愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ニューカッスル-アーセナル

2011-08-14 10:46:44 | プレミアリーグ
観戦日 8/14(日)       

愛丸’s チェック
どちらも、補強が完成してない印象が拭えないままの開幕戦。
ニューカッスルは、冬に抜けたキャロルの穴をデンバ・バで、ノーランが去った中盤セントラルにカバイエを獲得したが、このふたりが挙げた得点を果たして補えるかどうか・・・。
それに直前にJ・エンリケがリバプールに移籍し、左SBは、かなり不安がうかがえる。
パーデューが、しっかりチームとしてまとめあげてれば熱い魂を持ったチームだし、戦うことはできるはず。
アーセナルは、おそらく、プレミア1不安がいっぱいのチームだろう。
セスク、ナスリの移籍は確実だし、それを補うための補強が全くできてない。
両エースを欠いたまま、ここからかなり厳しい日程をこなさないと。
CLのプレーオフ、リバプール戦、ユナイテッド戦と前途多難。

ニューカッスルは、攻撃での穴埋めはできてないと言っても過言ではなかったが、守備では左サイソを除けば、なかなかやれることを証明してみせた。
アーセナルの攻撃が、V・ペルシだけだったし、コロッチーニもS・テイラーもしっかりやれたのかも。
それでも、ロシツキ、アルシャビン、ジェルビーニョと2列目には曲者が多かったし、このアーセナルをゼロに抑えたことは自信に繋がるだろう。
コロッチーニは、ここまでポカが目立つCBだったが、この試合は、左のL・テイラーのぎこちない守備も助けながら、中央もきっちりガードした。
S・テイラーとのコンビもよかったし、このふたりが、このパフォーマンスを続けることができれば、そう大崩れはしないだろう。
ただ、これが開幕戦で、なおかつアーセナルとの戦いだったから、気持ちが高まってたからかもしれんし、格下か、同等のチームとの対戦でもこのパフォーマンスを期待する。
中盤では、今シーズンもティオテに掛かる負担が大きそう。
パートナーのカバイエが、攻撃的に振舞うことが多く、守備では、この男の出来にかかってくる。
この試合では、ファーストディフェンダーとしてアーセナルの攻撃の芽を摘むプレーができてたし、こちらもCBコンビ同様、安定したプレーができてた。
この試合で、一番チームに貢献したのはやっぱりバートンだろう。
ソングに足を踏まれ、かなり激昂してたが、ここで、自分をある程度抑えることに成功。
いつもだったら、報復行為で先にピッチからいなくなるところだったが、この試合では頭を使った。
あまり誉められるプレーではないが、プレミア初挑戦のジェルビーニョにしてやったり。
シュミレーションで倒れ込むジェルビーニョに、突っかかっていって、先に手を出させる。
ここでオーバーリアクションから倒れ込み、なんとジェルビーニョはこれでセントオフ。
数的優位な状況を作り上げて、このまま0-0のドローに持ち込んだ。
プレーでも相変わらず、質の高いキックを見せてたし、後半途中からオベルタンの投入で、セントラルに回ったが、ここでもいいプレーができてた。
まだ、チームとしての完成度は低いが、このまま魂とフィジカルを武器に戦うことができれば、残留は間違いないだろう。
左SBの補強を期限までになんとかしたいところ。
アーセナルは、前半までは、なんとか形になってたが、やっぱりセスク、ナスリがいないのは大きい。
それに加え、ウィルシェアも不在で、これではアーセナルのサッカーを展開できない。
V・ペルシは孤立する場面が多かったし、期待のラムジーもまだひとりで局面を打開するまでの選手じゃない。
新加入のジェルビーニョは自慢の個人技で何度か好機を演出したが、決定機には繋がらず。
ロシツキ、アルシャビンはもう峠を過ぎた感じ。
これで、7シーズンぶりのタイトルを勝ち取るおは至難の技。
移籍問題で揺れるチーム状況をいち早く打開するために、あのふたりを早々に売って、その得た移籍金で、大物を釣り上げたいところ。
このままではV・ペルシがケガで離脱なんてことになったら、目も当てられない。
ジェルビーニョは次節サスペンションだし、果たしてこの穴を宮市が埋めるのかどうか・・・。
守備ではベルマーレンが復帰し、コシェルニーとのコンビで安定感はあった。
左のギブスもまだクリシの域には達してないが、縦へのスピードはある。
守備面での不安がないのはいいことだが、誰かが欠けたとき、果たしてどうなるか・・・。
この状況でも、なんとか勝ち点3が奪えればよかったんだが、退場者まで出しての勝ち点1。
これをよしとするか、マイナスと取るか。
CLのプレーオフも厳しい試合になるだろうし、プレミアでも強豪との戦いが続く。
揺れてるチーム状態の中、ここをうまく乗り切ることができれば、アーセナルにも目はあるが、どうなることやら。


スコア
0-0
<得点者> 
 なし              

~愛丸's MVP~
コロッチーニ(ここまで安定した守備を披露した試合がこれまであっただろうか。左サイドのケアもしっかりできてたし、高さ勝負は負けてなかった。S・テイラーとのコンビもよかったし、これをフルで続けてもらいたい)

リバプール-サンダーランド

2011-08-14 08:37:46 | プレミアリーグ
観戦日 8/13(土)       

愛丸’s チェック
11~12シーズンのプレミアが開幕。
ロンドンでの喧騒が収まらず、スパーズの試合に延期になったみたいだが・・・。
リバプールは、ダルグリッシュが正式に監督に就任し、補強もいい感じで進んで、なおかつ、ヨーロッパの舞台への出場がないため、このプレミアに全てを賭けることができる。
ユナイテッドに優勝回数で抜かれてしまい、このシーズンでまた追いつきたいところ。
それが狙えるだけの陣容にあるし、今シーズンは期待できるだろう。
サンダーランドもリバプールに負けず劣らず、いい補強ができてる。
昨シーズン、スタートダッシュは決めたものの、年が開けてからの失速でELの出場権を逃してしまった。
今シーズンは、もっと上の順位を狙ってるだろうし、この開幕戦が鍵に。

リバプールは、まだチームとして完成してない感じ。
主力のコンディションが整わず、ベストの布陣で、この開幕戦を迎えれなかった。
ただ、2トップは今、考えられる最高のもの。
昨シーズンの冬に獲得したキャロルとスアレス。
あの短い時間でそれなりの結果を残してるし、しっかり練習を重ねた今シーズンはかなり期待が持てそう。
ただ、このふたりが、うまく絡み合うシーンは見られなかった。
スアレスはコパ・アメリカの影響で、チームへの合流が遅れ、それでいて、この開幕戦。
ふたりがいい連携を見せるのはもっと先だろう。
スアレスは動き自体が悪いってことはなかったが、PKを外したことで、多少、気持ちがぶれたかもしれん。
その後に、アダムからのFKをニアで合わせたゴールはさすがだったが、流れの中では多少強引な場面が見られた。
キャロルというターゲットマンがいるし、チームとして、ここを狙ってのボールが増えてくれば、まだスアレスも活きてくるはず。
細かいパス回しで、主導権を握って戦おうとする姿勢は買えるんだが、まだ、この精度はいまいち。
スペインのあのチームのようにはまだまだできないし、チームにあった戦術ってのが必要。
この試合、カイトをベンチに回し、右のサイドにはヘンダーソンが入ったが、この男は、セントラルの方が活きてきそう。
ルーカス、アダムのセンターも悪くなかったし、3枚を起用するとなると、トップの枚数が足りない。
J・コールあたりが、使えれば、キャロル、スアレス、J・コールというおもしろい3枚になるんだが・・・。
ジェラードもケガから戻ってきてないし、リバプールが本領発揮となるのは、まだ先の話か。
1点を先制し、この1点を守りきれれば、まだいい開幕戦って言えたかもしれんが、ラーションのスーパーボレーを決められ、1-1のドロー発進。
同点になって突き放す感じもなかったし、これが現状のリバプールか。
失点シーンでの守り方に問題があるし、これから守備での決まり事の確認が必要か。
今週にチームに加入したJ・エンリケはよくやってたと思うが、まだフィットしたとは言い難い。
ただ、ここまでやれてたことを考えたら、時間が経てば、リバプールの力になるはず。
まだ1試合が終わっただけだし、ここからしっかり上昇できれば、優勝争いには加わってくるチーム。
だと、信じたいが・・・。
サンダーランドもまだチームとしての完成度が低い。
補強した選手が多かったし、いい準備をしても、そうそうこの開幕戦から結果を出せないだろう。
アンフィルードでの試合だし、この状態での勝ち点1だったら、満足のいく結果なはず。
ギャン、セセニョンの縦の2トップも個人での力だけでなんとかしようとしてたし、右のアル・ムハマディも昨シーズンの勢いが感じられなかった。
新加入のラーションは価千金のボレーを叩き込んだが、流れの中でのインパクトはなかった。
ヘンダーソンの代役って考えてるんだろうが、ちょっとタイプは違うし、もうひとつ前のポジションで使えれば、得点も期待できる選手。
守備ではブラウン、アントンのCBコンビがフィジカルでなんとかキャロル、スアレスを押さえ込むことができた。
CBはこれから連携を高めていけば、それなりには計算できそうだが、左SBのリチャードソンが・・・。
失点には繋がらなかったが、スアレスを止めたあのファールだったり、かなり守備面では不安が。
ここでのミスは許されないし、リチャードソンを活かすなら中盤の左ってことに。
こちらもリバプール同様、まだまだチームの改善が必要。


スコア
1-1
<得点者> 
リバプール   スアレス
サンダーランド ラーション              

~愛丸's MVP~
アダム(BPからリバプールへ大きなステップアップした初年度の最初の試合で、なかなかの働きを見せた。あの左足はこれまでになかった武器になるし、セットプレーでのキッカーとしてかなり重宝されそう)