愛丸のサッカー観戦記

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パウメイラス-ナシオナル(リベルタドーレス杯 QF1leg)

2009-06-17 00:27:33 | その他
観戦日 6/16(火)       

愛丸’s チェック
ルッシェンブルゴ率いるパウメイラスのカーサでの1leg。
ケイリソンを補強して、今シーズンは、このリベルタを本気で狙いにきてるはず。
監督が監督だし、なにかやってくれそうな予感。
このカーサでの1legをしっかりものにして、モンテビデオに乗り込みたい。
自慢の攻撃陣がしっかり仕事をすれば、そう難しい試合にはならないだろう。
ナシオナルのやることはただひとつ。
失点をしないこと。
それでいて、アウエーゴールが取れれば、最高なんだが、0-0でも御の字。
この結果で、カーサに戻りたいだろう。
ナシオナルは3年連続で決勝トーナメントに進出はしてるんだが、ベスト4ってのはかなりの壁が。
第1回のトヨタカップに南米代表で来日したのはこのチームだし、ここらで古豪復活といきたいところだろう。

パウメイラスのパフォーマンスってこんなものではないだろう。
カーサで何もできななった。
D・ソウザの目の覚めるような地を這うミドルで先制したのはよかったんだが、これ以外に見せ場がほとんどなかった。
前半30分を前に2枚代えるという荒行に出たルッシェンブルゴだったが、はやして、この策がよかったのかどうか・・・。
たしかに、右のラテラウは代わったマルキーニョスの方がいいできだったらが、これなら先発させればいい。
それもあの時間での交代だし、代えられた選手の気持ちを考えると・・・。
全てがはまって、これで結果が出れば、さすがルッシェンブルゴってことになるんだろうが、これを先発させなかったってことを考えると、ダメ監督ってことに。
守備的に振舞いたかったのかもしれんが、ここはカーサ。
それに1legってことを考えれば、いくらでも点は欲しかったはず。
ボランチを一枚削り、2トップにして、トップ下にD・ソウザを配したこの布陣の方がよく動けてた。
ただ、2トップのケイリソンと途中出場のオビーナのコンビが・・・。
ケイリソンはバルサ、マドリーが狙ってるという逸材で、どれだけやってくれるのか楽しみだったが、いいプレーは得点シーンのポストプレーだけ。
これが持ち味の選手じゃないだろう。
鳴り物入りでパウメイラスに入団したんだろうが、これぐらいの選手はごろごろいそう。
もっと点を取りに行く姿勢はほしかった。
速さ、テクニックが抜けてすごいとは思わなかった。
となると、得点を取る業に長けてるのかもしれんが、それも感じられなかった。
2legは噂通りのプレーを期待する。
全てにおいて、そこか中途半端だったパウメイラス。
失点シーンも、気の抜けたようなプレーだったし、これで優勝ってのはちょっと難しいかも。
あの時間で集中力を欠くチームがクラブW杯に出場できるはずがない。
ここでしっかりルッシェンブルゴがチームを引き締めないと、ここで姿を消すことに。
ナシオナルは完璧な試合ができたはず。
若手からベテランまで、やるべきことをしっかり遂行し、この1-1という最高の結果を手に入れた。
先制されてから少しの時間パウメイラスに主導権を渡したが、ボールを持たれるだけで、決定機は作らせなかった。
守備で目立ったのが、若いCBのコアテス。
まだ線が細いような気がしたが、フィジカルで負けたシーンはなかった。
ケイリソン、オビーナを前を向かせるシーンも少なかったし、なかなかのCB。
ウルグアイではルガーノ2世なんて呼ばれてるらしいが、そう呼ばれるのもわかるできだった。
若手では18歳のガルシアがいい仕事をした。
途中出場でなんとエンパテに追いつくゴールをゲット。
突っ立てたパウメイラスのDF陣を横目に落ち着いて決めてみせた。
このゴールはチームにとっても、この男にとても大きいものに。
若手だけでなく、中盤の底で攻守にわたって貢献したのがベテランのO・モラレス。
この男がどんと構えてくれるからチームが落ち着く。
パウメイラスの攻撃を食い止めながら、エンパテゴールのアシストもこの男。
まさにチームの大黒柱。
こういう存在がパウメイラスにはいなかった・・・。

スコア 1-1

<得点者> 
パイメイラス   D・ソウザ
ナシオナル    ガルシア
~愛丸's MVP~
O・モラレス(チームの支柱。この男がこのパフォーマンスだったら、2legも結果をだせそう。夢のベスト4も目前)