citron voice

詩人・そらしといろのブログ~お仕事のお知らせから二次創作&BL詩歌まで~

何かが始まる前に終わっている半狂乱の俺が飲んだ息

2011-10-16 08:23:35 | 日記
[7:43:31] づる: おれはもうれつにねむいがゴー甲斐ジャーを見ている、そして通話時間6時間半を迎えようとしている、同士よ、おれたち、リア充だ!!
[7:45:28] づる: 同士よ、囁いた言葉の端々に、おれたちはやはり、音楽というやつを、なんていうか、たやすく扱えない程度には好きだから、こんな形を認められないんだなと、思ったよ。
[7:45:48] づる: N先輩には感謝だ。
[7:45:58] づる: 「あんたたち、先輩を越えなさいよ」
[7:46:42] づる: この一言は、猛烈で鮮烈で、いつでも思い出せる。こういう一言を言えるだけの、先輩におれたちは、なれたのだろうか。
[7:47:01] づる: 自分の楽器が好きだ。
[7:47:06] づる: ベースが好きだ。
[7:47:12] づる: ギターも好きだ。
[7:47:18] づる: ドリンも、もちろん好きだ。
[7:47:30] づる: ていうか。
[7:47:39] づる: オーケストラなんだぜ
[7:47:44] づる: おれたち
[7:47:50] づる: 学生だったけど、
[7:48:02] づる: 学生達にしかできない音楽を作った
[7:48:07] づる: オーケストラだったんだぜ
[7:48:29] づる: 学生にしかできないパフォーマンスを
[7:48:47] づる: おれたちは、去年、むさぶんで、やれたと思う。
[7:49:00] づる: 頭の悪いおれたちだからさ
[7:49:40] づる: 4年目にして、音楽とはなんぞやと徹底的にうちのめされた
[7:49:56] づる: DKには好感こそ持てないが
[7:50:07] づる: 音楽の何ぞやを
[7:50:11] づる: 教えてくれた
[7:51:57] づる: それはもう、
[7:52:08] づる: あの場に居た4、3、2年生は
[7:52:26] づる: 滅多打ちだよ、精神クラッシュだよ
[7:52:34] づる: あの痛みを
[7:52:37] づる: 忘れたと言うのか
[7:52:46] づる: 当時の3年生は
[7:52:59] づる: けちょんけちょんに言われて
[7:53:08] づる: 1年半もののブランクの空いたリア美が帰ってきた
[7:53:20] づる: ドラを弾く任務を果たす為に
[7:53:26] づる: 部活と言うのは
[7:53:42] づる: 部活だけしていればいいというのではなしに
[7:53:58] づる: だから支えあいとか
[7:54:08] づる: 話し合いとか
[7:54:23] づる: 他者を思いやる心が
[7:54:39] づる: 重なってハーモニーとなるのだと
[7:54:52] づる: 部員同士が
[7:55:05] づる: 一つの何かを共有して
[7:55:17] づる: 何かを生み出す
[7:55:21] づる: スコア
[7:55:25] づる: パート譜
[7:55:27] づる: 楽器
[7:55:32] づる: 高音
[7:55:37] づる: 中音
[7:55:39] づる: 低音
[7:55:50] づる: おれたち、オーケストラなんだからさ
[7:56:01] づる: ダクターだけじゃ音楽にならないし
[7:56:15] づる: 奏者同士でも音楽を理解しあって
[7:56:29] づる: そしてダクターの作りたい音楽をイメージして
[7:57:01] づる: それはもう過去に誰かが弾いた譜面だよ、きっと
[7:57:31] づる: だけど、俺たちが奏でたら
[7:57:35] づる: リメイク
[7:57:40] づる: ってやつですよ
[7:57:50] づる: カバーアルバム
[7:57:53] づる: ですよ
[7:58:00] づる: 誰かの作品を愛して
[7:58:07] づる: 愛したから
[7:59:05] づる: 愛、
[7:59:25] づる: まで
[7:59:29] づる: 至らなかったとしても
[7:59:41] づる: 好き
[7:59:53] づる: という感情を抱いたよ、曲に対して
[8:00:05] づる: 例のあの曲は、正直苦手だよ
[8:00:18] づる: だけど、誰かが愛している音楽だから、
[8:00:30] づる: 誰かが救われたかもしれない音楽だから
[8:00:52] づる: 作ったからには意味がある
[8:01:07] づる: 作者の心中を
[8:01:15] づる: 曲に対する思いを
[8:01:34] づる: 汲み取る
[8:01:49] づる: このおんがくはなにをひょうげんしているのだろう
[8:01:54] づる: かんがえる
[8:02:00] づる: ぶいんと
[8:02:03] づる: かいわをする
[8:02:08] づる: 交わらずに
[8:02:13] づる: 何が生まれるか
[8:02:35] づる: 衝突して
[8:02:53] づる: 新たな星が誕生するというならば
[8:03:05] づる: 星をつくろうじゃないか
[8:03:28] づる: 音楽は
[8:03:41] づる: その音楽は
[8:03:49] づる: スコアは
[8:04:07] づる: 情のある人間が作ったものにはかわりないのだから
[8:04:42] づる: 音楽にも情というものがあるだろうよ
[8:04:44] づる: それを
[8:04:48] づる: ころしてどうする
[8:04:51] づる: 感情を
[8:05:01] づる: ころしたさきには
[8:05:11] づる: 愛情の反対には
[8:05:21] づる: 無関心という
[8:05:35] づる: 心が無いと言う心がある
[8:05:46] づる: まさかのホロウwww
[8:05:54] づる: とか冗談いってるばあいじゃなですよ
[8:06:06] づる: 音楽に
[8:06:12] づる: 今すぐ人工呼吸を
[8:06:20] づる: ほどこしたまえ
[8:06:25] づる: …
[8:06:34] づる: おれたちの定演じゃないから、
[8:06:35] づる: と、
[8:06:43] づる: 投げ出すのは簡単だけれど
[8:06:52] づる: それで崩れてしまった部活はもう
[8:06:56] づる: 元には戻せない
[8:07:00] づる: から、
[8:07:07] づる: おれたちやっぱりあたまわるくて
[8:07:49] づる: 合図がないと一発目の音を発っせない奏者が見るのは
[8:07:53] づる: ダクター
[8:07:58] づる: ただひとり
[8:08:01] づる: だけど
[8:08:09] づる: ただひとりきりのダクターと
[8:08:14] づる: 大勢の部員は
[8:08:44] づる: ともに理解しあわなければそもそもそこに、
[8:08:48] づる: オーケストラは
[8:08:51] づる: 誕生していない
[8:08:57] づる: …
[8:09:48] づる: あれオーケストラなの?なんなの?くえるの?
[8:09:52] づる: …
[8:10:14] づる: そんなこと、言わせてたまるかって言う
[8:10:40] づる: くらいのプライドを抱けたおれたちはたしかに去年の11月
[8:10:47] づる: オーケストラだった
[8:11:21] づる: ダクターと奏者が心を通じ合わせる音楽を奏でて観客を意識して練習した日々の
[8:11:30] づる: 研鑽というやつですよ
[8:11:38] づる: 反省というやつですよ
[8:12:07] づる: なんのためにいまその一音をならしたのか
[8:12:14] づる: その一音に
[8:12:29] づる: 解を、与えるのは
[8:12:36] づる: 奏者とダクター
[8:12:53] づる: 解を得て心地よさを感じ取るのは
[8:13:00] づる: 観客
[8:13:50] づる: 複雑難解な数式でもいつかはシンプルな一つの答えがでるように
[8:13:59] づる: 音楽に一つの解を
[8:14:04] づる: 与えてください
[8:14:12] づる: …
[8:14:21] づる: 耳元から離れない
[8:14:37] づる: 「あんたたち、先輩を越えなさいよ」
[8:15:10] づる: 「10人で部活を守った先輩がいるから、今、このマンドリンクラブはあるのよ」
[8:15:29] づる: 説得力のある言葉をおれたちが
[8:15:33] づる: こんどはおれたちが
[8:15:39] づる: 投げかけなければならない
[8:15:45] づる: …
[8:15:56] づる: どうしてこんなことになってしまったのだろう。

定規の長さも満足度の器もそりゃ違うけどさ
なんだよ
なに、おまえ苦笑いして

“選曲したことを後悔しています!”

なに言っているかわかってんの?
プリキュアだって世界から消えてしまうかもしれない音楽を守っているんだぜ?

おまえ
おのずから
てをくだして
ころしてどうする、よ。

おんがくを。
おんがくをつくったひとを。
そのおんがくをあいするひとを。
そのおんがくをあいしたひとを。
せんぱいがたがまもってきたぶかつを。
たったいっかいのえんそうかいで、こわさせるかよ。

おまえにぶかつをこわさせるために、おれはぶかつをそんぞくさせたのではない。

ぶかつを、じぶんたちでつくるおんがくという創造性を、うけついでほしかったのだよ。

いまどき、じだいおくれですか、こういう、むだに熱いかんじょう。


早くイケメンになりたーい

2011-10-10 01:42:49 | 日記
土曜日、久しぶりに大学に行ってきたよ!
部活に参加してきたよ!
マンドリンクラブの居心地の良さにぬくぬくだよ!
だけど合奏に混ざると大根RUN!
まぁ、5年ぶりにクラシックギターに復帰したからしょうがないよね!
アッチルとかアラルガンドとか、その場ではすぐに追いつけないよねっていう!
私が去年まで使っていたコントラバス、ネックからバキって折れたっていう悲劇!
愛しのショコラたん、南無!
新しいコントラバスちゃん、なんか四分の三スケールにしては小さく見えた!
コンバスの後輩から
「先輩細すぎないですかー!!!」
って言われて最近体重、量ってない!
体重計に乗ったよ!
我が家はオムロンのからだスキャン!

わお……。

身長が順調に伸びていれば、体型はテニプリの菊丸英二と互角!
やったねブラボーブラビアス!
だけどなんで顔の肉落ちないの、太ももの肉落ちないの!
まじおっぱいいらないから!
だけどおっぱいすきだから!

土曜日は久しぶりに3食きちんとご飯食べたよ!
平日は2食が通常運転だから、びっくりしたよね!

なんていうか、自宅警備すら怠っているから、どうしようもないよね!

生きていてさーせんwwwww
このままだと順調に地獄へ落ちるわーwwwww
イケメンに生まれ変われるなら地獄に落ちてもいいですwwwww

早くイケメンになりたーい!
いやむしろ、無性になりたい!
生殖器官いらねー激しくいらねー!

つるつるのぺたんこなマネキンみたいなからだになりたーい!

久しぶりに

2011-10-03 20:41:35 | 日記
まともなイラストを描いてみました。
昨日のクロコダイル朗読会に出演していた、舞踏家・十亀脩之介さん、ゴールデン鈴木さんの舞踏のイメージ、です。

舞踏家についてほとんど知識がないですが、舞踏家と言ったら大野一雄さん、の舞踏が浮かびます。
でも上記のお二方の舞踏も丁寧な動きで、力強さ、モダンな身体の動かし方でした。

2011クロコダイル朗読会『破局の渦、詩の海賊たち』

2011-10-02 22:04:45 | 日記

野村先生に会えるー!と、行ってきました。
2011クロコダイル朗読会@渋谷←最後に行ったのはいつだろう……。

詩の朗読は、いわゆる国語の授業のように、音読するのとはちょっと違う。
詩人・朗読者の読み方にそれぞれ工夫がある、というか個性がある。
声のトーンとか口調とか、作品に合わせた読み方があるようだ。
そしてパフォーマンス同士を組み合わせられるから面白い。

出演者
白糸雅樹さん:朗読『日本はいま戦争をしている』奥主榮より「柊の壁」
万城目純さん:舞踏
長谷川菜穂子さん:ピアノ

白糸さんの朗読は、朗読劇のようだった。
声が少年のように清明で朗々としていて、服装からしてWW2の戦中に居る日本国の少年で。
万城目さんが舞踏で表現する、柊の壁の向こうとこちら側。
長谷川さんが演奏する不穏な空気を内包したピアノ、音符、音楽。
作品が持つ力を最大限に引き出した朗読の、一つの形だと思った。

出演者
阿賀猥さん:朗読「ぬらり神」「BLACK DRAGON」
十亀脩之介さん:舞踏
ゴールデン鈴木さん:舞踏

阿賀さんの、掠れ気味の声が語る、神や龍のこと。
その背後で蠢く、黒いタイツを身につけた二人の舞踏家。
BGMはインスト。
阿賀さんの、掠れ気味の声で動く、舞踏家。
指先一本の、足の爪先の、膝の曲げ具合の、まぁ繊細なこと。
馬になったり、龍になったり、その変身は阿賀さんの朗読によって切り替わる。

出演者
田中庸介さん:朗読『スウィートな群青の夢』より「夏の河」他二編
白倉柳一さん:尺八

田中さんが夏の山河の情景を語る傍ら、夏の緑のグラデーションを光を匂いを、白倉さんが尺八の音色で、色づける。
ちなみに、白倉さんは私の他界した祖父と同じ流派でした。
田中さんの発する言葉もそれだけで、夏の秩父の、鳥のさえずりの混ざる山、河が情景として浮かぶ、そこに自然と、文字通り自然と混ざり合う尺八の、効果的な音。
音と声。
音+声=音声。
これがぴったりですね、音声ユニット。

朗読を聴きつつ、照明の暗い店内で、朗読者たちをちまちまメモ書きしていました。
それが画像です。
粕谷栄市さんの朗読イラストはあまりにも似ていなかったので、こちらのトーク画像。

真ん中が粕谷さん、です。
トークの司会は野村先生。トークメンバーは、粕谷さんと、井坂洋子さん。
井坂さんが手帖の投稿欄の選者だった時に、初めて投稿した作品を取って下さったのが、井坂さんでした。いやしかし今年は厳しいぞ。

トークで粕谷さんが語っていた言葉が印象的でした。
「面白くなくちゃやらないでしょう、詩を書くって楽しいでしょう?」
井坂さんが詩を書く時間帯とスタイルと見解。
「明け方に、手書き原稿で……詩は読み手のものなんですよね」
そして野村先生による二人の詩の分析。
「明け方は境目、井坂さんらしい、幻視」
「粕谷さんは時間を問わない、幻想」

そして野村先生、井坂さん、粕谷さんの順番で朗読。
オオトリの粕谷さんの朗読が、心地よかった、録音したかったくらいです。
粕谷さんの詩集『悪霊』から「七月」と「辞世」。
「七月」も、「辞世」も、涙出るかと思った、と書いている今、落涙。
なんであんなに切ないんだろう、こういう読み方に憧れる、そしてこういう朗読にひどく弱い、好き。
「七月」はどこか、なだらかな砂浜の辺、静かに打ち寄せる波や潮の匂いが、声から見えたり聞こえたり漂ったりしてきて、なんでかねぇ、もう本当にこの朗読を聴けたから私は死んでもいいです。
「辞世」の、少しべらんめぇ調な言葉遣いが、きつねのように、余生を、世の中を化かして馬鹿にして生きて、ひっそりと消える。私も女郎屋、いや、男娼屋がいいな、開いて、店主やって、売れっ子を育ててぼろ儲けして、最後くらい派手にやらかして、消える時は何事もなかったように、素知らぬ顔も見せないで。

粕谷さんまた朗読をやってください宜しくお願い申し上げます。

んで。
流れで行った二次会の、まぁ、話題の尽きないこと。
病気の話から詩の話から生命の神秘から血が混じるだの孤立した日本語だのエスニックな言葉だのハイブリットだのイワツバメだの棚田だの干潟だのたらい舟だのなんだのかんだのうんぬんかんぬん。

日本の現代詩は残すべきものか。
パソコンに残るデータの重みと軽さと。
誤植とか校閲とか作者とか編集作業とか。

あの場所では言えなかったけれど。
私は日本の現代詩の未来を作りたいです。
どうやって作るかなんて説明書も無いから分からないけれど。
やり尽くした実験、とっちらかしたまんまじゃあんまりだから。
驚きが、欲しいそうです。

なにこれおいしいのていうかくえるのみたいな。

なーんかこう、よくもわるくも、度肝ぬくようなことしでかして、パッと詩の世界から消えてもいいと思った。

何をしでかしてやろうか。
犯行予告は出さないけれどね。