愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ニュージーランド-スペイン(コンフェデレーション杯)

2009-06-15 11:00:59 | 各国代表戦
観戦日 6/15(月)       

愛丸’s チェック
この両チーム、グループの突破と敗退は決まってるようなもん。
このコンフェデにオセアニア枠がはたして必要なのかどうか・・・。
ただ、NZはこの大会の直前の親善試合でイタリアから3点を取ったとのこと。
目を見張るような選手がいるとも思えないが・・・。
イタリアがなめてかかっただけだろう。
自信がついたことに変わりはないが、これがそのまま、スペインに通用するかと言ったら・・・。
スペインはこの大会にどう挑んでくるか。
無敗記録を継続中だし、負けたくはないはず。
GLでその記録が途絶えることはないはずで、問題はセミ・ファイナルから。
相手はおそらくブラジルかイタリア。
このタイトルのかかった大会でのブラジル、イタリアはけっこう手ごわいかも。
そこまでしっかりチームを休ませればいいだけ。

もうNZについてはどうのこうの言い必要がない。
この大会への参加に何の意味があるのか。
恥を晒すだけ。
この試合でもミスだけが目立ち、格の違いをまざまざと見せつけれた。
ここまで差があるものか。
カシージャスが代表にいたU-17の大会では、13点もスペインに取られたらしい。
その悪夢に近いものがあった。
フィジカル勝負のDF陣がテクニックでこられると何もできないことを証明した。
あまりにもレベルが低すぎる。
オーストラリアがアジアに参加してきたわけで、こうなると、もうオセアニアにはNZしかいない。
そうなると、コンフェデには毎回参加してくるわけだが・・・。
攻撃の形もできなければ、守備も不安定。
高い位置でのプレッシャーもただの無駄走りだし、見てられなかった。
南ア、イラクにもそうとう苦労することだろう。
ゴール前でなんでもないクロスを空振りするようなCBが代表のチームって。
セルティックに籍を置くキレンもいたのかいなかったのか。
5失点で済んでよかった。
スペインは、試合開始前から結果のわかってた試合にベストの布陣で挑んできた。
もっと主力を外してくるかと思われたが、これが緒戦だし、このメンバーだったのか。
F・トーレスは前半の早い段階でハットトリックを達成し、切れのよさをアピール。
ビジャとのコンビもいいし、この2トップはアルゼンチンの2トップにも引けをとらない。
欲を言えば、もうちょっとF・トーレスのアシストってのも見たかったが、そう贅沢も言ってられないだろう。
ビジャもごっつぁんのゴールを取れたし、問題ない。
中盤もX・アロンソを底に、左にリエラを固定し、チャビとセスクは自由にポジションをチェンジ。
このポジションチェンジが相手を苦しめた。
これは、イニエスタが入っても、D・シルバが入っても、S・カソルラが入っても同じようにやれるはず。
ここまで創造性豊かで、なおかつテクニックもそうとう高い中盤の選手を抱えるチームってそうはいない。
相手によってフォーメーションを変えれるだろうし、今のスペインを止めるチームが果たして出てくるかどうか。
ここまで輝いて見えたのは相手のしょぼさのおかげなんだろうが、それでも、このパフォーマンスはなかなかできない。
ブラジル、アルゼンチンよりも魅力的であることは間違いない。
この試合、左はリエラ、カプテビラとかなりいい突破からのクロスってのが目立ったが、右のS・ラモスが・・・。
最初にいいクロスがあったぐらいで、マドリーほどの積極性が感じられなかった。
左があれだけ高い位置を取ってたからかもしれんが、NZ相手ならももっと行ってもよかったはず。
後半、アルベロアに交代したところを見ると、コンディションに問題があったのかも。
スペインが本気モードに突入するのはセミ・ファイナルからだろうから、そこまではいろんな選手を試してもらいたい。
ほんと、今のスペインを上回るチームがほかにあるのかどうか・・・。
今、W杯をやったら、スペインの優勝の確立がそうとう高い。
攻撃だけでなく、守備の安定感もあるし、文句のつけようがない。
とりあえず、いいスタートは切れた。

スコア 0-0

<得点者> 
スペイン   F・トーレス×3、セスク、ビジャ
~愛丸's MVP~
F・トーレス(この試合でのハットトリックでこの大会の得点王はほぼ手中に収めたか。どれもうまいと唸らせるシュートだった)

南アフリカ-イラク(コンフェデレーション杯)

2009-06-15 09:38:47 | 各国代表戦
観戦日 6/15(月)       

愛丸’s チェック
W杯のプレマッチ、コンフェデレーション杯が開幕。
まだスタジアムが全部できあがってない南アで、どこまでこの大会を盛り上げることができるか。
インフラの整備が進んでないといわれてるが、これは来年、ちゃんとやってくれればいいだろう。
とにかく、このコンフェデを問題なく終わらせることが先決。
開幕戦は開催国ともうW杯への出場が叶わないアジア王者のイラクの対戦。
南アはかなり高いモチベーションで挑むことができるだろうが、イラクは何を目標に戦えばいいのか・・・。
このグループ、スペインが大きく他を引き離しており、2位争いが熾烈。
それを考えると、この開幕戦は開幕戦ってことだけでなく、かなり重要な試合になる。
どうしてもここは勝たなければいけない南アが、空回りしないといいが・・・。

試合はホームの声援を受けて、終始南アが主導権を握る展開に。
前半は、どちらも様子を伺ってる感じだったが、時間の経過とともに、南アが、かなり攻め立てた。
なかなか結果が出せてない南アで、来年年明けに行われるネイションズカップの予選も通過が厳しい状況。
そうなると、真剣勝負の場がここしかないため、これだけのパフォーマンスをやって当たり前なのか。
攻撃では、トップ下というか、中盤で自由を与えられたモディセがいい動きを披露。
なかなかのテクニシャンで、ここからの展開でチャンスが広がってた。
ただ、持ちすぎる傾向もあり、一流のDF陣を相手にするとどうなるか・・・。
トップのふたりもスピードはそれなりにありそう。
パーカー、ファンティニとフィジカルもそれなりに強そうだし、ポストプレーもできれば、抜け出す動きもまずまず。
ただ、フィニッシュの精度が・・・。
やっぱりFWは点を取ってなんぼ。
それを考えると、マッカーシーというプレミアでも結果を出せるFWがいるにも関わらず、チームとのいざこざなのかなんなのかわからないが、召集されてないのは残念。
この男がいたら、右のSB、カグサのオーバーラップもより活きてくるはず。
このSB、なかなかの働きをしてた。
守備面がどうか、イラク相手だとなかなかわからなかったが、攻撃参加のタイミング、クロスの精度、高いレベルにある。
ここからのクロスで決定的なシーンを作ったが、味方が1点目もんのヘディングシュートをクリアしてしまい得点にならず。
運に見放されてた。
後半の40分過ぎにピーナールが登場したが、これじゃこの男のよさは発揮できない。
FA杯のファイナルまで戦ってきたから、チームへの合流が送れ先発じゃなかったんだろうが、この男が左で起点を作ってくれれば、このグループは突破できる。
右であれだけ攻撃できたわけで、左でピーナールがエバートンでのように振舞ってくれれば、相手には脅威を与えるはず。
このスコアレスドローがどう影響を及ぼすかわからないが、ニュージーランドから多く点を取ったチームが2位通過するだろう。
イラクは平均年齢24歳と、かなり若いチームでこの大会に臨んできた。
来年のW杯に出れるわけでもなく、目指すべき大きい大会があるわけでもないから、モチベーションに問題があるはず。
それでも若い選手たちはここでって気持ちはあるだろう。
ただ、それがプレーからはにじみ出てこなかった。
攻撃も中途半端だし、守備も安定してるわけではない。
とくにバイタルエリアでの守備が怠慢。
ここでモディセあたりをフリーにすることが多く、ピンチを招くことに。
GKのカシドが当たってたから無失点で済んだが、この男の活躍がなかったら、完全に負け試合。
パスを繋がれての守備もダメだし、ロングボールの対応もいまいち。
セットプレーからの決定的な場面を作られれば、クロスにもうまく対応できてない。
これがアジアのチャンピオンかと思うと・・・。
あのアジア杯はいったい何だったのか。
運も味方につけたカシドがいなかったら、アジアの評価はがた落ちになったはず。
オーストラリア、イラン、サウジ、韓国、日本と、イラクより魅力的なチームはアジアには多くあることを、世界のひとにはわかってもらいたい。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
カシド(クロスボールをキャッチできず、決定的なシーンを作られるも相手がクリアしてくれて事なきを得た。ミスはこれだけで、後は何度かビッグセーブを見せつけてくれた)