citron voice

詩人・そらしといろのブログ~お仕事のお知らせから二次創作&BL詩歌まで~

【お知らせ】新聞&雑誌

2013-11-29 14:08:14 | 日記
【新聞】
11月30日付け、東京新聞・中日新聞夕刊の“詩歌への招待”へ、詩を寄稿しました。
初めていただいた詩のお仕事です。お時間がありましたらご笑覧ください。


【雑誌】
『現代詩手帖12月号・現代詩年鑑2014』は、年鑑アンケートに回答しました。
また、“2013代表詩選”に拙詩集『フラット』から「夢のせいぶんは、ゆぅぱん0.5mg」を掲載していただきました。
“書評集”では、同時期に手帖へ投稿をしていた疋田龍乃介さんが、拙詩集の書評を書いてくださいました。
他にも、アンケート内や記事にて、拙詩集を取り上げてくださった方がいらっしゃいました。有難うございます。

それにしても、年鑑は分厚くて辞書のようです!紙の重さを感じる一冊!

明日がある

2013-11-28 23:42:38 | 日記
先週の金曜日、AMCの定演を聴きに行った。
私たちの代が四年生の時に勧誘した一年生部員が、あっという間に四年生となったのだ。
彼女らより下の代の子たちとは顔見知りではあるが、今回の定演で私自身、気持ちを一区切りせねばと思った。(毎年、こんなことを書いている気がする。)

卒業生の四年生によるメインステージは楽しい音楽であり、魂の演奏であった。
二・三年生のステージは、まだ未熟さはあるが、だからこそ期待出来るものがあった。
卒業生のアンサンブルのクオリティは抜群で、聴きながらでも(この譜面はややこしいぞ)と見えてきそうな音符を、彼女ら自身のものとして届けてくれた。
卒業生へのドッキリ演奏プレゼントでは、小田和正の『言葉にできない』を演奏しつつ、部長から卒業生にメッセージを送る。
BGMもメッセージも、観客を巻き込んで泣かせにかかる。

卒業生の指揮者が振り、奏者が奏でる最後の最後、アンコールは『明日があるさ』だった。
えらくオシャレなアレンジで、途中から手拍子を入れたくてウズウズしていたら、さすが指揮者は観客をよくわかっている。
指揮台から観客席を振り向き、手拍子をしましょう!と誘導してくれた、私、とても満足!

裏拍でリズムを取るのは難しい、というのを私が現役だった四年生時の選曲で痛感した。
あの時、一緒に裏拍のリズム感を体得した一年生が四年生で、卒業生だ。
マンドリン部に入ってくれて、四年生まで部活に打ち込んでくれて、有難う。

本当に良い音楽だった。

時には漫画の話を

2013-11-20 18:23:06 | 日記
冬を探しに散歩へ出かけたら、見上げた空に漫画『進撃の巨人』の調査兵団が背負う“自由の翼”のような雲があって、しばらく写真撮影をしていた。

『進撃の巨人』はアニメ派で、しかも途中10話あたりから最終話まで見たきりの作品だけれど、とにかくインパクトが強い。
こんなにキャラクターが、ばんばん死んでゆく作品、個人的には漫画『ライチ☆光クラブ』くらいしか知らなかった。

アニメの流れの中で、やっぱり一度はリヴァイ兵長とリヴァイ班に惹かれてしまう。素直にカッコイイ、あんな風に馬を乗りこなし、立体機動でヒュンヒュン飛ぶ、たぎる。
でも、“自分がなりたい”と思うキャラクターは、アルミンだ。
金髪でおかっぱ、青い瞳で小柄というビジュアルから、とにかく冷静に最善を尽くそうと考える思考力に憧れる。

他の漫画作品の“自分がなりたい”キャラクターとその性格を挙げてみる。

『テニスの王子様』
・真田弦一郎……自他共に厳しい、信念を曲げない、諦めない。
・滝萩之介……優美な存在感、与えられたものへ絶対的な忠誠を示す。

『銀の匙』
・相川進之介……目標の為に小さな努力を怠らない、目を背けず道を見据える。

『ハイキュー!!』
・菅原孝支……自分の立場を気にせずに、部活の全体を見渡して、何が本当に部活に必要かを見る観察力。

『空と原』
・青砥空乃……誰かの幸せを願い、誰かを本気で愛する覚悟を持って、人の心に触れてゆく。


と、挙げたらきりがないので、この辺りにとどめる。
結局、“自分がなりたい”と思うキャラクターは、“自分に足りないものを持つ”キャラクターということに気付く。
無い物ねだりだが、自分には欠落している要素だからこそ、時々は鏡のように、そのキャラクターの性格や振る舞いを真似る必要があると思う。

そんなこんなありまして、詩人の川口晴美さんからTwitterに #進撃短歌 というタグの存在を教えられて、10首ほど詠んでみました。
拙い作品ではありますが、お時間のある際、ご笑覧ください。

歴程祭――歴程新鋭賞をいただいて

2013-11-12 02:58:53 | 日記


11/9、歴程祭に出席してきました!

受賞者ということで早めに会場に入りました。
こういう式典は、もしや事前に段取りのリハーサルをやるのかな?と思って、そわそわ待機していましたが、特にリハーサルもなく、緊張と不安に頭が混乱……。
記念撮影をしてもらいましたが、上手く笑顔が作れていたかは、カメラマンのみぞ知るところです。

いざ、新藤凉子さん、河津聖恵さん、三角みづ紀さんによる連詩集『連詩 悪母島の魔術師』の藤村記念歴程賞の授賞式が始まり、皆さんが堂々とスピーチを、原稿を見ずに話しているのを見て、聞いているうちに、自分のスピーチが順調に話せるか心臓がバクバク。

部活の定演では、舞台袖でこそ同期や後輩と手を握って不安を発散させ、指揮者が入場すれば自然と“よい緊張感”が生まれました。

が、ここは一人で乗り切らなければならない舞台!
スピーチもですが、大勢の人前で話をするのが苦手で、しかも「五分程度の内容で」という時間制限もあり、スピーチ原稿は練りに練りました。

昔、アナウンサーは一分で原稿用紙一枚分を読む、と聞いたことがあり、単純計算すれば“五分程度のスピーチ=原稿用紙五枚の内容”と換算してみたものの、素人の私は二千字を五分では読めず……。
結局、原稿用紙四枚ほどの文章に作り変えました。

声がひっくり返ったり、読むのにつっかえたりしないかヒヤヒヤしながら、マイクの前で原稿を握りしめ、とにかく一生懸命に読んでみたところ、思いの外、サラサラ読めました。
しかし、目線がずっと原稿用紙に釘付けになりがちで、目線の使い方も練習しなければ、と反省しました。

スピーチの話題ばかりですみません。
でも、何人かの方が「良いスピーチだったよ」と話しかけてくださり、それがとても嬉しかったのです。
自分の、こもった声や滑舌の悪さがコンプレックスで、それを気にしていましたが、“伝えたい気持ちを全面に出して話す”ことに集中すれば、声や滑舌にとらわれず、聞いてくださる方に届く話になるのだと、少し自信がつきました。

パーティーでは、なかなか会えずにいた詩を書く仲間や、歴程の同人の方、お世話になっている編集者さんとお話し出来て楽しかったです、時間が足りないと感じるほどに。

また、豪華な花束をいただきまして、自宅にある花器という花器に花が咲き誇っています。
初めて剣山を使った生け花を、母に手伝ってもらいながら作ってみました。

とても充実した授賞式になりました。
本当に有難うございました!


そらしといろ