citron voice

詩人・そらしといろのブログ~お仕事のお知らせから二次創作&BL詩歌まで~

虚構と真実

2007-03-30 19:29:38 | 日記
乙一作品『GOTH リストカット事件』を読み終わりました。
ミステリーとホラーが合わさったような怖さがあり、とっても面白かったです。
話は「暗黒系」「リストカット事件」「犬」「記憶」「土」「声」の6章で構成されています。

「暗黒系」では少女達が次々に猟奇的殺人の被害者になります。その殺され方は、おおよそ人間の形をとどめておらず、死体は芸術的ともいえる壊され方をしています。
この事件に興味を持つのは高校二年生の主人公:“僕”と“森野夜”です。
二人の共通点は異常な事件が好きで、それに関する報道を見たり、情報を集めるという点です。
ある日、夜が一冊の茶色い手帳を行きつけの喫茶店で拾い、僕にその内容を読ませます。書いてあった内容は、猟奇的殺人の犯人が綴った犯行日記です。
それにはまだ報道されていない死体について事細かく記されていました。
そこで、二人はまだ見つかっていない事件現場へ向かい、見てしまったのです。
無残な死体を。
ですが、元々こういう状況を好む二人ですから、叫ぶことも通報することもなく、夜にいたっては死体が持っていた鞄や帽子などを拾い、あくる日に身に着けているのです。
死体が生きていた時と似た姿をした、夜。
勿論、犯人が見逃すわけがありません。彼女はその犯人に監禁されてしまいます。
かろうじて僕にメールを一通送り、僕は手帳の持ち主を探し当て、つまり犯人を見つけるのです。しかし、僕は犯人を警察へ突き出したりはせず、手帳の行方と殺人の動機についてを犯人と語り、夜の居場所を聞いた後は最終的に逃がしてしまいます。
不可解な主人公の僕と、夜。

「記憶」では夜の過去を物語っています。
彼女には双子の妹:夕がいました。しかし、首吊り自殺の真似事をしている時に、本当に首が絞まってしまい、死んでしまいました。小学二年生の時でした。
夜がその事実を語り、僕は興味を持ち、夕の死んだ場所である夜の実家へ向かいます。
幼い頃から双子の姉妹は死について考えており、死体ごっこなどは日常茶飯事、絵を描いても多少のばらつきはあるものの、自殺体の様子を描いていました。
見た目がそっくりな為、遊んでいる時などは二人を靴の色で判別していました。
事故の日、夜は夕と一緒にその自殺ごっこをしていて、夕の準備が整い、夜が家から人を呼んできます。ですが、夜はすでに夕が死んでいる事に気付いていたのです。
大人たちも揃えて置かれた白い靴を見て、夕が首を吊っていると認識します。
これが夜の人生が大きく変わる出来事となってしまい……



「暗黒系」では手帳を軸に事件が暴かれていきます。犯人が何処で落とし、何故拾わなかったのか、或いは見つけられなかったのかを僕が想像の中で辻褄を合わせていくのですが、よくこんな風に考えつくなぁと感心してしまいました。やはり、僕も只者ではないという事です。
二人の共通点はあれど、行動が全く異なってくるのも面白いです。
僕はひたすら事件の核心に近付いていき、夜はその事件にやたら巻き込まれていくからです。こういうキャラの設定も流石、乙一作品だなと思います。
「記憶」は切ないと言うか、なんて夜は可哀想な子だろう思ってしまいました。
事故で死んでしまった、夕。双子の妹である、夕。
この世に残っているのは、夜。双子の姉である、夜。
夜は不眠症になってしまい、治すには首を何かで絞めなければならない、と言い出します。その原因がこの事件・事故なのです。
どのお話も、人を殺すこと、死の様子が描かれており、主人公の僕は死こそが現実だと言います。他の物事はいくらでも脚色が出来る、しかし、死はたった一つだと。
あくまでも小説の世界の話ですので、これが現実ではありません。現実世界では毎日のように殺人事件が起こっています。誰も望んでいません。でも、殺人犯には殺人をする衝動があるのも事実です。
小説の中でこそありえる世界観、乙一作品の魅力だと思います。。。

八分九分

2007-03-29 22:10:14 | 日記
いよいよお花見が出来そうなほど、桜が咲き始めました。
近所の桜はほぼ満開状態で、風が吹くたびにチラリハラリと花びらが舞っています。
庭のチューリップも、朝に見たときはオレンジ色の蕾でしたが、昼過ぎには20度近く上がった気温も手伝って、花開きました。
植物もすっかり春の色で賑わっています。

今日は中学時代の友達と先生に会ってきました。今週は普段会えない人に会う一週間になっています。
中学でお世話になった先生は退職なさったり、異動されたりで母校にはほとんど残っていません。
今回訪ねた先生も、4月からは別の中学で勤務すると明かしてくださり、沢山お話してきました。
先生も友達もサッカーが好きで、その話でよく盛り上がっていたことを思い出しました。
相変わらずな様子だったので、異動先でもそのままの先生であって欲しいです。
友達は、まぁ健康そのもので、バイトと学業をお互いに頑張ろうといった感じでした。
月末には新聞に小・中・高校の先生方の異動先が記された別刷りの新聞が折り込まれてくると思います。
直接授業を受けた先生、顔見知りの先生が母校から去ってしまうのは悲しいです。
でも不思議なことに、結構風の噂で色々な話が飛び込んできます。
それに期待して、先生と別れてきました。また何処かで、それこそサッカー場なんかで出会いそうな気がします。

中学の桜も八分、九分ほど咲いています。良いタイミングで咲き始めたので、大学の入学式まで花が散らないでいてくれたらな、と。。。

最後まで最期まで

2007-03-28 17:06:41 | 日記
昨日の続き『空の香りを愛するように』桜井亜美(著)の感想を。
こちらは冒頭が飛び降り自殺のシーンで、インパクトのある出だしです。
飛び降りたのは通称505、それを見ていたのは主人公の綾渡紅葉。
505は薄く笑みを浮かべていて、モミジはその姿が妙に印象に残ってしまうのです。
続くシーンは、モミジがある男に騙されて行ってしまった合コン、その後には恐ろしく卑劣としか言いようがない、集団レイプが起こります。
男の集団の中にイツキという人物がいて、彼は非加熱製剤によってHIVに感染しており、それが不特定多数の被害者である女性達に襲い掛かります。
モミジもその一人となり、感染してしまったら……と悲観しつつもイツキへ激しい憎悪を燃やします。
モミジは幼い頃裕福な暮らしをしていましたが、小学生の半ば、父親の会社が倒産し一般庶民の生活を強いられ、転校した先の公立小学校でいじめられた事が原因で、他人を信用することが出来なくなりました。
それ以来、初めての彼氏:コウが出来て幸せな恋人関係を楽しんでいた矢先のレイプ、HIV、更には不妊症がモミジを襲います。
一瞬で全てが絶望へ変わり、モミジが何もかも投げ出して遊園地にてボーっと過ごしていると、目の前に不思議な少年が現れました。
赤いジャンパー、中性的な顔立ちでスラッとした身体の彼の名はミツルと言い、モミジを何故か知っていて、頼み事がある、と語りかけてきます。
鳥の影から逃げないで、と。
この言葉を残してどこかへ消え、またモミジの前に現れることを繰り返します。
そしてモミジはミツルの顔をある人物と重なる事を思い出し……
モミジ、コウ、ミツルの三人が絡まりあって、他人を愛する勇気や、あと何年も生きられる命・もうすぐ死んでしまう命についてを教えてくれます。

今現在、治療方法が定まっていないHIVが物語に登場し、どんな経路で感染してしまうか分からないという事が描かれていました。
愛する人に言えないレイプ・HIV・不妊症の事実。純粋に愛し愛されたいのに、真実を告げればその間に同情が割り込んでくるとモミジは考え、コウと別れようとしますが、そんな簡単に別れることも忘れることも出来ません。
身体も精神もボロボロの時、欲しいものは大好きな人の声や温もりです。
ミツルも、実は命がけの恋愛をしています。その相手は、読んでからのお楽しみ。
生きている時間を大切にしなければ、とミツルが訴えてきて、当たり前すぎて逆に意識しない真実を目の当たりにされた気がしました。
いつ死ぬかわからない、そこに視点を当てるのではなく、今生きている瞬間を例えば、愛する人のために捧げたり、やりたい事をやったり、精一杯消費した方が良いということです。
前向きに考えれば小さくても幸せはすぐ傍にあるよ、そんなことが伝わってきました。
この作品も、昨日紹介しました『イノセント ワールド』もいたるところに洋楽やJ-POPの音楽的な要素が散りばめられていて、思わずそのアーティストを調べてみたくなりました。
表紙もさることながら、文章の細かい部分でお洒落を感じさせてくれます。
下の絵は赤いジャンパーを着たミツルのイメージです。
さて、明日か明後日には乙一作品を語れたらと思っています。
読書三昧な一週間です。。。


没頭

2007-03-27 22:15:22 | 日記

近所に秋にコスモスの花を作る畑があります。
コスモスが咲き終わり、暫くすると新たに菜の花の種が植えられ、今はその菜の花が見ごろを迎えています。
ある一定の面積と密度で咲き誇る菜の花は、一つ一つの花の小ささを感じさせません。傍を通ると甘い蜜の匂いと、葉や茎の緑っぽい匂いが鼻先をくすぐります。
目にも鮮やかな黄色が今日のような薄曇の天気でも、そこだけは爛漫の春の陽気です。

昨日会った友達に、作家の桜井亜美さんの作品を勧められ、早速図書館で借りてきました。
『イノセント ワールド』と『空の香りを愛するように』の2冊を読みました。
両方共に共通する部分は、女性が主人公という所、レイプの描写がある所です。
ですが、共通する部分があっても展開する物語は全く違う世界で、読んでいてその違いが面白かったです。

『イノセント ワールド』は桜井さんのデビュー作で、映画化もされたそうです。
主人公のアミは健常者。しかし、彼女の兄のタクヤは知能障害を持っています。
何故、兄は知的な障害があるのに、自分はなんでもない普通の体と知能を持って生まれたのか疑問を感じ、そのせいで両親との仲は不仲です。
そしてある日、アミは自分の父親とは遺伝的なつながりが無い、つまり、精子だけが他人のもので卵子は母親のものという形で誕生したという事を知ります。
そうなったのも、兄の知能障害の原因は実の父親の精子に染色体の異常があったためでした。
両親は兄を邪険に扱い、妹であるアミが精一杯の世話をします。
そこで生まれてしまった、禁断の兄妹愛。
タクヤは10歳程度の知能しかなくても、アミとのセックスを温かな抱擁と感じ、逆にアミは生まれてくるはずだったもう一人の障害があったかもしれない自分の穴を埋めるように、タクヤを包みこみます。そして、とうとう二人の間に子どもが出来てしまい……

初めて読んだ作品なので、まだ読みとれない所もありますが、やはり作家というものは読者を物語の世界に引き込むツボを心得ていますね。
もう一人生まれるはずだった自分、そういう視点があったのかと思いました。
遺伝子が違うと聞いたら、私だったら真っ先に本当の父親は誰だろう、という所に執着してしまうと思います。
アミは物語の全体を通して売春を繰り返しています。親への反抗が、悲しくも奇妙な運命の歯車を回して物語はクライマックスを迎えるのですが、個人的に最後の方の文章表現が難しかったです。どういうことを言いたかったのだろう、と。
ただ、アミが最初の方ではタクヤを支えていると意識しているのが、段々と支えられているとも思ってくる、その意識の変化が切ないです。
障害を持っていても、兄は兄で妹を支えている……遺伝子的に不完全な兄妹ですが、どの兄妹よりも絆は深いように感じました。
上に表示されているイラストは、アミが黒いフレアのスカートの上から膨らみ始めたおなかをさする、というシーンをイメージしたものです。
本の表紙はあの蜷川実花さんが撮影した写真で飾られており、可愛らしい雰囲気がありますが、中身は打って変わって決して軽やかではありません。
でも癖になるような内容で、あと何度か読んでみたいと思ってしまう1冊でした。

明日は『空の香りを愛するように』の感想を。。。

6年前・6年後

2007-03-26 22:25:31 | 日記
昨日は初めてのアルバイトで、そんなに体力は使わなかったものの、例の緊張しいが再び発揮されまして、気疲れがひどかったです。
チケットを拝見して席へお通しするという仕事だったので、目も結構疲れました。
でも、じっと待ったり地道な仕事は好きなので、今の所あまり楽しいとは思えませんが、長く続けていきたいと思っています。

それでもって今日。
小学校が一緒だった友達と久しぶりに(それこそ小学校卒業以来ですね)ちゃんと会って、たくさんおしゃべりをしてきました。
その前に小学校へ行って、当時の担任の先生に二人揃ってこれからの進路を報告してきました。先生と話しているときは、そのまま小学生の時の雰囲気に戻っていて、とても懐かしかったです。
先生と別れてからは近くの公園で3時間くらいずっと、飲まず食わずでしゃべり通し、話しても話しても話題が尽きることはありません。
互いに、通っていた中学・高校のこと、受験の時期のこと、見たい映画や読みたい本、聞きたい音楽、これからの進路……とにかく、3時間もしゃべっていた気がしないほど、次から次へ話題が移り、話しが展開して、あっという間でした。
友達は小学校の頃からお洒落上手で、それが今ではもっと、綺麗になったうえに身に合ったお洒落でとても素敵になっていました。
次に会うときはまた一層、お洒落さんになっているのだろうと予想します。
年賀状やメールでやり取りをしていても、実際に会えばやっぱり懐かしくて、大人っぽくなったと言ってもあの頃の面影はあって、新たに共通の趣味があったりと発見があります。
友達とはどんな形でも良いから出来るだけ長く繋がっていたいと、本当に思います。。。

緊張しい

2007-03-23 23:57:54 | 日記
2月下旬だか3月上旬だか、その辺りにバイトを見つけるぞ、と密かに決意して早1ヶ月が経とうとする今日。
行ってきました、採用面接に。
何しろ初めてのアルバイトで、面接も高校受験以来という状態で臨みました。
個人面接を意識して、ネットで面接のマナーを再度確認したり、履歴書に不具合が無いか何度も見直したり、持ち物を入れたり出したりと一通り、自分が納得いくまで準備をしていざ出陣。
しかし、私は本番を目の前にするとガチガチに緊張してしまう性格で、電車でバイト先に向かう間、お昼ご飯に食べたパンとスープが胃の中泳いでしまい、緊張と気持ち悪さが半分ずつのまま到着しました。
面接会場は想像とはまったく違い、個人面接ではなく15~6人をまとめて面接していく形式でした。高校の一般受験の時、やはり集団面接だったので頭の片隅に思い出しつつ、カッチカチになりながら話を聞いていました。
初めての面接会場の印象ですが、意外にも私語が飛び交っており、とうとう面接官が注意してしまうほどで、皆さんが面接慣れしているからこその態度なのか、はたまた面接の心得を無視しているだけなのか、さっぱりです。

という訳で今日、面接に行ったのですが。
もう、採用されることが決まり、早速お仕事をすることになりました。
何事も経験、と何度も自分に言い聞かせています。
働くという事は、そのまま生活にかかわってくる事なのだと意識して、やる気だけは満タンに、これから頑張ってみようと。。。

piano rallent pianissimo

2007-03-22 23:24:26 | 日記
今日をもって、エレクトーン時代を含めて約14年間習ってきたピアノを辞めました。
大学ではサークル活動をメインに音楽を続けていくつもりです。
中学と高校で、ギター・マンドリン部に入部しようと思ったのも、ピアノをやっていたからこそ、です。
エレクトーンは幼稚園の年中から小学校1年生までやりましたが、先生が次々に辞めてしまったり異動してしまったりで、小学校2年生からずっとピアノを習ってきました。
楽譜が次第に読めるようになり、今日の今日まで習っていた先生の教室では聴音のレッスンがあったので、楽譜を書けるようにもなりました。
おかげで楽譜をどう演奏するのか、音符と休符の長さ、何調で何拍子かを理解することが出来、それが部活にも生きてきました。
元々、亡くなった祖父が尺八をやっていて楽器を演奏することを身近に感じており、幼稚園の先生が弾くピアノに憧れて始めたのがきっかけです。
小学生、中学生の時は何度も辞めようと思いました。というのも、練習しても上手く弾けない事が多くなってきたからです。
けれど、辞めては勿体無いと思って、気が付けば高校生になっても通っていました。
ピアノ教室への通うことが生活の一部になって、ですが、それも今日でおしまいです。
ピアノのおかげで、ギターにマンドリン、リコーダーやピアニカが大好きでした。
教室へ通うのを辞めても、家にあるピアノと楽譜で暇があったらポロンポロン弾くかと。

今日までに修了した楽譜を記しておきます。

『全訳ハノンピアノ教本』41番
『ツェルニー 30番練習曲』12番
『バッハ インベンション』 15Inventions a 2voix 5番
『ソナチネ アルバム2』 フリードリッヒ・クーラウ 作品88 第1番 ハ長調
以上、全音楽譜出版社

今までお世話になった先生方に感謝します。。。

覚えず

2007-03-21 22:21:01 | 日記
随分前から暖めているつくりばなしのネタがあるのですが、以前、一度書いてみたものの気に入らず、頭の中で何度も練り直しています。
自分でつくりばなしを考えている間は、これならばなかなか面白いかも、と思っており、実際書いてみると表現が全く足らず、描きたい風景が言葉で現れてきません。
もっと色々な本を読んで限りある言葉の中で表現をすることを勉強しなければ、と。
自分がなれるかどうかは別として、小説家という職業に憧れの気持ちは山ほどあります。言葉の魅力に最近、目覚めてきたようです。

今日一日は考え事半分、読書半分と少々の昼寝で消費してしまいました。
読書の方は『彼等』長野まゆみ(著)をまったり読み進めていました。読むのは2回目です。感想はまた後日、読み終わり次第書きます。
昼寝をするとよく金縛りにあうので滅多にしないのですが、どうにも眠すぎてしっかりちゃっかり布団にもぐりこんで寝てしまいました。
久しぶりに金縛りにあわず、何だか物語が書けそうな内容の夢を見ていました。でも、目覚めた途端にどんな内容だったか分からなくなってしまい、勿体無かったです。
気が付いたら家族のほとんどが昼寝をしていた昼下がり。暁どころか昼間の太陽でさえ、眠気を誘ってきます。勿論、夜もしっかり熟睡しますが。。。

青色無限大

2007-03-20 23:45:51 | 日記
念願叶いまして、友達の嵐丸の家に遊びに行きました。
3年前、高校に入って初めて出来た友達です。部活も一緒で、文化祭やら何やらお世話になったりなられたりの仲であります。
電車とバスを乗り継ぐこと約40分強。
見えてきた遠くの風景は深い青の山並みで、天気が良かったおかげで空もすっきり晴れ渡り、空から山へと青のグラデーションがとても美しく、一枚の絵を見ているようでした。
嵐丸の所持するビデオデッキで、1ヶ月ほど前にやった鍋パーティーを撮影したミニDVカセットの映像を、普通のビデオにダビングしてきました。
本当は私の家でダビングをしようと思ったのですが、カメラとビデオデッキをつなぐ端子が上手く合わず、今回初めて嵐丸宅でダビングをしました。
このビデオは5年後10年後にでも、パーティー仲間と見たいものです。
それこそ、あの頃は若かったと言わざるを得ないのでしょう。未熟で少々空回り気味な事を話している様子が鮮明に記録されています。また数年後に皆揃って会える事を期待して待っています。

電車に乗っていると通っていた高校が見えるのですが、今日、何気なく眺めた時に、やっと少し卒業したことを実感しました。
時間が時間なだけに誰もいないテニスコート、人通りの少ない通学路を目の当たりにして、自分達がそこに居た様子がふっと頭に浮かび、一瞬泣きそうになりました。
桜も開花宣言をしたことですし、もう春なのですね。。。

forget

2007-03-19 10:20:55 | 日記
昨日は更新するのをすっかり忘れていました。恐ろしいことに、日付が変わるまでブログのブの字も思い出すことも無く、現在更新している次第です。
関西旅行から帰ってきたので、音羽根と共にのとるへお土産を渡すべく、会ってきました。
ちょっと変わったお土産の一つに“たこ焼きドロップ”というものがあり、のとるから一粒ずつもらい、3人揃って試食してみました。
このたこ焼きドロップは不味いことで有名、といった売り文句で販売されており、果たしてどれだけ美味しくないのか……
試食した結果、私とのとるはそんなに不味くは無い、食べられる味だと感じ、音羽根はドロップとして有り得ないという結果になりました。
味としては、甘めで香辛料の香りがするたこ焼きのソースの味がして、ドロップの割には粉っぽい、ざらざらした舌触りです。
飴によってなめていると舌が切れやすい、という人にはあまりおすすめできないかもしれませんが、大阪で見かけた際には、変わったお土産としてどうぞお友達に買っていってはいかかでしょう。

のとるに旅行の起承転結を語り、今度はUSJに行ってみよう、なんて計画も新たに立ちまして、おしゃべりしつつゲームしつつとまったり遊んできました。

気が付けば卒業してから一週間が過ぎました。
ちょっと長めの春休みを過ごしている今、生活にめりはりがなくダラダラもいいところです。
学校に通っていれば否が応でも早起きするのですが、ねぇ。。。