愛丸のサッカー観戦記

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アーセナル-ウディネーゼ

2011-08-17 10:16:45 | チャンピオンズリーグ
観戦日 8/17(水)       

愛丸’s チェック
アーセナルが、このCLのプレーオフからの出場。
昨シーズン、後半の失速がこの状況を生んだ。
ロンドンでの開催なだけに心配されたが、なんとか無事に行われることに。
それにしても、いきなり、難しい対戦相手を引き当てたもんだ。
イングランドとイタリアが、この舞台で激突するとは・・・。
アーセナルは主力の放出で、まだチームが混乱状態。
V・ペルシ、ベンゲルがこの試合サスペンションでベンチにも入れず、この苦境をどう乗り切るか。
ウディネもA・サンチャスがバルサに移籍し、攻撃の核を失った。
育てて売るがチームの方針だし、この移籍自体は、規定路線だったかもしれんが、CLを戦うことを考えたら、まだ、このチームに必要だったか・・・。

アーセナルは前半4分に挙げたウォルコットの得点を最後まで守りきった。
というか、なんとか凌ぎきったって感じか。
お世辞にもいい試合をしたとも言えないし、本戦出場のためには、こうやって泥臭く勝つことも必要か。
とにかく、今のアーセナルには、美しく勝つことよりも、結果が全て。
勝利することで、チームにも自信が生まれてくるはず。
それにしても、アーセナルには不運が付き纏ってる。
ギブスの守備の不安からジュルーを投入したまではよかったが、そのジュルーがケガで離脱。
ただでさえ、CBの層が薄いなか、シーズンの序盤で一枚欠くことに。
ベルマーレン、コシェルニーに何かあったら、それこそ目が当てられない状況に。
幸いにも、まだ移籍市場は開いてるし、なんとかここの補強をやりたいだろう。
守備ではケガに泣かされ、攻撃はまるで形になってない。
チャンスになるのは、個人のドリブル突破が決まったときだけ。
先制点時は、ラムジーのいい飛び出しからのクロスにウォルコットがニアに走り込んで見事に決めたものだったが、それ以外でチームとしての崩しはほとんど見られなかった。
ウォルコット、ジェルビーニョの突破が決まれば、見せ場を作れたが、ここからハンダノビッチを脅かすことはなかった。
後半の終了間際にウォルコットに決定機が訪れたが、これはハンダビッチの好セーブで得点にならず。
アーセナルのビッグチャンスは前半の頭を後半の終わりだけで、試合のほとんどは、これがアーセナルかと疑いたくなるシーンの連続だった。
中盤でのパスミスも多いし、連動性にも欠ける。
これでは、これまで見せてきた魅力的な攻撃が展開でないのは当たり前。
ウィルシェアもケガで不在、セスクはバルサに旅立ち、ナスリもシティへの移籍が秒読み段階。
ここからアーセナルはどう立て直していくか。
プレミアでは強豪との戦いが続き、ウディネとの2legも不安がいっぱい。
泣きっ面に蜂とはまさにこのことかも。
逆に、今がどん底だろうから、あとは這い上がるだけだし、もうこれ以上悪くならないと気持ちを切り替えれば、なんとかなるかも。
ただ、まだ明るい未来は見えてこないし、プレミアを重視するためにも、このプレーオフでの敗退も悪くないかも。
ウディネは、1-0で落としてしまったが、ある程度次に繋げることができた1legになったはず。
点が取れそうで取れなかったのは、やっぱりあの男がいなくなったことが大きいような気もするが、それをチームとしてカバーできるような感じも受けて取れた。
とにかく、ウディネは、アルメロのスピードをもっと有効活用したいところ。
カウンターから、決定機を作り出したり、左サイドよりも中でプレーしたときにチャンスは多く生まれた。
本来のアーセナルが相手だったら、このカウンターからの攻撃も増えたんだろうが、アーセナルが攻め込む時間が短く、ウディネがポゼッションする時間が多かったから、このカウンターの攻撃が少なかった。
ホームでの2legもこの展開になると思うし、こうなったときのアルメロの活かし方がきっちりできれば、1点のビハインドはすぐにはね返せそう。
左でのプレーではサニャにうまく守られたし、ここの外し方も研究が必要。
イスラのサイドももっと使っていいし、サイドから崩すことができれば、ここを突破し本戦出場も夢ではない。
ハンダノビッチの安定感、高い守備の連携、運に見放されただけで、攻撃もアーセナルの上を行ってた。
このままの状態で2legを迎えたいだろう。


スコア
1-0
<得点者> 
アーセナル   ウォルコット              

~愛丸's MVP~
サニャ(不安しか感じられないアーセナルの中で、唯一安定したプレーを披露したのがこの男。アルメロと1対1の状況では多くのピンチを防いだ。この男が欠けることになれば、アーセナルは終わりだろう)