愛丸のサッカー観戦記

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バルセロナ-R・マドリー(スーペル・コパ 2leg)

2011-08-18 11:07:16 | リーガエスパニョーラ
観戦日 8/18(木)       

愛丸’s チェック
サンチャゴ・ベルナベウでの1legは2-2のエンパテ。
またしても、マドリーはバルサに勝つことができなかった。
チーム状態は明らかにマドリーが上だったが・・・。
2legはカンプノウだし、バルサは、1legよりは、しっかり戦ってくるはず。
それに月曜にはセスクが加入し、バルサがまたひとつ上に登ろうとしてる。
この試合で、セスクを起用できるだけの余裕が生まれるかどうか。
マドリーはもう2点以上を奪わないといけない。
チームとしての完成度はバルサよりも高かったし、それをうまく活かせれば。
もうバルサの後塵を配するわけにはいかないだろう。

バルサが、ここでも力の差を見せつけた。
この試合はベストの布陣で挑んできた。
メンバーはベストだったが、チームとしての出来上がりは、まだまだ発展途上といった感じ。
昨シーズン、最高に強かった頃に比べると、まだ7割程度か。
それも、マドリーから3点を奪い、初めてこのスーペル・コパでのクラシコでマドリーを退けることができた。
2点を奪われたことは、今後の課題だとしても、攻撃では、あとはコンビプレーの感覚を取り戻したら、また一段と強いバルサになるだろう。
メッシはまだ100%の状態じゃない中、2点を奪い、じょじょにコンディションはアップしてそう。
ペペ、R・カルバーリョとコンディションがよさそうなCBコンビをしても、メッシの仕掛けにかなり苦労してた。
マドリーは、この男を止めないことには、クラシコでの勝利は見えてこない。
なんだかんだで3得点全てにメッシは絡んでおり、これを代表でも発揮してくれればと、残念に思うことも。
これからもっと状態は上がってくるだろうから、今シーズンはさらにフェノーメノっぷりを発揮してくれそう。
それと、この試合はやっぱりセスクだろう。
後半の80分になろうかってときにピッチに登場。
最高のデビュー戦の舞台になった。
2-2の状況だったし、ただのお披露目ってわけでもない。
イニエスタが前に上がって、中盤にセスク、チャビ、S・ケイタという3枚に。
ここでセスクは積極的に攻撃に顔を出し、これが初めてこのバルサでプレーしてるとは思えないプレーっぷり。
メッシの試合を決めるスーペルゴールは、セスクが右に流れて起点になったところから始まった。
この3点目、もう今シーズンベストゴールと言ってもいいぐらい最高のゴールだった。
崩しからメッシが決めるまでの一連の流れがパーフェクト。
これにセスクが絡んだってことも大きいし、バルサがどこまで強くなるのか、これからが楽しみ。
いい感じで、開幕戦を迎えれるはずだが、なんと初戦の相手がマラガ。
それもフエラで、このクラシコよりも激しく厳しいものになるかもしれん。
大補強を敢行し、もしプレシーズンでチーム作りがうまくいってれば、マラガは、CL圏を狙えるチームになってるはず。
この勝利に酔いしれず、バルサは、これからしっかり準備しないと。
マドリーは、またしてもバルサの軍門に下ってしまった。
2-2と追いついたまではよかったが、最高の3点目を決められてしまい、これでジ・エンド。
もう緊張の糸が切れたかのようにマルセロが、セスクに蟹ばさみ。
これでマルセロは一発ロハで退場になったが、ここで、両チームが入り乱れての乱闘騒ぎに。
もうATに入ってたことを考えたら、無駄な退場者を出すべきではなかった。
こうなったのも、マドリーがバルサに完璧にやられてしまったからだろうが、こうならないで済んだ可能性もあった。
CKからかなりのチャンスを作ったが、ベンゼマの決定力の低さからなかなか点が奪えず。
バルサの弱点をうまくついたかに思えたが、これが得点にならないと、どうにもならない。
ここまでずっとやられてきたメッシへの対応もうまくいかなかったし、開幕を前に、かなり重苦しいムードになったはず。
ディ・マリアがトップフォームからほど遠いし、ベンゼマの先ほど述べたように決定力に問題が。
C・ロナウド、エジルにはキレが感じられるが、これ以外の攻撃の武器が・・・。
これから期待できそうなのが、コエントランのピボーテ起用ぐらいか。
左のラテラルでもいい味は出してたが、X・アロンソとのドブレ・ピボーテとして起用した方が、攻撃に厚みをもたせることができる。
収穫はこれぐらいで、ATでの乱闘劇で、マルセロだけでなく、エジルもロハを頂戴し、開幕戦で起用できない。
カカが、後半途中で使われたが、まだこのチームにフィットできてないような・・・。
後味の悪いスーペル・コパになったが、バルサには明るい未来が、マドリーには先行き不安な雲が立ち込める結果になってしまった。
ぜひともマドリーにいは巻き返してもらいたいし、ここからはい上がってきてもらいたい。


スコア
3-2
<得点者> 
バルセロナ   イニエスタ、メッシ×2
R・マドリー  C・ロナウド、ベンゼマ              

~愛丸's MVP~
メッシ(まだトップフォームにない中、3得点に絡む大活躍。これがもっと状態を上げてくるとこの男はどこまで成長するのか。3点目のボレーは、もう今シーズンのベストゴールになるかもしれん)

トゥエンテ-ベンフィカ

2011-08-18 09:39:49 | チャンピオンズリーグ
観戦日 8/18(木)       

愛丸’s チェック
どちらも、本戦で見たいチーム。
昨シーズンは、本戦に出場し、いい試合を展開してくれた。
決勝トーナメントには出場できなかったが、グループで強豪相手に戦えることを証明した。
トゥエンテは監督も代わり、ヤンセンがアヤックスへ旅立ち、まだ主力に移籍の噂が絶えない状況。
これでしっかりチームになってるかどうか・・・。
ベンフィカはCLでの鬱憤をELで晴らそうとしたが、ここでもポルトの壁に跳ね返された。
今シーズンこそは、あのライバルの上にいきたいだろう。
守備において、主力を引き抜かれて、その部分での安定感は気になるが、ジェススは攻撃的なシステムを好む監督。
その部分がしっかり活かされれば。

トゥエンテは、デ・ヨンクの目の覚めるようなスーパーなシュートで先制したまではよかったが、あれよあれよという間に逆転され、なんとか追いつくことはできたが、アウエーゴールをふたつも与えてのドロー。
試合の入りもよかったし、ベンフィカの守備の弱点もうまく付けてるように思えたが、どうもここで前がかりになりすぎてしまったか。
右のB・ルイスの仕掛けもよかったし、トップでの起用にデ・ヨンクもしっかり応えてた。
ベンフィカの高いDFラインの裏をつくような攻撃もできてたし、もうちょっと守備での対応がうまくやれてれば、無失点でしのげたかも。
取られたものは仕方ないし、負けなかったことをよしとしないと。
トゥエンテは、1点のビハインドの状況で、後半、高さを活かそうと、ヤンコを投入したが、これはいまいち。
ただ、この後に投入した、ジョンがいい働きをしてくれた。
19歳と若い選手だが、足元の技術も高いし、スピードもある。
ベンフィカは、この若者に完全にしてやられた。
もし、この男がフルでこのピッチにいたら、トゥエンテもドローという結果にはならなかったかも。
縦への仕掛けが不発に終わることはなかったし、ただ、速いだけでもない。
折り返しのクロスも正確だったし、切り返しも見事にはまった。
トゥエンテの試合をこれからどれだけ見れるかわからないが、この男のプレーはもっと見てみたい。
この活躍で、どこかに移籍ってこともあるかもしれんが、まだ若いし、ここで試合に出続けることも重要。
トゥエンテは宝を発掘したようなもので、B・ルイスがこのまま残ってくれれば、エール・ディビジで主役を張れそう。
守備では中盤のブラマがアイマールをきっちり抑えてるときは、よかったんだが、ここをフリーにさせたり、突破されたりすると、途端にピンチが拡大。
DFラインが安定してないってことでhないんだが、中盤のフィルターがこのチームでは一番重要だったか。
1つ目の失点は、ここでアイマールからボールを奪われたところから始まっており、この部分のケアがこれからの課題か。
まだ負けたわけではないし、2legをいかに戦うか。
ベンフィカは1-2とリードし、そこからも自分たちの流れで試合を運べてたってところを考えたら、この1legで決めたかっただろう。
攻撃的なサッカーを好むジェススが、中盤ロンボの4-4-2ではなく、4-2-3-1と守備も意識したサッカーをやってまで、このプレーオフに望んできた。
ただ、高いDFラインはそこまで安定してなかったし、アルトゥールのスーパーセーブがなかったら、壊滅状態に陥ってた。
このGKの活躍がこのドローを生んだと言っても過言ではない。
何度失点シーンを救ってくれたか、この男には誰もが感謝するべき。
ルイゾン、ガライのCBコンビはまだコンビとして時間が必要だし、左SBのエメルソンはコエントランの代役として物足りなさすぎ。
ここには、カプテビラを獲得してるが、このプレーオフには登録されてないみたいだし、なんとか2legはこの布陣でかんばらないと・・・。
同点に追いつかれたのは、このエメルソンの対応の悪さから奪われたもので、守備の安定感がないと、ホームでの2legで苦しむことになりそう。
攻撃では、O・カルドソ、アイマールが好調さをアピールした。
このコンビがベンフィカを支えてくれるだろう。
O・カルドソは昨シーズンは完全にサポーターの期待を裏切る出来だったし、今シーズンは一昨シーズンの輝きを取り戻してくれるはず。
アイマールもまだやれることを証明したし、円熟味が増していいプレーを見せてくれた。
できれば、サビオラとのコンビも見てみたかったが、この展開だし、アイマールとサビオラの交代も仕方ないだろう。
そのサビオラはちょっとスピードの衰えが気なったが、このチームには必要な選手。
気負いすぎず戦うことができれば、このプレーオフは突破できそう。


スコア
2-2
<得点者> 
トゥエンテ   デ・ヨンク、B・ルイス
ベンフィカ   O・カルドソ、ノリート              

~愛丸's MVP~
アルトゥール(このGKのあのセービングがなかったら、ベンフィカは悲惨な目に合ってたかも。これだけやってくれれば、2legも失点は多くならないだろうし、できれば、ここまで目立たない展開が望ましい)