citron voice

詩人・そらしといろのブログ~お仕事のお知らせから二次創作&BL詩歌まで~

新詩集『もうずっと静かな嵐だ』を刊行しました

2020-06-30 12:12:08 | 主な仕事の記録
そらしといろ詩集『もうずっと静かな嵐だ』(ふらんす堂)
販売価格・1,500円(税別)


ふらんす堂さんのオンラインショップでもお買い求めいただけます。
ふらんす堂オンラインショップ

また、本文をふらんす堂編集日記にて、詩を少し引用して、写真も豊富にご紹介していただきました。

書店での流通は、5月に入れば店頭に並ぶかと思われます。
ですが、このご時世なので書店も休業しているところが多いため、ふらんす堂さんのオンラインショップをご利用いただけましたら、早めにご購入できるかと思われます。




今回の詩集は、装画を画家の蒜山目賀田(ひるぜん めがた)さんにお願いしました。
絵の全景は、扉のページでご覧いただけます。
巨大な迷路を切り取ったような、なにか立ちはだかるものを迎えて越えていくような絵です。



詩集の雰囲気としては、大切ななにかを喪失したところから、新たな一歩を踏み出す、というような感じです。
この新型コロナウイルスが蔓延する世の中では、今までの”日常”が失われつつあるかと思います。
今この時代と詩の言葉とが、どうリンクするかはわかりませんが、響き合う側面もあるかもしれません。

この詩集は約2年ほど、ノートに手書きしてかき集めた詩を、これまた別のノートで推敲しました。
手で書いたときは、たくさんの言葉に触れた感覚があり、ページ数もそれなりに行くのでは、と思ったのですが、実際はごく薄い一冊に仕上がりました。
大きさも、手のひらに収まるほどのサイズ感です。
ぜひ、お手に取ってご覧いただけましたら幸いです。


TOKYOポエケット中止&その他のお知らせ

2020-06-28 13:43:05 | 主な仕事の記録
コロナウイルスがなかなか落ち着かない世の中ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
それでも季節は動いていて、梅雨に入り、紫陽花やタチアオイが綺麗に咲いて、早いところでは向日葵も顔を見せてくれています。
自然の移ろう様子を発見すると、少しホッとする部分もあります。

【お知らせ・1 第24回TOKYOポエケット中止のお知らせ】
毎年、7月に開催されているTOKYOポエケットが、コロナウイルスの感染者が増加していることから、中止となりました。
私も稀人舎さんのブースで参加する予定でおりましたが、中止となったため、また別のイベントにて、詩集や同人誌をお披露目できればと思います。

【お知らせ・2 詩誌「喜和堂 vol.5」に寄稿しました】
お世話になっている同人・喜和堂(きわどう)の同人誌、「喜和堂 vol.5」に散文を寄稿しました。
散文のタイトルは次の通りです。
「野川トークの思い出~小説家・長野まゆみさんと共に『銀河鉄道の夜』を古代ケルトの夏至祭として読み解く」
2018年に行われた「第9回 野川朗読会」の、小説家・長野まゆみさん、詩人・田野倉康一さんとの野川トークの内容についてを書きました。
タイトル通りに、小説家の長野まゆみさんが、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』は古代ケルトの夏至祭として読み解けるのでは、という発想から始まったトークでした。
長野まゆみさんの小説『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』にも触れつつの文章となっております。
こちらも、TOKYOポエケットで頒布する予定でしたが、また別のイベントにて、お買い求めいただけましたら幸いです。

【お知らせ・3 雑誌「現代詩手帖」2020年7月号に詩集『もうずっと静かな嵐だ』の批評が載りました】
6月27日発売の「現代詩手帖 7月号」の「連続討議 稲川方人+中尾太一+菊井崇史 試されながら詩を読んでいく 現代詩季評」にて、拙詩集『もうずっと静かな嵐だ』(ふらんす堂)を取り上げていただきました。
稲川方人さん、中尾太一さん、菊井崇史さんによる、鼎談形式の批評が掲載されております。
よろしければ、ご覧いただけましたら幸いです。