愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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WBA-マンチェスターU

2011-08-15 16:51:31 | プレミアリーグ
観戦日 8/15(月)       

愛丸’s チェック
残留を果たし、今シーズンもプレミアの舞台で戦えるウエストブロム。
昨シーズンはオデムウィンギーの活躍で残留を果たしたと言っても過言ではない。
そのエースは、移籍の噂が絶えず、この試合は招集外に。
果たしてFLCから獲得した新加入の選手でそれを補えるかどうか。
相手はユナイテッドだし、かなり難しい戦いになるはず。
ユナイテッドは、この試合の前にライバルと思われるチームが揃ってドロー発進で、この開幕戦から違いを見せつけることができるか。
アウエーでの成績が昨シーズンはあまりよくなかったが、それでも、ウエストブロムには、プレミアになって一度も負けたことがない。
相性はいいし、スタートダッシュを決めることが濃厚か。

ウエストブロムは、ユナイテッドに先制され、かなり苦しい状況だったが、ただ、守りに徹するだけでなく、しっかり攻撃にも力を入れて戦った。
技術の違いから、決定機を多く作ることはできなかったが、それでも、一度は追いついてみせた。
失点して、そのままずるずるいく展開に思えたが、前線のふたりが、なかなかがんばった。
新加入のS・ロングが思った以上の働きっぷり。
同点ゴールはこの男が左サイドで粘って、諦めずにシュートまで持ち込んで生まれたもの。
やっぱりシュートをしないことには始まらない。
そうテクニックが高いってわけでもないが、気持ちの伝わってくる選手。
この舞台でやってやろうという熱いものがあったし、FLCでかなりの得点を挙げてたのは伊達ではなかった。
これまで、FLCで結果を出してた選手が、プレミアに意気揚々と乗り込んできて、全く結果を出せないでシーズンを終わるってシーンを何度も見てきたが、この男は何かやってくれそうな予感がした。
攻撃だけでなく、高い位置からのプレスもしっかりこなしてたし、このままウエストブロムのエースに君臨してもおかしくない。
それと、その下で自由に動いてたチョイもいい印象を受けた。
こちらはテクニックがあって、スピードも兼ねそろえてる。
それでいて、フィジカルにも自信がありそうで、このふたりがうまく絡んだときは、ユナイテッド相手にも勝負になってた。
ホジソンはオデムウィンギーに残留してもらいたいみたいだが、サポーターも同じ気持ちなはず。
このトライアングルでシーズンを戦うことができれば、残留を果たすことは十分に可能。
守備では2失点を喫してしまったが、2点目は不運だった。
A・ヤングの速いクロスがディフェンスに当たって決まったもの。
あのクロスの前にA・ヤングを止めるkとができればよかったんだが、あの男のキレを思えば、エリア内ではそう激しくいくことはできなかっただろう。
あの失点シーンさえなかったら、ユナイテッド相手に開幕戦で勝ち点1を上げることができのに・・・。
ただ、そう悪い印象はなかったし、今シーズン、ひょっとしたら、台風の目になれるかも。
ユナイテッドは、正直、ライバルチームと同じようにできはよくなかった。
他と違ったところは、悪いなりにも結果を出したところ。
これがユナイテッドの強みだろう。
昨シーズンも勝ち点を取り逃してもおかしくない試合で、終わってみたらしっかり勝ち点3を取れてる試合が多かった。
ここってシーンでの全体の集中力と、連動性がピカイチ。
これは今シーズンも引き継がれてる。
ルーニーが決めた先制点も、A・ヤングが叩き込んだ2点目もチーム全体が、ゴールに向かっての動きがしっかり取れてた。
新加入のA・ヤングは、このレギュラーとしてユナイテッドの力になれることを開幕戦で証明してみせた。
左サイドでのプレーが主体だったが、文句なし。
ナニよりも輝いてたし、サイドアタッカーとしては、この男がチームのファーストチョイスに。
スコールズの代役として期待されてるクレバリーもなかなかの出来。
スコールズみたいに決定的なパスを供給するタイプではないが、バランスはきっちり取れてた。
ここまではよかったんだが、問題はヴィディッチ、リオが揃って負傷退場したこと。
このふたりが退いたDFラインは右からスモーリング、P・ジョーンズ、エバンス、ファビオとこれがユナイテッドか思うメンバーに。
ただ、押し込まれる時間もあったが、シュートまで持ち込ませず、これでも戦えることを見せつけた。
それに、かなりプレッシャーがあったであろうデ・ヘアも1つは決められたが、それ以外では大きなミスもなく、プレミアデビューを飾った。
全体的なパフォーマンスは高くなかったが、それでも勝ち点3を奪ったし、好発進と言ってもいいだろう。


スコア
1-2
<得点者> 
WBA      S・ロング
マンチェスターU ルーニー、A・ヤング              

~愛丸's MVP~
A・ヤング(もう長いことユナイテッドでプレーしてるかのような安定感で、周囲との連携もよかった。縦への突破でチャンスも作ってたし、左のクロスでの決定機を。この男がこれからどこまで伸びるか楽しみ)

R・マドリー-バルセロナ(スーペル・コパ 1leg)

2011-08-15 09:35:44 | リーガエスパニョーラ
観戦日 8/15(月)       

愛丸’s チェック
今シーズンのリーガの開幕を告げるスーペルコパが、これまたクラシコ。
2011年にいったい何回クラシコを見ることができるのか。
こんな贅沢な年もそうないだろう。
マドリーは、ペップバルサに対して、ここサンチャンゴ・ベルナベウで一度も勝利したことがない。
このスーペル・コパでなら、なんとかその悪い流れを断ち切ることができるかもしれん。
バルサは、この1legにどこまで本腰を入れて戦うか。
代表戦でケガ人も出てるし、シーズン開幕前ってことで、そう無理はしてこないはず。
ただ、タイトルをないがしろにすることもできないし、2legに繋がるような試合ができれば。
果たして、南米の選手たちがどこまでコンディションを上げてきてるか。

マドリーは、この1legにかなり気合を入れてのぞんできた。
試合開始からマドリーペースだったし、いい時間にいい形で先制点も奪うことができた。
超満員のサンチャゴ・ベルナベウもこれはいけると誰もが思ったはず。
それが、バルサの個人の力で、前半のうちに逆転されてしまった。
先制してから、ボールはキープするも、どこか点を取るまでの気持ちが失せてたように感じたし、もっと追加点を狙いにいってもらいたかったが・・・。
この試合のバルサだったら、先に2点目を奪ってたら、試合を決めることができたかも。
それにしても、まだシーズン開始前だが、ディ・マリアを除く攻撃陣は好調をアピールしてた。
エジル、ケディラに至っては、ミッドウイークの代表戦に出場してなかったし、この点からも、このスーペル・コパに賭ける意気込みが伝わってくる。
エジルは、新しく10番を背負い、先制点をゲットし、パスワークでも昨シーズンのような決定機に繋がるいいものを披露。
このままマドリーのトップ下に君臨しそうだし、この男が攻撃の中心になることは間違いない。
それと、やっぱりC・ロナウドか。
この男も準備はきっちりできてたみたいだし、縦へのスピード、テクニックは今更何も言うことはない。
周囲との連携もかなりよくなってるし、この男が、またリーガ記録を打ち立てるだけのゴールが奪えれば。
トップのベンゼマも及第点のできだったし、ドブレ・ピボーテにも安定感はあった。
守備ではペペがまたクラシコでイライラしてるシーンはあったが、バルサにバルサのサッカーで崩されるシーンはほとんどなく、あとは、個人への対応か。
メッシに3人でいきながら、不運にもボールがメッシの前にこぼれ、このときにペペの対応がまずかったことで、逆転ゴールを奪われてしまった。
メッシとのフィジカル勝負で転ばされるようでは、ペペも反省しきりなはず。
バルサにバルサのサッカーをやらせなかったが、結果は2-2だったし、追いついたことは評価できるが、先制したなら、しっかり勝利してもらいたかった。
サッカーのでき自体はマドリーの方がよかったし、こうなると、ほんとに相性が悪いってことになってしまう・・・。
バルサは、全くバルサらしさが感じられなかったが、それでも、アウエーゴールを2発叩き込んでのエンパテ。
これで、かなり楽にカンプノウでの2legを戦うことができるだろう。
合流が遅れてたメッシはオーバーウエイト気味だったし、新加入のA・サンチェスもまだチームに加わって10日ほどしか経ってない。
それを最後まで起用したってことは、このクラシコで試合勘を取り戻させようってことだったか。
それに、代表戦でケガしたピケ、ブスケツはベンチスタートだったし、チャビも同じ。
S・ケイタをアンカーで起用したり、バルサは、これをプレシーズンとして戦った感が・・・。
どれだけ余裕を持ってるんだってこと。
試合の入りは、こういう状態だったから、マドリーに押し込まれ、イニエスタの仕掛けの位置もかなり低かったし、メッシに至ってはいたのかいなかったのか・・・。
こういう状況だったから、A・サンチェスは守備で貢献し、新しい一面をアピールすることはできたが・・・。
ただ、こんなバルサでもビジャ、メッシが2発のゴラッソで点が奪えるってところがすごすぎる。
メッシがプレーしたのは、あの得点シーンのみと言っても過言ではなく、それでいて結果を出せる、これがベストのコンディションだったら、どこまでやれるかわからない。
このエンパテでバルサは、2legも楽に戦えるし、シーズンを前にマドリーに引導を渡すことができるかもしれん。
そうなったら、今シーズンのリーガがおもしろくなくなるし、なんとかマドリーにには意地を見せてもらいたいが・・・。
それにしても、リーガはしっかり開幕してくるのか、それが心配。


スコア
2-2
<得点者> 
R・マドリー   エジル、X・アロンソ
バルセロナ    ビジャ、メッシ              

~愛丸's MVP~
エジル(10番を背負って、今シーズンはマドリーの王様に君臨できるかも。攻撃陣を活かすも殺すもこの男にかかってくるし、この状態をキープできれば、マドリーの攻撃はバルサにも劣らないものになる)

ストーク・シティ-チェルシー

2011-08-15 00:04:25 | プレミアリーグ
観戦日 8/14(日)       

愛丸’s チェック
ブリタニアでの開幕戦。
これがスタンフォード・ブリッジだったら、間違いなく中止になってただろう。
ストークは、昨シーズン、このチェルシー戦で勝ち点1を拾ってる。
ここまでチェルシーには負けっぱなしだったのが、初の勝ち点をゲット。
このときのいい印象が残ってるだろう。
メンバーもそう多く代わってないし、あの戦いができれば。
チェルシーはヴィラス・ボアス体制になって、どう変貌を遂げたか。
メンバーはほとんど代わってないし、中身がどう変わったか。
ポルトであれだけの好成績を収めた監督だし、チェルシーでのモウのアシスタントとして力になってる。
全く知らないチームじゃないのは強みだが、このビッグクラブのプレッシャーに耐えれるかどうか・・・。
補強が進んでないのも気になる点。

ストークは、昨シーズンに引き続き、チェルシー相手に勝ち点1をゲットした。
点を奪うことはできなかったが、取られることもなかった。
守備に関しては、昨シーズンよりも格段によくなってる。
ただ、フィジカルに任せて、相手のFW陣に立ち向かうのではなく、中盤からのプレッシャーがかなり効果的だった。
チェルシー相手にこの守備でゼロに抑えたことは、今後に大きく影響してくるはず。
新加入のウッドゲイトも、今までの鬱憤を晴らすかのように、F・トーレスに仕事をさせなかったし、パートナーのショークロスともコンビはよかった。
それに、もうひとりアップソンも加入してるし、これまで弱点だった守備に関しては計算ができるようになった。
昨シーズン、プレミアで一番ポゼッションが低かったチームだが、これに関しては、そう大きく変わらないだろう。
カウンター狙いのサッカーに変わりはないんだが、守備の安定がある分、拾えなかった勝ち点も拾えるようになるはず。
得意のホームゲームではあったが、チェルシーが相手だったことを考えたら、この0-0は自信に繋がるはず。
デラップからのロングスローも威力を発揮し、ツェフがGKじゃなかったら、いくつかゴールが生まれてもおかしくなかった。
このロングスローからだけに頼るではなく、セットプレー全体でのオプションが増えれば、おもしろいんだが・・・。
高さではある程度どのチームにも勝てるだろうし、ピューリスのアイデアが豊富だったら、武器も増える。
この試合、K・ジョーンズとウォルタースの2トップだったが、コンビとしては問題ないが、強豪相手での崩しってのがまだ足りない。
K・ジョーンズにボールが収まったときに、ウォルタースがどう動くか。
サイドの選手はサイドが本職だし、セントラルMFのうちひとりでも、ここに絡むプレーが増えれば、チャンスも増えてくる。
ウィランにしろ、デラップにしろ、どうも守備的なイメージがあるし、得点力のある中盤の選手が獲得できれば、さらに上を目指せるはず。
ELもあるし、このままでいいわけがないだろう。
チェルシーは、前日に試合をした優勝候補同様、全くいいところなく勝ち点1しか奪えなかった。
昨シーズンとメンバーは代わってないが、やりたいサッカーは変わったはず。
それがどう変わってるのか、全くわからなかった。
ミッドウイークの代表戦で、前半15分にピッチを後にしたF・トーレスが先発で、ここにも疑問が・・・。
代表の試合がそこまで重要じゃないのか。
冬に移籍してきて、全く結果も残せず、代表もないがしろして、この試合に賭けたエースも、まだ、いい頃の出来に戻れないでいる。
3トップはやりやすいはずだが、あれだけ組織的に守られたら、仕事ができてない。
激しいマークにイライラしてたし、メンタルの部分でまだ立ち直れないでいる。
ランパードも持ち味を発揮できてないし、このままでは結果は出せない。
ヴィラス・ボアスは4-3-3を採用するが、3トップにはウイングタイプを好まない。
ファルカオ、フッキみたいに、お互いがうまく連携して点を狙う攻撃がやりたいはず。
そうなると、王様でいたいF・トーレスが中央にいたら、サイドの選手が監督の要求に答えられないはず。
この試合でも多くそれが見受けられた。
F・トーレスが本調子に戻れば、周りとの連携も考えてくれるんだろうが、果たしてそんな日がくるのかどうか・・・。
ランパードも力を発揮できてないし、ヴィラス・ボアスが自分の理想を追い求めるなら、もっと選手が必要。
それにF・トーレスではなく、ドログバをトップに据えた方が、それが可能になるかも。
この青年監督は、これから相当苦労するだろう。


スコア
0-0
<得点者> 
 なし              

~愛丸's MVP~
ツェフ(チェルシーで一番状態がいい選手。ロングスローへの対応をしっかり研究してた。あの飛び出しがなかったら、間違いなくやられてた。今シーズン、この男の活躍で勝ち点を拾う試合が多くなりそう)