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詩人・そらしといろのブログ~お仕事のお知らせから二次創作&BL詩歌まで~

イベント「Support Your Local Poet 番外編 川口晴美と、詩と遊ぶ」が終了しました

2018-02-23 17:29:04 | 主な仕事の記録
イベント「Support Your Local Poet 番外編 川口晴美と、詩と遊ぶ」が、2月18日(日)に、スパイラルにて開催されました。
ご来場いただいた皆さま、どうも有難うございました。

今回のイベントでは、雑誌『現代詩手帖』2017年8~10月号に掲載されたアンソロジー企画「川口晴美と、詩と遊ぶ」の作品と、新しいお題で書いた作品の二つを主に朗読しました。
新しいお題は、【反社会的広域暴力集団によんどころなく関わっていて、明日大規模な抗争が勃発することがわかっているので、明後日自分が生きているかどうかわからない、と思いながら今日を過ごしている】誰かになって詩を書く、でした。
このお題を考えたのも、川口晴美さんです!
雑誌上での【女子高】、【ゾンビ】、【男だけの世界】に続いて、【ヤクザ】の詩を、出演者それぞれが当日までに書き上げました。
なかでも、タケイ・リエさんと広瀬大志さんは、関西方面の方言を用いての詩で、言葉のうなりが効いていて、迫力が増幅されていました。
短歌と俳句の朗読では、定型のリズムで読む作品もあれば、少しリズムを変えた読み方や、ひと息で突き抜けるような読み方もあって、面白かったです。
私はと言うと、少し緊張気味なちょっと高い声のトーンになってしまいました。
新作のタイトルは「満ち潮、血潮。」で、どんなおそろしい結果となるか分からない前夜は、それなりに現実逃避をするだろうし、じんわりとお腹も空くというような内容の詩でした。
そして、急きょ、体調不良で来られなくなってしまった望月遊馬さんの新作「少女の目の光」を代読させていただきました。
人の作品を朗読するのも久しぶりでしたが、望月さんの世界観を考えながら読むことができました。

また、【女子高】チーム、【ゾンビ】チーム、【男だけの世界】チームに分かれて、作品を書いたときの心境など、簡単なトークもありました。
とくに、【ゾンビ】チームの北爪満喜さんと浦歌無子さんが、「ゾンビは知っているけれど、ゾンビ作品を見たことがない!」ということで、川口晴美さんがおススメのゾンビ映画を教えたというエピソードが印象的でした。
言われてみれば、「ゾンビ」は知っているけれど、私自身も「ゾンビ映画」はあまり見たことがありません。見たことがあるのは『バイオハザード』シリーズくらいです。

当日に、資料として新しいお題の詩作品をまとめたものが配布されました。
全員分の新作は掲載されてはいないのですが、限定10部を、5月6日(日)の第26回文学フリマ東京にて、稀人舎さんのブースで配布する予定です!
早い者勝ちとのことですので、読んでみたい方はぜひ早めに、東京流通センター第二展示場までご来場ください。