愛丸のサッカー観戦記

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カリアリ-ACミラン

2007-11-27 00:07:51 | セリエA
観戦日 11/26(月)       
 
愛丸’s チェック        
セリエでなかなか調子の上がらないミラン。
アウエーでは大量点での勝利もあり、サン・シーロでやるよりはやりやすいはず。
それにホナウドが復活。
昨シーズンの後半戦での活躍ができれば、得点力不足も解消されるはず。
カカもより活きてきそう。
カリアリは主力がごっそり抜かれ、今シーズンは厳しい試合の連続。
ホームで滅法強かったあの頃のサッカーがよみがえれば。
頼りはフォッジャ。
近い将来イタリアをしょって立つであろうこのフオーリクラッセが爆発するようなことがあれば・・・。

試合は開始4分にカリアリが先制。
これは考えれない展開。
CKからアクアフレスカがニアで見事に合わせた。
このFWについてたのがオッドだったが、なんというか酷い守備だった。
簡単に当たって倒れるようだと。
この後、セットプレーでアクアフレスカについてたのがマルディーニに代わったことを考えると、やっぱりオッドがしょぼかったってこと。
点が取れず悩んでるミランで、守備から破綻することになるとは。
オッドは攻撃に魅力がある選手で、こういうタイトな守備には向いてないかも。
ミランはこの後、追いつくために必死で攻撃したが、先に攻撃が魅力と述べたオッド、左のセルジーニョがうまく攻撃に参加できない。
カカ、ホナウドの攻撃だと、中に集中。
これだとカリアリの守備陣はそんなに苦労しない。
期待のホナウドもまだトップフォームにはほど遠かった。
カカとの効果的な絡みもあまり見られず、期待はずれだった。
まだまだこれからだろう。
ホナウドはジラとのコンビもうまくいっておらず、ホナウドを軸でいくなら1トップにしてカカ、セードルフをその下に置くクリスマスツリー型がしっくりきそう。
ホナウドも復帰し、ミランはここだろう。
12月は日本にも来るし、過密日程で更に苦しくなるとは思うが、ミラノデルビーには完璧なミランが見たいものだ。
カリアリは先制したまではよかったが、それを守りきることはできなかった。
2失点とも不運なもの。
DFのクリアボールが味方に当たって浮いたボールをジラに決められたのと、ピルロのFK。
流れの中ではあのブラジルコンビを完璧に押さえたし、サイド攻撃もある程度封じることができた。
フォルティンはカカのリゴーレを止めるし、いいとこは多々あった。
このリゴーレ、かなり怪しいものだったが、カリアリ陣営はそんなに抗議せず、いさぎいい姿勢も見られた。
あの頃のユーベを思い起こすリゴーレだったな~。
攻撃ではやっぱりフォッジャ。
中盤の高い位置で自由に動き、ドリブルするとなかなかボールを取られず、ミドルもしっかり枠を捕らえてた。
これがどれかゴールに繋がれば申し分なかったが、ここはミラン、意地があったか。
フォッジャをフォローできるような選手が誰かひとりでもいたら、カリアリも魅力的な攻撃ができるのに。
が、この冬フォッジャが残ってくれればの話。
ラツィオへの復帰の話もあり、このクラッキがこのチームを去ることになると、もうカリアリの降格はさけられないかも。

スコア 1-2

<得点者> 
カリアリ   アクアフレスカ
ACミラン  ジラルディーノ、ピルロ
~愛丸's MVP~
マルディーニ(まだまだ現役でやっていきる。不甲斐無い攻撃陣に喝を入れるかのような攻撃参加は効果的だった)