野川朗読会4

私は皆勤賞であります！

それはまぁ、端の方へ置いておき。

海の日、野川朗読会4を聞きに行きました。
野川朗読会の良いところは聞く側も声を発する企画があるところです。
今回、朗読者側に与えられた一言テーマは【うそ】で、朗読者が一言うそを吐いたあとに、聴衆側が
「うそーっ！」
と一言、皆さん一緒に声を合わせてレスポンスしました。

私は自分の声に自信がないのですが(自分では発音や声の質が気になり勉強中です)、聴衆の皆さんと一緒ならば安心して声を出すことが出来て、発声することを楽しく感じられました。

また、毎回恒例の小説家・長野まゆみさん×詩人・田野倉康一さんのトークタイムでは、今年は巳年、蛇と言えば水の神様というテーマで、地質のこと、歴史の流れ、神話と信仰について蛇を中心にしたお話が聞けました。

開演前は、拙詩集『フラット』の帯を書いてくださった長野まゆみさんと、創作についてゆっくりお話しすることが出来て、終演後は田野倉康一さんと詩について色々とお話しする時間があり、これからの励みになる御言葉を御二人からいただけて、嬉しかったです。

打ち上げにも参加させていただき、詩集の編集をしてくださった編集者さんとも、編集作業以外の話題で盛り上がり、その場に居合わせた詩人さんとも交流が生まれ、時間はあっという間に流れ去ってしまいました。

創作は孤独な作業でも、周りには同じ道を目指す仲間がいる、それを常に頭の片隅に意識しながら、どうにか創作の世界で生きたい、と思っています。

25

25歳になりました。

第一詩集『フラット』は詩集としては0歳ですが、14歳くらいのような光りや、20歳くらいのような影を背負い、まとっています。
そんな風に詩を書いている時もありますし、それを卒業した視点で書かなきゃと思いながら、
どうやら私は“ナポリタンの人”と思われがちですが、料理は一切作れないのでやや語弊が生じます。
しかし、ナポリタンを超えてゆかねばなりません、よりアルデンテで、小麦粉で、麦畑の秘め事めいた危ういものを育てなければと思っています。
本当に書きたいものを書けるようになるために、突き詰めて書いて、書き壊して、次へ進んでゆきます。

書き壊せ、書き壊せ。


そらしといろ

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刊行詩集
第２４回歴程新鋭賞受賞詩集
『フラット』2013/7/8・思潮社

第二詩集『暁を踏み割ってゆく』2016/11/25・ふらんす堂

第三詩集『もうずっと静かな嵐だ』2020/4/30・ふらんす堂

電子詩集
『『モブキャラ生徒Aが彩る高校青春グラフィティ』も3期に突入な件。』2015/11・マイナビ出版

ミニ詩集
『palette』2015/11/23・稀人舎