citron voice

詩人・そらしといろのブログ~お仕事のお知らせから二次創作&BL詩歌まで~

なげる

2012-01-29 23:47:27 | 日記
不安に満たされて自信がまったくない。

羽子板作りの内職募集のちらしを見た。

私が生まれた年の瀬に買ってくれたらしい羽子板は藤娘。
日本画、浮世絵のような、面長で切れ長の目と、控えめな鼻筋と口に、
幼いながら、これが正月に飾る羽子板なるものだと、確信していた。
ちらしに載っていた羽子板の顔立ちは、全体的に丸みを帯びている。

私の知らない羽子板だ、否定するわけではないが、何かが崩れていく。

全くの未知に対して不安と好奇心はせめぎあう。
でも、確信して持っていたものに疑問を投げかけるような未知は、
自分の無知に繋がって、焦る、追い詰められる。

逃げ道と抜け道は通りたくない。
かといって進路を作れる自信はまったくない。
ない、ないという状態がある。

凍りついた残雪の上を歩く、滑る、進めない。

あがいてもむだ

2012-01-23 17:09:07 | 日記
うろこの描き込みが甘い、それ以上に背景が手抜きすぎた、レイヤーの追加って出来たのかな?
まぁ、水彩で四時間粘ったので羽根には満足。

こころをなににたとえよう

ファイルの圧縮に忙しい。
実際、そんなこともないけれど。

なにもしないことをしているんだ

プーはいいこと言った、何もしないことをするって結局何もしないことをしている、生きていることが行動になってしまう。

やだね。

天界が乱れてドラゴンの五、六匹降ってくりゃいい。

国を追われた微笑みの貴公子が究極のツンデレ姫を口説き落とすかぐや姫的な物語

2012-01-08 23:14:13 | 日記
オペラ・トゥーランドット
指揮・西本智美
楽団・ウクライナ国立オデッサ歌劇場管弦楽団

観てきました。
地元のそこそこ大きなホールでしたが、ホールの大きさなんて関係ないですね。

三幕構成の、最後にカラフとトゥーランドットが歌う姿、西本さんのダイナミックな指揮、楽団の音色に泣かされました。
オペラは初めて聴きました、初めてのオペラがこんなにハイクオリティで、始終肌がぞくぞく粟立って、ぶわぁあああと何かが込み上がり、音楽のパワーに圧倒されました。

以下、オペラ素人による箇条書きの感想。

・西本さんとてつもなくカッコイイ。

・西本さんが作り込んだトゥーランドットの音楽が好き。音楽の緩急、強弱が聴かせる効果を増している、プロの技……。

・生オケ、だけどそんなに人数はいないはずなのに、音量の幅があってバランスがとても良い。一応、コントラバスを触ったことがあるのでコントラバスを見てしまう、たしか4本あった。バイオリンとビオラが際立って突き抜けて共鳴しているようでも、高音だけじゃない音の厚みは低音楽器や管楽器が入っているからだと、久しぶりに客観的なところで聴けて楽しかった、ぞくぞくした。

・大学のマンドリンオケの皆様、オペラ/歌劇の方々の歌を聴いてみて下さい。歌うという表現のお手本です。音がはずむ軽快なリズム、力強く響く豪快さ、影のある荘厳で厳しい雰囲気、ふくよかに伸びて聴衆を包み込む表現が、楽団の奏でる音楽と融合するんです、でも声の主旋律と音の主旋律はそれぞれに主張しあっていて、どこか部分的に飛び出ているようには聴こえない……不思議なんですよマジックですかっていう。
楽団と歌手の方々が、今、どのパートがメインで、メインを立たせる為の演奏や指示を把握していて、それが楽団という単位で出来るのは個人のレベルが高い位置で揃っているのと、ダクターが何をどう表現したいかを具体的に奏者へ伝えられていて、奏者がそれを理解して目指す音楽が定まっているから。

・決して広いとは言えないホールでも的確な演出と舞台装置によって場面の空気がまさに劇的に変わる、プロの仕事。今回のトゥーランドット&イーゴリ公の公演は基本的に1日ずつ公演場所を移動しているから舞台装置の設置・解体の作業がすごいことになっていると思う……衣装、メイク、劇場等に関わるスタッフさん達の力もあって、あのトゥーランドットは形を成しているんだと思いますとにかく豪華で華やかきらびやか。

勢いのまま、母と二人で楽器屋さんに直行して西本さん指揮のDVDを2本買ってしまった……。
西本さんが指揮中に髪をかきあげる仕草が好きです、以上。

日本の夜明けは暗かった

2012-01-01 03:16:40 | 日記
いちれんのおうむしんりきょうじけんがしんてんしたのかしゅうそくへむかっているのか
そんなりんじにゅーすそくほうと
げいにんたちのなまほうそうのてんしょんのたかいわりに
よくわからないげいのしょうぶが
こうごにてんめつするばんぐみのはいごにながれているはるのうみはめいじうまれらしい

新年早々の懺悔と目標

2012/1月号手帖選外佳作に入り込んですごく申し訳ない気持ちです
だめだと思っていた作品がいざ取り上げられると驚きとほぼ同時に
なんでもっと煮詰められたなかったんだろうと大後悔時代が来襲し
最近とても影響を受けているのは合唱曲

「春に」
「二十億光年の孤独」

谷川さんの詩が音符に乗っかって伸びやかにどこまでも飛んでいく
心地よく耳に響き目の裏が熱くなって喉を締められるような
好きだけれど遠すぎて辛いなんだこれ遠距離恋愛か

火星語を受信できない無意味な電波塔から少しずつ塔の先を伸ばしたい

だちょうくらぶのてっぱんねたはもうあつくないひえたぴざはくえない