愛丸のサッカー観戦記

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セビージャ-マジョルカ

2007-11-27 19:39:55 | リーガエスパニョーラ
観戦日 11/27(火)       
 
愛丸’s チェック        
徐々に調子が上がってきたセビージャ。
近い順位のチームとの対戦で、ここサンチャス・ピスファンでは負けられないところ。
DFラインにけが人が多いのは気になるが、自慢の攻撃力でしっかりカバーしたいところ。
サイド攻撃がうまくはまれば。
マジョルカは前節のマドリー戦のような戦いができれば。
リードを守れなかった守備陣には不安があるが、攻撃に関しては問題ない。
代表デビューを飾ったグイサを中心に攻めきることができたら、フエラとはいえやってしまうこともあるかも・・・。

試合はどちらも攻撃に重きを置く、見ていて楽しい展開になった。
より攻撃的に行ったのはフエラのマジョルカ。
マドリーとの対戦であれだけできたのは伊達ではなかった。
良かったのはイバガサとJ・グティエレス。
アランゴをベンチに下げてても、あの攻撃力は失われなかった。
イバガサがけっこうフリーでボールをさばくことができ、サイドを使ったり、縦に決定的なパスを出したりと、やりたい放題。
右にいたF・バレーラはマドリー戦ほどの切れはなかったが、その分J・グティエレスがしっかり働いた。
この男がドリブルで仕掛けると、フアルタでしか止められなかった。
マジョルカはこの左からの攻撃で多くの決定機を作った。
グイサにうまく合うボールがなかなか入らず、大量点とまではいかなかったが、取るべきとこではしっかり点が取れた。
この試合でも先制し、早めの追加点で試合を優位に進めた。
追加点のF・バレーラのロングシュートは地を這った後のライジングボール。
翼くんの世界で見れそうなスーペルゴラッソなシュートだった。
後半はセビージャの猛攻にあったが、マドリー戦みたいに逆転されることなく、守りきった。
ピボーテ、DF陣、GKがよくやったのもあるが、いいとこでJ・グティエレスがキープして時間を作れたのもでかい。
こういうサッカーができれば、UEFA圏内も夢ではない。
魂を感じるサッカーをやってるのも好感が持てる。
セビージャはこの敗戦はかなり痛いものに。
前半に攻め込まれ、この嫌な流れを前半のうちに断ち切れなかったのが響いた。
ここまで好調だったL・ファビアーノが好機を逃してたのが痛い。
ひさびさセレソンにも呼ばれ、その疲れが出てたのかも。
後はD・アウベス。
守備でってより、攻撃に欠かせないこの男がサスペンシオンでいなかったのがセビージャには大きいダメージになった。
ヒンケルも悪い選手ではないが、D・アウベスの攻撃力を考えるとかなりの差がある。
相手に与える脅威も違ってくる。
後半、J・ナバスを左に、右にデムルを入れてから、いつものセビージャサッカーを展開することができたが、ちょっと遅すぎた。
右に入ったデムルはかなり高い個人技を持ってる。
ドリブル突破は魅力的。
止められるシーンをなかなか見ることができなかった。
それでもクロスの精度がまだそこまで高くなく、この辺がスタメンでいけない理由なのか。
左SBがいない今のセビージャではここにアドリアーノ、前にJ・ナバス、右はD・アウベスとこのデムルってのが、一番攻撃的に行けそう。
今後はぜひこの布陣で望んでもらいたい。
怒涛の攻撃を見せながら、マジョルカの赤い壁を突破できなかったのには不満が残るが、いいサッカーはできてたように思う。

スコア 1-2

<得点者> 
セビージャ   カヌーテ
マジョルカ   イバガサ、F・バレーラ
~愛丸's MVP~
クルス(リーベルで干されたこのオリンピック無失点優勝GKがこのスペインの地で本領発揮。至近距離のシュートの反応はぴか一)