citron voice

詩人・そらしといろのブログ~お仕事のお知らせから二次創作&BL詩歌まで~

お知らせ

2014-08-27 14:32:29 | 日記
8月29日から8月31日まで、歴程の夏のセミナーに参加します。
2泊3日の合宿なので、パソコンのメールのチェックが出来なかったり、
ツイッターの反応が遅くなったりします。
帰ってきたら速攻チェックしますので、ご了承くださいませ。


今年の歴程の夏のセミナーは、福島県の川内村へ行きます。
草野心平ゆかりの地で、天山文庫や平伏沼(へぶすぬま)を訪ねる予定です。
現地で、草野心平の詩を朗読するので、図書館で借りてきた現代詩文庫を読んだり、
昨年の歴程新鋭賞受賞時にいただいた『草野心平日記』を開いてみたりして、
だいぶ、草野心平という詩人が身近に感じられるようになりました。

運命というか、偶然というか。
中学校の1~2年生の間は、(保健室登校的な)さわやか相談室登校をしていて、
相談室登校以前は頑張って教室に通っていたのだけれど、
そこで受けた中1の国語の授業での作品が、草野心平の詩「河童と蛙」だったんです。

国語の若い女の先生が「皆さんで河童を描いてみましょう!」と言って、
生徒は黒板に思い思いの(可愛い感じの)河童を描いていく中、妖怪好きだった私は水木しげるに影響されて、
おどろおどろしい河童を描き、クラスメートや先生をドン引きさせてしまいましたとさ!!
(相談室登校の原因はこれではないですよ!!)
今でも「河童と蛙」を音読したときの面白さや、オノマトペの響きが中学校の教室の映像と共に思い出される。


最後に福島を訪れたのは、中学2年生の林間学校だった(相談室登校なのに何故か参加した)。
冬場の林間学校だったので、たかつえスキー場でスキーをしてきた。
かなり高いところまでのぼるリフトに乗って、銀世界、白く光る山々を見たのを覚えている。
それも、12年ちかく前のこと。

震災後、初めて福島の地へ向かいます。
歴程のこと、福島のこと、色々を勉強してきます。

クロコダイル朗読会のお知らせ

2014-08-20 22:54:51 | 日記
下記の朗読会に出演します!
また、間近になったらお知らせすると思います。



【20周年 クロコダイル朗読会~今日、短針だけの時計を買った~】

日時・9月28日(日)
開場・12:30/開演・13:00
場所・クロコダイル(電話 03-3499-5205)……JR渋谷駅より徒歩10分
料金・2,000円(1ドリンク付、当日券のみ)

<朗読>
長谷川 忍
阿賀 猥
そらし といろ
渡辺 めぐみ
広瀬 大志
浜江 順子
鈴木 東海子
北川 朱美
建畠 晢
野村 喜和夫

<トーク>
北川 朱美
建畠 晢
野村 喜和夫

※問合せ・電話 042-582-0938(浜江)※


……かなり豪華なメンバーです。
周りの豪華さに負けないよう、良い意味で変な、面白い朗読を出来たら、と考えています。
そして、会場がとってもおしゃれです!普段の私にはなかなか縁のない、渋谷です!
当日、リハーサルがあるから早めに行くわけですが、迷子フラグですね()
本番までまだ時間があるので、しっかり用意します、何か、いろいろを。

お時間がありましたら、ぜひ、聴きにいらしてください。







詩歌句街、文学沼

2014-08-15 13:47:55 | 日記
ある詩人の方と二か月に一度、勉強会をしている。
私は、詩を書いていながら詩の文学史についての知識はまったくの、さっぱりで。
これではいけないと、少し危機感を持ち、運よく、勉強会へ誘っていただけた。
これまでに読んでみたテキストは下記の通り。

『今を生きるための現代詩』渡邊十絲子(著)/講談社現代新書
『言語にとって美とはなにか<1>/<2>』吉本隆明(著)/角川ソフィア文庫

渡邊さんの『今を生きるための現代詩』はとても読みやすかった。詩の鑑賞の仕方や受け止め方に励まされた。
そのノリで、『言語にとって美とはなにか』を読もうとしたら、予備知識がなかったため、読んでも意味が分からない状態。
他の思想の本などを読み重ねて、いずれ読める日が来ることを願っている。
今、読んでいるのはこちらの本。

『岡井隆の現代詩入門 短歌の読み方、詩の読み方』岡井隆(著)/詩の森文庫

現在、活躍されている現代詩の詩人たちの作品から、文学史で勉強したような歌人、詩人たちについて書かれている。
詩と短歌の違い、詩の中にある短歌的な五七調のリズム、言文一致運動などなど。
あぁ、高校生の頃、そんな勉強もしたなぁ、テスト前日に。
テストをクリアするためだけの一夜漬けの知識は、よほどインパクトがない限り、記憶からすぐに消去されてしまう。
興味を持って勉強しなきゃ、身に付かない。これを今、ひしひしと感じている。

春先に、これまた、ある詩人さんから教えていただいた漫画
『月に吠えらんねえ』清家雪子(著)/講談社アフタヌーンKC
を購入して、ものの見事にハマってしまった。
登場人物たちは、文学史に登場する歌人、俳人、詩人、小説家の作品のイメージを掬い取って作られたキャラクター。
主人公は詩人の萩原朔太郎だけど、キャラクター=史実の朔太郎 ではない。
あくまでも、朔太郎の作品のイメージや雰囲気から想像された”新しい朔太郎”という感じ。
しかし、物語には史実も絡んでくるし、当時の文壇におけるいざこざなんかも描かれている。
純粋に漫画の作品としても楽しめるけれど、今、たまたま読んでいる『岡井隆の現代詩入門』の内容と照らし合わせると、
登場人物たちの人間関係や、作者と作品の関係性などの理解が深まって、ますます面白いことに気づいてしまった。

なるほど、これが文学沼か!

勉強はそこそこ好き、でも飽きっぽい性格なので続かないことがしばしば。
けれど、『月に吠えらんねえ』のおかげで、文学史の勉強が楽しく感じられる。
しばらく、漫画と新書系文庫を両方読みながら、勉強を、頑張ってみる、ぞ!

ところで、『月吠え』の朔ちゃんの性格、私自身に当てはまる部分が多すぎる……。



\帰ってきた料理同人の極北/

2014-08-02 00:08:24 | 日記
冷蔵庫に茄子が二本、残っていた。

そこで開いたのは、7月の東京ポエケットにて購入した、鰊パイ互助会さんの
『非モテレシピ2~作ってあげない、非モテごはん~』

野菜料理のページから、「なすのかつお節がけ~簡単、夏の箸やすめ~」のレシピを発見。
皮をむいた茄子を切って、フライパンにひいた少量の水で茹で、かつお節と醤油でいただく。
油を使わず、皮もむいてあるので、さっぱりと、つるつるっと食べられる。

まさか、ポエケットでレシピ本を買えるとは思っていなかった、こういう同人誌もあるんだなぁ、と勉強になった。
つい、クックパッドを見てしまうことが多いけれど、この『非モテレシピ2』は、読み物としても楽しめる。
料理の名前のあとに付けられた副題がけっこう面白い。

「ラタトゥイユっぽい夏野菜のトマト煮~喪女だって欧風料理が食べたい!~」
「かじきのチーズ焼き~俺の白身をお前味に染め上げてくれ~」

……思わず、ニヤッとしてしまう。

夏バテや夏痩せという言葉が飛び交っているが、私自身は、気持ちは沈んでも悲しいくらいに食欲がある。
むしろ、夏になってから2kgほど太った。
水分の摂りすぎでむくんでいるのかもしれない。
まぁ、水着になる予定もないので、何に気にすることもなく、しっかり食べる。