五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

モノローグを染めて

2007年01月11日 | 雑記

マリー・デケイルウ(仮名)。

彼女とはいろんな事があった。
去年の私は、彼女のためにあった、といっても
言いすぎではないと思う。

愛?恋?友情?

わからない・・・。
たしかに一時期、私はマリーに夢中になった。
しかしそれは、愛だの恋だの、そんな簡単な
言葉で言い表せるものではなかった。

マリーは私を、『かしまし』の「やす菜」ちゃん
だと言う。
要するに、危なっかしくて放っておけない・・・
そんな存在らしい。
彼女はいつも私の事を心配し、励ましてくれる。
たしかに私は、「やす菜」だと思う。

頑なに恋愛事を避け続けてきた彼女。
そんな彼女の心を動かす力が、私にはあったのかも
しれない。
自分の信念を覆してまで、私を・・・。

マリーとは、とことん話し合った。
私は、なかなか理解不可能な自分の病を、マリーが
理解しようとしてくれていることに感謝している。
また、マリーの苦悩を私が聞くことも多い。
マリーも苦しんでいるのだ・・・。

お互いを心配し、思いやる心が私たちにはある。
尊敬し合う心がある。
強い絆がある。
それが「愛」だというなら、そうなのかもしれない。

友情以上であることは、私とマリーを知る人
なら感じるに違いない。
いや、むしろ
「なんであいつら、くっつかねぇんだ?」
と思われても仕方ない。

私もマリーも、これからの人生は平坦ではない。
これからもお互い、ぶっちゃけた話をして、
それぞれ心の支えになれれば、それが一番良い
のであり、私がマリーに出来る唯一の恩返し
なのだ。

「私のために、人生の幅を狭くしないで」
「あなたはあなたの人生を生きて」

かつて、マリーは私にそう言った。
同じ事を、彼女に対して考えたし、今も思っている。
お互いがお互いの幸福を、一番願っている。

これほど素晴らしい関係が、他にあるだろうか。
私は「やす菜」でもいい。
マリー・デケイルウの隣で、四季を感じて
生きていきたい。