えー、お題の「70億人が幸せになる方法[その32]」です。
その店舗に乗り込んできた暴力団員のお客様は、店に入るなり、
「店長を出せ!」とクレームの一言目を、店内に響くくらい大声で、言いました。
私を含む店員はもちろん、他のお客様も数名いらっしゃったのですが、
その場が一瞬、水を打ったように静まり返りました。
対応には店長代理があたりました。まずは相手の言い分を聞くという、
最初の対応です。
店長代理は「いかがいたしましたか?」とそのお客様に聞くと、お客様はさらに大声で、
「お前のところの対応はどうなってるんだ!」と怒鳴りました。
店長代理のSさんは、「どのようなことでしょうか?」と質問しました。
するとお客様は、「なんで出張メンテナンスを断った!」とさらに大声で怒鳴りました。
Sさんは、「本部からの指示で反社会的な方のお客様にはお断りをしております。」と、
あらかじめ決めておいた対応通りに答えました。
すると、お客様は「お前では話にならん!店長を出せ!」とまた、怒鳴りました。
Sさんは「私が店長代理でございます。お話をお伺いしますのでこちらへお越し下さい」と、
バックヤードへとそのお客様を案内しました。
それから暫くは、バックヤードでのSさんとお客様の長い遣り取りが始まりました。
30分経っても、出てこなかったので、私は様子を見に、バックヤードへ行きました。
すると、相変わらず、「お前では話にならん!社長を出せ!」と怒鳴り、
Sさんは「店の運営は全て本部の指導の元、行っております」と言って、
さらに脅してくるのでした。
私は、以前から打ち合わせていた通り、30分経っても、埒が開かないと、
警察に、営業妨害として、通報することになっていました。
そこで、私はアルバイトのレジスタッフに、110番するように言いましたが、
結局、誰も電話をしないので、私が110番して、警察に来てもらうように言いました。
それから15分ほどしてパトカーが来て、数人の警察官が店のバックヤードへと、
入って行きました。
5分ほど、すったもんだの遣り取りがあり、結局そのお客様は、
警察へと連行されたのです。お客様は、出店の際、私に向かって、
「お前の名前は覚えた、この街で見かけたらどうなるか覚えとけ!」と捨て台詞を言い、
パトカーに乗り込んだのです。
連行の決め手は、バックヤードで暴力団の名刺を出して、Sさんを脅したことでした。
当時、暴対法が出来た後の事で、暴力団とわかる証拠を提示して脅す事は、
暴対法の取り締まりの対象になったからでした。
Sさんは、全ての遣り取りをボイスレコーダーで録音しており、警察と、社長に、
その音声ファイルを提出したのでした。
それ以来、暴力団員はその店に来なくなりました。
その後、私は店長代理補佐として、とにかく店の雰囲気を変えて、
お客様が入りやすい店づくりをして、売上の向上に全力をあげたのです。
私は頑張って売上を上げるために、お客様の対応をしました。
すると、ある日、一人のお客様から、あなたからパソコンを3台買いたい、
と言われて、本当に3台もお買い上げ頂いたのです。
私は販売員をしていて良かったと思いました。
数週間が経った頃、社長から、「君はその店から離れたほうがいい」と言われ、
家の近所の店舗に異動になりました。
時は1999年7の月を超えていました。ノストラダムスの予言は外れたのです。
[その33]に続きます。
ではでは。
その店舗に乗り込んできた暴力団員のお客様は、店に入るなり、
「店長を出せ!」とクレームの一言目を、店内に響くくらい大声で、言いました。
私を含む店員はもちろん、他のお客様も数名いらっしゃったのですが、
その場が一瞬、水を打ったように静まり返りました。
対応には店長代理があたりました。まずは相手の言い分を聞くという、
最初の対応です。
店長代理は「いかがいたしましたか?」とそのお客様に聞くと、お客様はさらに大声で、
「お前のところの対応はどうなってるんだ!」と怒鳴りました。
店長代理のSさんは、「どのようなことでしょうか?」と質問しました。
するとお客様は、「なんで出張メンテナンスを断った!」とさらに大声で怒鳴りました。
Sさんは、「本部からの指示で反社会的な方のお客様にはお断りをしております。」と、
あらかじめ決めておいた対応通りに答えました。
すると、お客様は「お前では話にならん!店長を出せ!」とまた、怒鳴りました。
Sさんは「私が店長代理でございます。お話をお伺いしますのでこちらへお越し下さい」と、
バックヤードへとそのお客様を案内しました。
それから暫くは、バックヤードでのSさんとお客様の長い遣り取りが始まりました。
30分経っても、出てこなかったので、私は様子を見に、バックヤードへ行きました。
すると、相変わらず、「お前では話にならん!社長を出せ!」と怒鳴り、
Sさんは「店の運営は全て本部の指導の元、行っております」と言って、
さらに脅してくるのでした。
私は、以前から打ち合わせていた通り、30分経っても、埒が開かないと、
警察に、営業妨害として、通報することになっていました。
そこで、私はアルバイトのレジスタッフに、110番するように言いましたが、
結局、誰も電話をしないので、私が110番して、警察に来てもらうように言いました。
それから15分ほどしてパトカーが来て、数人の警察官が店のバックヤードへと、
入って行きました。
5分ほど、すったもんだの遣り取りがあり、結局そのお客様は、
警察へと連行されたのです。お客様は、出店の際、私に向かって、
「お前の名前は覚えた、この街で見かけたらどうなるか覚えとけ!」と捨て台詞を言い、
パトカーに乗り込んだのです。
連行の決め手は、バックヤードで暴力団の名刺を出して、Sさんを脅したことでした。
当時、暴対法が出来た後の事で、暴力団とわかる証拠を提示して脅す事は、
暴対法の取り締まりの対象になったからでした。
Sさんは、全ての遣り取りをボイスレコーダーで録音しており、警察と、社長に、
その音声ファイルを提出したのでした。
それ以来、暴力団員はその店に来なくなりました。
その後、私は店長代理補佐として、とにかく店の雰囲気を変えて、
お客様が入りやすい店づくりをして、売上の向上に全力をあげたのです。
私は頑張って売上を上げるために、お客様の対応をしました。
すると、ある日、一人のお客様から、あなたからパソコンを3台買いたい、
と言われて、本当に3台もお買い上げ頂いたのです。
私は販売員をしていて良かったと思いました。
数週間が経った頃、社長から、「君はその店から離れたほうがいい」と言われ、
家の近所の店舗に異動になりました。
時は1999年7の月を超えていました。ノストラダムスの予言は外れたのです。
[その33]に続きます。
ではでは。
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