citron voice

詩人・そらしといろのブログ~お仕事のお知らせから二次創作&BL詩歌まで~

オペラ座のような

2007-11-17 18:32:40 | 日記
ある事情により、携帯からの更新です。
今日、初めてちゃんとしたミュージカルを観てきました。劇団四季の『ライオンキング』です。

劇場は四季劇場の“春”で、どうやらライオンキング専用劇場のようにみえました。中に入ると意外と小さい印象を受けましたが、舞台は奥行と高さがたっぷりありました。
舞台の、奈落というのでしょうか。ちょうど舞台真下に楽団がいまして、生演奏でミュージカルを、まさに底から支えていてびっくりしました。
何気なく覗くと、コントラバスも狭い空間ながら置いてあり、こういう仕事もあるのかと知りました。また、ミュージカルの背景にはアフリカの大地がある為、パーカッションがとても充実していて、客席の舞台寄りにパーカッションのスペースが上手下手にあり、迫力満点です。
楽団は音楽としてはもちろん、効果音としても大活躍でした。

肝心の内容ですが、ディズニー映画のライオンキングを知っていれば、すんなりとその世界に入れて、かつ、場面場面のリアルな表現に驚くと思います。

役者の演技力は凄いです。声量が半端なく、まだ小学生の役者も綺麗な高音で歌っていて、片や大人の役者も空気を震わせるような歌声と、客をミュージカルに引き込むテクニックが冴えていて、本当に感動しました。
舞台装置の切り替えの早さにも圧倒されました。数々の緞帳、奈落から上がってくる装置、所々で映される影絵…あと、衣装と様々な動物の着ぐるみと言いますか、その造りも見事です。原寸大の動物を思い出させ、動きも役者が丁寧に描写していて、うっとりしてしまいました。

全てが極めて完璧に近い状態までに達して一つにまとまって、凄いモノになる…これはサークルの演奏会にも言えることです。規模も実力も全然違いますが、個々人の努力と全体のチームワークの大切さを、このミュージカルを通して改めて学びました。

部内演奏会まで実は時間がそんなに無いと知り、焦りつつも今日の感動を忘れぬよう、演奏に生かせるよう頑張ります、これから。。。