュートまで持ち込ませず、これでも戦えることを見せつけた。
それに、かなりプレッシャーがあったであろうデ・ヘアも1つは決められたが、それ以外では大きなミスもなく、プレミアデビューを飾った。
全体的なパフォーマンスは高くなかったが、それでも勝ち点3を奪ったし、好発進と言ってもいいだろう。


スコア
1-2
<得点者> 
WBA      S・ロング
マンチェスターU ルーニー、A・ヤング              

~愛丸's MVP~
A・ヤング(もう長いことユナイテッドでプレーしてるかのような安定感で、周囲との連携もよかった。縦への突破でチャンスも作ってたし、左のクロスでの決定機を。この男がこれからどこまで伸びるか楽しみ)

R・マドリー-バルセロナ(スーペル・コパ 1leg)

2011-08-15 09:35:44 | リーガエスパニョーラ
観戦日 8/15(月)       

愛丸’s チェック
今シーズンのリーガの開幕を告げるスーペルコパが、これまたクラシコ。
2011年にいったい何回クラシコを見ることができるのか。
こんな贅沢な年もそうないだろう。
マドリーは、ペップバルサに対して、ここサンチャンゴ・ベルナベウで一度も勝利したことがない。
このスーペル・コパでなら、なんとかその悪い流れを断ち切ることができるかもしれん。
バルサは、この1legにどこまで本腰を入れて戦うか。
代表戦でケガ人も出てるし、シーズン開幕前ってことで、そう無理はしてこないはず。
ただ、タイトルをないがしろにすることもできないし、2legに繋がるような試合ができれば。
果たして、南米の選手たちがどこまでコンディションを上げてきてるか。

マドリーは、この1legにかなり気合を入れてのぞんできた。
試合開始からマドリーペースだったし、いい時間にいい形で先制点も奪うことができた。
超満員のサンチャゴ・ベルナベウもこれはいけると誰もが思ったはず。
それが、バルサの個人の力で、前半のうちに逆転されてしまった。
先制してから、ボールはキープするも、どこか点を取るまでの気持ちが失せてたように感じたし、もっと追加点を狙いにいってもらいたかったが・・・。
この試合のバルサだったら、先に2点目を奪ってたら、試合を決めることができたかも。
それにしても、まだシーズン開始前だが、ディ・マリアを除く攻撃陣は好調をアピールしてた。
エジル、ケディラに至っては、ミッドウイークの代表戦に出場してなかったし、この点からも、このスーペル・コパに賭ける意気込みが伝わってくる。
エジルは、新しく10番を背負い、先制点をゲットし、パスワークでも昨シーズンのような決定機に繋がるいいものを披露。
このままマドリーのトップ下に君臨しそうだし、この男が攻撃の中心になることは間違いない。
それと、やっぱりC・ロナウドか。
この男も準備はきっちりできてたみたいだし、縦へのスピード、テクニックは今更何も言うことはない。
周囲との連携もかなりよくなってるし、この男が、またリーガ記録を打ち立てるだけのゴールが奪えれば。
トップのベンゼマも及第点のできだったし、ドブレ・ピボーテにも安定感はあった。
守備ではペペがまたクラシコでイライラしてるシーンはあったが、バルサにバルサのサッカーで崩されるシーンはほとんどなく、あとは、個人への対応か。
メッシに3人でいきながら、不運にもボールがメッシの前にこぼれ、このときにペペの対応がまずかったことで、逆転ゴールを奪われてしまった。
メッシとのフィジカル勝負で転ばされるようでは、ペペも反省しきりなはず。
バルサにバルサのサッカーをやらせなかったが、結果は2-2だったし、追いついたことは評価できるが、先制したなら、しっかり勝利してもらいたかった。
サッカーのでき自体はマドリーの方がよかったし、こうなると、ほんとに相性が悪いってことになってしまう・・・。
バルサは、全くバルサらしさが感じられなかったが、それでも、アウエーゴールを2発叩き込んでのエンパテ。
これで、かなり楽にカンプノウでの2legを戦うことができるだろう。
合流が遅れてたメッシはオーバーウエイト気味だったし、新加入のA・サンチェスもまだチームに加わって10日ほどしか経ってない。
それを最後まで起用したってことは、このクラシコで試合勘を取り戻させようってことだったか。
それに、代表戦でケガしたピケ、ブスケツはベンチスタートだったし、チャビも同じ。
S・ケイタをアンカーで起用したり、バルサは、これをプレシーズンとして戦った感が・・・。
どれだけ余裕を持ってるんだってこと。
試合の入りは、こういう状態だったから、マドリーに押し込まれ、イニエスタの仕掛けの位置もかなり低かったし、メッシに至ってはいたのかいなかったのか・・・。
こういう状況だったから、A・サンチェスは守備で貢献し、新しい一面をアピールすることはできたが・・・。
ただ、こんなバルサでもビジャ、メッシが2発のゴラッソで点が奪えるってところがすごすぎる。
メッシがプレーしたのは、あの得点シーンのみと言っても過言ではなく、それでいて結果を出せる、これがベストのコンディションだったら、どこまでやれるかわからない。
このエンパテでバルサは、2legも楽に戦えるし、シーズンを前にマドリーに引導を渡すことができるかもしれん。
そうなったら、今シーズンのリーガがおもしろくなくなるし、なんとかマドリーにには意地を見せてもらいたいが・・・。
それにしても、リーガはしっかり開幕してくるのか、それが心配。


スコア
2-2
<得点者> 
R・マドリー   エジル、X・アロンソ
バルセロナ    ビジャ、メッシ              

~愛丸's MVP~
エジル(10番を背負って、今シーズンはマドリーの王様に君臨できるかも。攻撃陣を活かすも殺すもこの男にかかってくるし、この状態をキープできれば、マドリーの攻撃はバルサにも劣らないものになる)

ストーク・シティ-チェルシー

2011-08-15 00:04:25 | プレミアリーグ
観戦日 8/14(日)       

愛丸’s チェック
ブリタニアでの開幕戦。
これがスタンフォード・ブリッジだったら、間違いなく中止になってただろう。
ストークは、昨シーズン、このチェルシー戦で勝ち点1を拾ってる。
ここまでチェルシーには負けっぱなしだったのが、初の勝ち点をゲット。
このときのいい印象が残ってるだろう。
メンバーもそう多く代わってないし、あの戦いができれば。
チェルシーはヴィラス・ボアス体制になって、どう変貌を遂げたか。
メンバーはほとんど代わってないし、中身がどう変わったか。
ポルトであれだけの好成績を収めた監督だし、チェルシーでのモウのアシスタントとして力になってる。
全く知らないチームじゃないのは強みだが、このビッグクラブのプレッシャーに耐えれるかどうか・・・。
補強が進んでないのも気になる点。

ストークは、昨シーズンに引き続き、チェルシー相手に勝ち点1をゲットした。
点を奪うことはできなかったが、取られることもなかった。
守備に関しては、昨シーズンよりも格段によくなってる。
ただ、フィジカルに任せて、相手のFW陣に立ち向かうのではなく、中盤からのプレッシャーがかなり効果的だった。
チェルシー相手にこの守備でゼロに抑えたことは、今後に大きく影響してくるはず。
新加入のウッドゲイトも、今までの鬱憤を晴らすかのように、F・トーレスに仕事をさせなかったし、パートナーのショークロスともコンビはよかった。
それに、もうひとりアップソンも加入してるし、これまで弱点だった守備に関しては計算ができるようになった。
昨シーズン、プレミアで一番ポゼッションが低かったチームだが、これに関しては、そう大きく変わらないだろう。
カウンター狙いのサッカーに変わりはないんだが、守備の安定がある分、拾えなかった勝ち点も拾えるようになるはず。
得意のホームゲームではあったが、チェルシーが相手だったことを考えたら、この0-0は自信に繋がるはず。
デラップからのロングスローも威力を発揮し、ツェフがGKじゃなかったら、いくつかゴールが生まれてもおかしくなかった。
このロングスローからだけに頼るではなく、セットプレー全体でのオプションが増えれば、おもしろいんだが・・・。
高さではある程度どのチームにも勝てるだろうし、ピューリスのアイデアが豊富だったら、武器も増える。
この試合、K・ジョーンズとウォルタースの2トップだったが、コンビとしては問題ないが、強豪相手での崩しってのがまだ足りない。
K・ジョーンズにボールが収まったときに、ウォルタースがどう動くか。
サイドの選手はサイドが本職だし、セントラルMFのうちひとりでも、ここに絡むプレーが増えれば、チャンスも増えてくる。
ウィランにしろ、デラップにしろ、どうも守備的なイメージがあるし、得点力のある中盤の選手が獲得できれば、さらに上を目指せるはず。
ELもあるし、このままでいいわけがないだろう。
チェルシーは、前日に試合をした優勝候補同様、全くいいところなく勝ち点1しか奪えなかった。
昨シーズンとメンバーは代わってないが、やりたいサッカーは変わったはず。
それがどう変わってるのか、全くわからなかった。
ミッドウイークの代表戦で、前半15分にピッチを後にしたF・トーレスが先発で、ここにも疑問が・・・。
代表の試合がそこまで重要じゃないのか。
冬に移籍してきて、全く結果も残せず、代表もないがしろして、この試合に賭けたエースも、まだ、いい頃の出来に戻れないでいる。
3トップはやりやすいはずだが、あれだけ組織的に守られたら、仕事ができてない。
激しいマークにイライラしてたし、メンタルの部分でまだ立ち直れないでいる。
ランパードも持ち味を発揮できてないし、このままでは結果は出せない。
ヴィラス・ボアスは4-3-3を採用するが、3トップにはウイングタイプを好まない。
ファルカオ、フッキみたいに、お互いがうまく連携して点を狙う攻撃がやりたいはず。
そうなると、王様でいたいF・トーレスが中央にいたら、サイドの選手が監督の要求に答えられないはず。
この試合でも多くそれが見受けられた。
F・トーレスが本調子に戻れば、周りとの連携も考えてくれるんだろうが、果たしてそんな日がくるのかどうか・・・。
ランパードも力を発揮できてないし、ヴィラス・ボアスが自分の理想を追い求めるなら、もっと選手が必要。
それにF・トーレスではなく、ドログバをトップに据えた方が、それが可能になるかも。
この青年監督は、これから相当苦労するだろう。


スコア
0-0
<得点者> 
 なし              

~愛丸's MVP~
ツェフ(チェルシーで一番状態がいい選手。ロングスローへの対応をしっかり研究してた。あの飛び出しがなかったら、間違いなくやられてた。今シーズン、この男の活躍で勝ち点を拾う試合が多くなりそう)

ニューカッスル-アーセナル

2011-08-14 10:46:44 | プレミアリーグ
観戦日 8/14(日)       

愛丸’s チェック
どちらも、補強が完成してない印象が拭えないままの開幕戦。
ニューカッスルは、冬に抜けたキャロルの穴をデンバ・バで、ノーランが去った中盤セントラルにカバイエを獲得したが、このふたりが挙げた得点を果たして補えるかどうか・・・。
それに直前にJ・エンリケがリバプールに移籍し、左SBは、かなり不安がうかがえる。
パーデューが、しっかりチームとしてまとめあげてれば熱い魂を持ったチームだし、戦うことはできるはず。
アーセナルは、おそらく、プレミア1不安がいっぱいのチームだろう。
セスク、ナスリの移籍は確実だし、それを補うための補強が全くできてない。
両エースを欠いたまま、ここからかなり厳しい日程をこなさないと。
CLのプレーオフ、リバプール戦、ユナイテッド戦と前途多難。

ニューカッスルは、攻撃での穴埋めはできてないと言っても過言ではなかったが、守備では左サイソを除けば、なかなかやれることを証明してみせた。
アーセナルの攻撃が、V・ペルシだけだったし、コロッチーニもS・テイラーもしっかりやれたのかも。
それでも、ロシツキ、アルシャビン、ジェルビーニョと2列目には曲者が多かったし、このアーセナルをゼロに抑えたことは自信に繋がるだろう。
コロッチーニは、ここまでポカが目立つCBだったが、この試合は、左のL・テイラーのぎこちない守備も助けながら、中央もきっちりガードした。
S・テイラーとのコンビもよかったし、このふたりが、このパフォーマンスを続けることができれば、そう大崩れはしないだろう。
ただ、これが開幕戦で、なおかつアーセナルとの戦いだったから、気持ちが高まってたからかもしれんし、格下か、同等のチームとの対戦でもこのパフォーマンスを期待する。
中盤では、今シーズンもティオテに掛かる負担が大きそう。
パートナーのカバイエが、攻撃的に振舞うことが多く、守備では、この男の出来にかかってくる。
この試合では、ファーストディフェンダーとしてアーセナルの攻撃の芽を摘むプレーができてたし、こちらもCBコンビ同様、安定したプレーができてた。
この試合で、一番チームに貢献したのはやっぱりバートンだろう。
ソングに足を踏まれ、かなり激昂してたが、ここで、自分をある程度抑えることに成功。
いつもだったら、報復行為で先にピッチからいなくなるところだったが、この試合では頭を使った。
あまり誉められるプレーではないが、プレミア初挑戦のジェルビーニョにしてやったり。
シュミレーションで倒れ込むジェルビーニョに、突っかかっていって、先に手を出させる。
ここでオーバーリアクションから倒れ込み、なんとジェルビーニョはこれでセントオフ。
数的優位な状況を作り上げて、このまま0-0のドローに持ち込んだ。
プレーでも相変わらず、質の高いキックを見せてたし、後半途中からオベルタンの投入で、セントラルに回ったが、ここでもいいプレーができてた。
まだ、チームとしての完成度は低いが、このまま魂とフィジカルを武器に戦うことができれば、残留は間違いないだろう。
左SBの補強を期限までになんとかしたいところ。
アーセナルは、前半までは、なんとか形になってたが、やっぱりセスク、ナスリがいないのは大きい。
それに加え、ウィルシェアも不在で、これではアーセナルのサッカーを展開できない。
V・ペルシは孤立する場面が多かったし、期待のラムジーもまだひとりで局面を打開するまでの選手じゃない。
新加入のジェルビーニョは自慢の個人技で何度か好機を演出したが、決定機には繋がらず。
ロシツキ、アルシャビンはもう峠を過ぎた感じ。
これで、7シーズンぶりのタイトルを勝ち取るおは至難の技。
移籍問題で揺れるチーム状況をいち早く打開するために、あのふたりを早々に売って、その得た移籍金で、大物を釣り上げたいところ。
このままではV・ペルシがケガで離脱なんてことになったら、目も当てられない。
ジェルビーニョは次節サスペンションだし、果たしてこの穴を宮市が埋めるのかどうか・・・。
守備ではベルマーレンが復帰し、コシェルニーとのコンビで安定感はあった。
左のギブスもまだクリシの域には達してないが、縦へのスピードはある。
守備面での不安がないのはいいことだが、誰かが欠けたとき、果たしてどうなるか・・・。
この状況でも、なんとか勝ち点3が奪えればよかったんだが、退場者まで出しての勝ち点1。
これをよしとするか、マイナスと取るか。
CLのプレーオフも厳しい試合になるだろうし、プレミアでも強豪との戦いが続く。
揺れてるチーム状態の中、ここをうまく乗り切ることができれば、アーセナルにも目はあるが、どうなることやら。


スコア
0-0
<得点者> 
 なし              

~愛丸's MVP~
コロッチーニ(ここまで安定した守備を披露した試合がこれまであっただろうか。左サイドのケアもしっかりできてたし、高さ勝負は負けてなかった。S・テイラーとのコンビもよかったし、これをフルで続けてもらいたい)

リバプール-サンダーランド

2011-08-14 08:37:46 | プレミアリーグ
観戦日 8/13(土)       

愛丸’s チェック
11~12シーズンのプレミアが開幕。
ロンドンでの喧騒が収まらず、スパーズの試合に延期になったみたいだが・・・。
リバプールは、ダルグリッシュが正式に監督に就任し、補強もいい感じで進んで、なおかつ、ヨーロッパの舞台への出場がないため、このプレミアに全てを賭けることができる。
ユナイテッドに優勝回数で抜かれてしまい、このシーズンでまた追いつきたいところ。
それが狙えるだけの陣容にあるし、今シーズンは期待できるだろう。
サンダーランドもリバプールに負けず劣らず、いい補強ができてる。
昨シーズン、スタートダッシュは決めたものの、年が開けてからの失速でELの出場権を逃してしまった。
今シーズンは、もっと上の順位を狙ってるだろうし、この開幕戦が鍵に。

リバプールは、まだチームとして完成してない感じ。
主力のコンディションが整わず、ベストの布陣で、この開幕戦を迎えれなかった。
ただ、2トップは今、考えられる最高のもの。
昨シーズンの冬に獲得したキャロルとスアレス。
あの短い時間でそれなりの結果を残してるし、しっかり練習を重ねた今シーズンはかなり期待が持てそう。
ただ、このふたりが、うまく絡み合うシーンは見られなかった。
スアレスはコパ・アメリカの影響で、チームへの合流が遅れ、それでいて、この開幕戦。
ふたりがいい連携を見せるのはもっと先だろう。
スアレスは動き自体が悪いってことはなかったが、PKを外したことで、多少、気持ちがぶれたかもしれん。
その後に、アダムからのFKをニアで合わせたゴールはさすがだったが、流れの中では多少強引な場面が見られた。
キャロルというターゲットマンがいるし、チームとして、ここを狙ってのボールが増えてくれば、まだスアレスも活きてくるはず。
細かいパス回しで、主導権を握って戦おうとする姿勢は買えるんだが、まだ、この精度はいまいち。
スペインのあのチームのようにはまだまだできないし、チームにあった戦術ってのが必要。
この試合、カイトをベンチに回し、右のサイドにはヘンダーソンが入ったが、この男は、セントラルの方が活きてきそう。
ルーカス、アダムのセンターも悪くなかったし、3枚を起用するとなると、トップの枚数が足りない。
J・コールあたりが、使えれば、キャロル、スアレス、J・コールというおもしろい3枚になるんだが・・・。
ジェラードもケガから戻ってきてないし、リバプールが本領発揮となるのは、まだ先の話か。
1点を先制し、この1点を守りきれれば、まだいい開幕戦って言えたかもしれんが、ラーションのスーパーボレーを決められ、1-1のドロー発進。
同点になって突き放す感じもなかったし、これが現状のリバプールか。
失点シーンでの守り方に問題があるし、これから守備での決まり事の確認が必要か。
今週にチームに加入したJ・エンリケはよくやってたと思うが、まだフィットしたとは言い難い。
ただ、ここまでやれてたことを考えたら、時間が経てば、リバプールの力になるはず。
まだ1試合が終わっただけだし、ここからしっかり上昇できれば、優勝争いには加わってくるチーム。
だと、信じたいが・・・。
サンダーランドもまだチームとしての完成度が低い。
補強した選手が多かったし、いい準備をしても、そうそうこの開幕戦から結果を出せないだろう。
アンフィルードでの試合だし、この状態での勝ち点1だったら、満足のいく結果なはず。
ギャン、セセニョンの縦の2トップも個人での力だけでなんとかしようとしてたし、右のアル・ムハマディも昨シーズンの勢いが感じられなかった。
新加入のラーションは価千金のボレーを叩き込んだが、流れの中でのインパクトはなかった。
ヘンダーソンの代役って考えてるんだろうが、ちょっとタイプは違うし、もうひとつ前のポジションで使えれば、得点も期待できる選手。
守備ではブラウン、アントンのCBコンビがフィジカルでなんとかキャロル、スアレスを押さえ込むことができた。
CBはこれから連携を高めていけば、それなりには計算できそうだが、左SBのリチャードソンが・・・。
失点には繋がらなかったが、スアレスを止めたあのファールだったり、かなり守備面では不安が。
ここでのミスは許されないし、リチャードソンを活かすなら中盤の左ってことに。
こちらもリバプール同様、まだまだチームの改善が必要。


スコア
1-1
<得点者> 
リバプール   スアレス
サンダーランド ラーション              

~愛丸's MVP~
アダム(BPからリバプールへ大きなステップアップした初年度の最初の試合で、なかなかの働きを見せた。あの左足はこれまでになかった武器になるし、セットプレーでのキッカーとしてかなり重宝されそう)

イタリア-スペイン(国際親善)

2011-08-13 09:57:54 | 各国代表戦
観戦日 8/13(土)       

愛丸’s チェック
ドイツW杯のチャンピオンと南アW杯チャンピオンの戦い。
どちらもリーグ戦が始まっておらず、選手たちのコンディションがどうか。
ヨーロッパの選手は、比較的長めのバカンスが取れてるだろうし、クラブレベルでの1ヶ月ばかしキャンプやってる状態。
この国際Aマッチにどれだけのモチベーションで挑むかわからないが、ホームでの開催ってこともあり、イタリアはしっかりテストとして挑んでくるはず。
プランデッリの元、EUROの予選でも首位をキープしてるし、あとは本戦で上位を狙える陣容に仕上げたいところ。
スペインは、この週末にスーペルコパを控えてる。
デル・ボスケは、マドリー、バルサの選手を均等に使わないといけないというプレッシャーもあるだろう。
これがどう出るか・・・。

イタリアは、これまでと違ったシステムで挑んできた。
4-4-2の布陣だったが、中盤には本職がセントラルMFを4人並べる特殊な形。
左からモントリーボ、デ・ロッシ、ピルロ、T・モッタ。
スクエアな感じでもなかったし、横並びに近かった。
ピルロがアンカーで、その横でインコントリスタ的にデ・ロッシ。
モントリーボは機を見ての攻め上がりに重点を置いてたし、T・モッタはちょっと微妙。
ただ、この布陣がスペインには有効的だった。
あのスペインが前半は、ほとんどいい場面を作り出せずにいたし、パスがほとんど回ってなかった。
これも、この中盤でのいいプレスがあったから。
この布陣が、今後どこまでイタリアの武器になるかはわからないが、他であまり見られないこの奇策にプランデッリも手応えをつかんだことだろう。
もっと成熟してくれば、新しい風を吹かせることもできそう。
そのためにも、T・モッタの使い方。
この男よりもいい選手がいれば、まだこれは機能するはず。
それと、前半の2トップもよかった。
カッサーノ、G・ロッシのコンビは、これまでのイタリアではあまり見られないコンビ。
高くて強いプリマプンタをこれまでは重宝されてきたが、それをプランデッリは払拭した。
いつまでも昔のやり方ではダメだと、やっとプランデッリになって気づいたんだろう。
右SBマッジョ、左SBのクリーシトもサイドアタッカーとしてもやれるし、これが今後のイタリアの形になるかも。
ただ、スペインが、選手交代をして、いつもの形が出せるようになった後半は、攻撃が機能しなかったのも事実。
こういう相手に合わせて、自分たちもうまく流れを変えれる起用さがまだ足りない。
イタリアも多くの選手を試したかっただろうし、後半は、2トップをバロテッリ、パッツィーニに代え、中盤のアクイラーニをトレクァルティスタに置くロンボの形に。
ノチェリーノ、マルキージオとインサイドハーフが主戦場の選手を適材適所で起用。
ただ、これではスペインの攻撃を抑えられてなかった。
ってのを考えたら、前半の4-4-2が、今後、イタリアを上昇させる布陣になっていくかも。
スペインは前半の15分にさっそくF・トーレスがケガでF・ジョレンテに交代。
15分間、何もしないままピッチを去った。
まだ、昨シーズン冬の移籍で泥沼にはまったままの状態なのかもしれん。
今週末にプレミアは開幕するが、ここでも出場できないかも・・・。
ただ、今のスペインは、F・トーレスに頼らなくてもしっかり自分たちのサッカーができる。
この試合、チャビもケガで招集外だったし、イニエスタも前半だけのプレー。
デル・ボスケはこの試合では結果よりもテスト的な意味合いの方をはじめっから意識してたかも。
前半の終了間際にピケもケガをし、ここでブスケツを投入したが、後半はさらにメンバーを変更し、なんとJ・マルティネスをCBに。
ブスケツを右のラテラルで起用。
かなり思い切ったテストだったが、そう悪いプレーは見られなかった。
T・アルカンタラも使えたし、後半の途中からは、F・ジョレンテの下にビジャ、D・シルバ、マタと、バレンシアファンにとっては懐かしい布陣でイタリアに向かっていった。
この3人のコンビはまだ錆び付いてないし、イニエスタ、チャビ、セスクが不在でも、この3人でなんとかできる。
不運なシュートで試合には負けてしまったが、これがスペインに打撃を与えることはないだろう。
多くのテストもできたし、新しい形も見つけつつある。
ただ、ケガ人を多く出してしまったことは不慮の事態。
マドリー、バルサに気を使いながらの采配で、デル・ボスケもさぞかし疲れたはず。


スコア
2-1
<得点者> 
イタリア   モントリーボ、アクイラーニ
スペイン   X・アロンソ              

~愛丸's MVP~
ピルロ(ユーベへの移籍がこの男にとってかなり大きいものになってるみたい。ここまで充実したプレーを昨シーズンは全く見せれてなかった。この状態だったら、まだアズーリには欠かせない存在に)

ドイツ-ブラジル(国際親善)

2011-08-12 23:32:23 | 各国代表戦
観戦日 8/12(金)       

愛丸’s チェック
ブンデスが開幕してからの国際親善。
この代表戦に、ドイツはどこまで本気で挑んでくるか。
9月にはEUROの予選も控えてるし、ただの親善試合とは踏まえてないだろう。
なかなか代表が集まる機会もないし、テストできる時間も少ないから、レーブは、ひとつひとつを大事にしてるはず。
ブラジルは、W杯の予選もないし、全ての代表戦が貴重になってくる。
コパ・アメリカで醜態を晒し、メネゼスにとっても、どの試合でも結果を出さないと、進退にかかってきてしまう。
ただ、休暇もほとんど取れてない選手たちが、リーグの開幕直後だったり、これから開幕するところもあるし、果たして、セレソンとしてどこまでコンディションを高められてるか・・・。

ドイツが、力の違いを見せつけた。
ホームでの試合だし、これだけやれても全くおかしくないんだが、攻撃面でブラジルを上回ったことは、自信に繋がるはず。
エジル、ケディラとマドリー勢がいない状況だったが、それも問題なし。
エジルとはタイプは異なるが、4-2-3-1の3の重要な役割をゲッツェが見事にこなしてみせた。
ポドルスキよりも、T・ミュラーよりもこの男が輝いた。
ドルトムントであれだけやれてるから、この代表でもやれるだろうとは思ってたが、それ以上のインパクトがあったかも。
ドイツは、今までに考えられないぐらい、この攻撃的なポジションでいい若手が台頭してくる。
ボールを持つこともできるし、パスも出せる。
それに、前線に空いたスペースにうまく入り込むこともできるし、貴重な2点目は、この男のいい動きから決めたもの。
これだけやれれば、このままレギュラーとしてやれるし、そうなると、果たして誰を削るのか。
エジルは欠かせないし、T・ミュラーもそろそろW杯のときのコンディションに戻ってくるはず。
そうなるとポドルスキだが・・・。
この試合でも、それほどのインパクトがなかったし、後半代わったシュールレの方がキレは感じられた。
このシュールレも3点目を叩き出し、代表定着にかなりのアピールができた。
この男が左で、右にゲッツェ、トップ下にはエジルってのが今一番しっくりくる布陣かも。
トップは、ゴメスが先発したが、どうもこの男は代表になると、バイエルンでの活躍を披露できない。
同じシステムだが、どうして輝くことができないのか。
ドイツ自体がすごくいいムードなんだが、問題はゴメス。
この男がクラブレベルの活躍ができれば、鬼に金棒なんだが、どうも余所行きに。
この試合も前半だけのプレーだったが、いいところをひとつも見せることができなかった。
クローゼが入って、全体の攻撃がスムーズに動いたことを考えたら、まだ、このベテランに頼ることになるかも。
いっそのこと、T・ミュラーでもこのポジションで使ってみるのも手かも。
守備では、ブラジルの個人技に振り回されるシーンもないわけではなかったが、それでも、安定感は感じられた。
フンメルス、バトシュトバーのCBコンビだったが、メルテザッカーもいれば、ヘーベデスもいる。
このポジションも攻撃的な中盤以上に層が厚い。
ドイツは若手がいい具合に成長してるから、この調子だったら、スペインに対抗できる一番手かも。
問題はセレソン・ブラジレイラ。
王国と呼ばれてた頃が懐かしい。
ドイツにとうてい及んでないし、ブラジルらしさがまるで感じられなかった。
コパ・アメリカのショックだったり、バカンスの少なさだったりで、コンディションにもメンタルにも問題があったんだろう。
これがほんとのセレソン・ブラジレイラではないことを祈る。
コパ・アメリカでは出場してなかったフェルナンジーニョだったり、ラルフだったり、中盤の核になるべき選手がさっぱり。
途中出場のガンソもいたのかいなかったのか・・・。
最後の最後にネイマールがネイマールらしいゴールを決めはしたが、もう試合も決まってる状況だった。
パト、ホビーニョともコンディションは悪そうだったし、これでは、今のドイツに太刀打ちできない。
国内ではいいい若手がいるみたいだが、それを代表に繋ぐことができてない。
ミスも多かったし、A・サントスなんか、エリア内でボールを奪われ、これが失点に繋がってしまった。
この試合に集中してない証拠。
これが親善試合ってのもあるだろうが、D・アウベスも守備ではひどいもんだった。
残された真剣勝負がコンフェデしかないし、代表の試合はどれもが重要になってくるんだが、まだそれが伝わってこない。
メネゼスは、ここからどうやってセレソン・ブラジレイラを立て直していくか。
このままだったら、自国開催のW杯で、トロフィーを掲げることはできないだろう。


スコア
3-2
<得点者> 
ドイツ   シュバインシュタイガー、ゲッツェ、シュールレ
ブラジル  ホビーニョ、ネイマール              

~愛丸's MVP~
ゲッツェ(ドイツにまた新しい若手が台頭してきた。ドルトムントでの活躍を昨シーズンは代表で出せてなかったが、今シーズンは違う。この男がドイツのエースになってもおかしくないぐらいの出来にある)

ACミラン-インテル(スーペルコッパ)

2011-08-09 09:49:45 | セリエA
観戦日 8/9(火)       

愛丸’s チェック
イタリアの11~12シーズンの幕開けは、このスーペルコッパ。
一昨年もそうだったが、今年も中国での開催。
ミラノデルビーってことを考えたら、ジュゼッペで開催してもらいたかった気もするが・・・。
ミランは、コパ・アメリカ組のコンディション次第か。
ブラジル人が多いし、いい状態で、この試合に挑めれば、継続路線を打ち立てたチームだし、そう無様な試合はしないはず。
逆にインテルは、ガスペリーニを監督に迎え、システムが全く違ったチームに。
3-4-3がどこまでチームに浸透してるか。
選手の移籍の噂も絶えないチームだし、選手のモチベーションに不安が・・・。

ミランは、昨シーズンのまでのミランだった。
前半の入りは、さすがと思わせる立ち上がりだったが、インテルに押し込まれ出してからは、我慢の試合運び。
FKから先制点を許し、この時間帯は、強さを全く感じられないものだった。
オフ・ザ・ボールの動きがなく、ボールを奪っても、そこから有効的な攻撃につなげなかった。
ズラタン、ホビーニョ、ケビン・プリンスの距離感も間延びしたものだったし、ズラタンとホビーニョのコンビプレーも皆無。
前3人と中盤を結びつける役回りのセードルフも中盤での守備に重点を。
ミランは、こうやって、チーム全体がコンパクトに保ててない時間では力を全く発揮できてない。
この試合に賭ける意気込みだったり、相手の出方を伺うような時間だったりでは、そう強さを感じさせないチーム。
これは、昨シーズンも見られたし、そう心配することはないだろう。
実際、スイッチが入った後半では、連動性が感じられる攻撃を展開。
ズラタンの高い個人能力で、ボールをキープできれば、そこに、2人、3人と攻撃に絡んでくる。
ここまでのんびりズラタンマークだけで、済んでたインテルのDF陣が急に慌て出した。
まだ、完璧と言えない3バックは、数的不利になると、混乱を極めた。
こうなったら、力を発揮するのがミラン。
少ないタッチ数でのパス交換をバイタルエリアで披露し、個人の高い能力からのパスワークで、インテルを完璧に崩し、最後はズラタンが叩き込む。
見事なまでの同点劇だった。
ここからはミランのペースで試合を運び、ホビーニョに代わってパトが投入されてからは、一段と攻撃が活発に。
ズラタンとパトのコンビがいまいちとあれだけ騒がれた冬の時期が嘘のよう。
今は、この2トップにケビン・プリンスのトレクァルティスタってのが、ミランのベストの布陣かも。
ズラタンが囮になって下がってプレーした前のスペースをこのふたりは狙っており、アバーテからのロングパスから、逆転ゴールをゲット。
ミランは、もうここまで完成した攻撃パターンを持ってるし、リードしてから試合を終わらせる術も身に付けてる。
まだ、ミスターXを獲得すると盛んに報じられてるが、今一番欲しいのはセードルフのバックアッパーを務めれる選手だろう。
トレクァルティタでも左のインサイドハーフも高い次元でこなせる選手。
こうなると、ガンソってことにはならないように思えるが・・・。
インテルは、まだチームが出来上がってない状態。
ガスペリーニは3-4-3でいくはずで、これに見合った選手起用ができてない。
ミランと違って、コパ・アメリカ組に休みを与えてるみたいで、サネッティだけ、長友のケガの都合で早めに合流したみたい。
攻撃も要求され、運動量がかなり必要になるウイングバックが、この試合ではレギュラーを起用できてない状況。
おそらく、右はマイコンで、左は長友がファーストチョイスなはず。
右のサネッティはSBならまだやれそうだが、この中盤の左ではフィジカルに問題が。
左で先発したオビもここが本職ではない。
この試合を見て、今シーズンのインテルは、このウイングバックがどこまでやれるかでチームの出来が左右されそう。
3トップもトップにエトー、左アルバレス、自由な位置にスネイデルが先発したが、アルバレスはテクニックは高いものが感じられたが、まだこのチームで主力として働ける力は持ち合わせてない。
スネイデルもガスペリーニのやりたいサッカーに適してはないんだが、先制点でのFKだったり、一発で局面を打開できるパスはやっぱり魅力的。
この試合の当日に、イングランドの水色のチームへの移籍がほぼ合意にって報道がなされたみたいだが果たして・・・。
インテルはミランと違ってまだ発展途上だし、チームの全てをここで見せてない。
この結果が全てではないし、ここからどうチームを組み立てれるか。
ガスペリーニに全てがかかってる。


スコア
2-1
<得点者> 
ACミラン   イブラヒモビッチ、K・P・ボアテンク
インテル    スネイデル              

~愛丸's MVP~
セードルフ(このベテランにまだまだ頼ることが多くなっていきそう。中盤での守備も高い次元でこなしてくれるし、ここってシーンで攻撃に顔を出すタイミングもベスト。このパフォーマンスができる選手がもうひとりいたら・・・)