citron voice

詩人・そらしといろのブログ~お仕事のお知らせから二次創作&BL詩歌まで~

2008-05-28 21:25:51 | 日記
日曜日にジョイントコンサートの4校合同反省会が終わり、いよいよ、それぞれの部での活動がメインになりつつあります。
これらの思い出は、これからの部活の中の支えとなり、刺激となり、自分を成長させてくれる心の栄養剤です。本当に、厳しくも楽しい3ヶ月間を過ごせて、幸せでした。

目下の心配事は、役職の仕事として、新入部員に舞台衣装の作成に関する説明をしなければなりません。
衣装を作ってくださる仕立て屋さんの都合を聞き、仕立て屋さんのお家まで部員を案内し、と言う諸々全てを取り持ちます。
役職は、出来る・出来ないではなく、何が何でもやらなければならない、仕事故の緊張があって、バイトの時と同じような緊張をたっぷり感じています。
弱音を吐いてしまいがちなこの頃ですが、その代わりに、自分の弱点を克服すりチャンスだと信じて行動を始めようかと。
心配症な割に肝心な部分をすっぽかす事がままあるので、末端まで注意をはらって2年生としての役割をば、しっかり果たしたいです。
まずは、今週末に行われる2年生会にて、他大学と交流を広げてられるよう、コミュニケーションを。
知り合いを新たに作って輪を広げて、いざ行かん8月のワーキャンへ。。。

いにしえからの贈り物

2008-05-25 01:11:19 | 日記
昨年、とある授業で和歌や源氏物語についてを勉強しました。
ここ2、3日、とある場所から出土した木の板に、万葉集の和歌が書かれていたという話題が新聞などで報じられています。

万葉集が作られた頃に使われていた文字はたしか万葉仮名と言って、漢字一字で五十音の一音を表します。漢字で平仮名の音を並べていく訳です。
これはどうやら、音さえ合っていれば漢字の表意的な意味はほとんど無視して使われていたようです。

土曜日付けの読売新聞の朝刊の記事に、万葉仮名の中でも、今で言う“恋”という文字を表す際に、誰かはこう表記したという例がありました。

“こい”=“こひ”
“恋”=“孤悲”

上手いですよね、この漢字の使い方は。
遥か昔に生きた人も現代に生きる人も、根幹にある“感覚的な何か”は脈々と受け継がれているんだなぁと、ちょっと覚えておきたくて記してみました。。。

マンドリンのスゝメ

2008-05-22 11:14:05 | 日記
授業が午後からだと、どうにも怠けてしまいます。だらだらと午前中を浪費してしまい、やるべきテスト勉強も放置したまま、午後の最初の授業でテストです。

脱力気味な日々を過ごしつつも、部活では嬉しい事に新入部員が2人増えて、現在はフレッシュな1年生が3人います。
パートの配分を考えると、欲を言えばあと5人、現実的な事を言えばあと3人入って欲しいところです。
マンドリンクラブなのに、肝心のマンドリンパートの人員が薄く、とにかくマンドリンを弾いて欲しいというのが先輩方の本音のようですが、やっぱりある程度パートを選ばせてあげたいと勝手に思っています。
そのためにも、最低あと3人は入部届けを書いて欲しいですね。
余談ですが、見学者の数だけならば21人ほど来ていて、今はそのうち3人が入部した事になっています。
まだ可能性は残っているものの、あとは時間との勝負になりそうです。

仲間を作るという作業(という表現でいいのかわかりませんが)の難しさをひしひしと感じています。
逆に、破綻させる事はとても簡単です。そして修復は作る作業よりも難しい。
来年は更に悪条件が重なるので、執行学年として何が出来るのか今から模索しています。。。

社会科見学

2008-05-18 22:18:05 | 日記
今日、バイトの派遣先が海浜幕張にある千葉マリンスタジアムで、朝からどんぶらこと鈍行列車に揺られて千葉まで行ってきました。
初めて海浜幕張と言う駅で降り、方向音痴にスタジアムの位置が分かるだろうかとヒヤヒヤしながら歩いてみると、同じバイトの人がぞろぞろと一定の方向を歩いていたので、その後ろについていきました。

海浜幕張駅の周辺の歩道に、青いガラスでラインが入っている箇所があって、周囲の建物も青と白を基調としており、すごく綺麗な街並みです。
初めて訪れたスタジアム。野球場自体にあまり足を運んだ事がなかったので、芝生の色や、グラウンドと客席の距離感がサッカー場とはまた違った感じがしました。
そして、来場するお客様の中でも、小学生くらいの女の子の姿が結構あって、野球に対するイメージも変わりました。
サッカーと違う部分で驚いた事は、野球だとファールボールの行方を確認する係りがいるところです。場内アナウンスでも、お客様に打球の行方を確認するようお願いし、また、座席によっては安全対策のためにヘルメット、ミットの貸し出しを行ったりと…

久方ぶりの遠出に、最初はあまり気が進まなかったのですが、実際行って見ると視野が広がって、面白いバイトだなぁと改めて思ったりした日曜日。。。

一人で鬼ごっこ

2008-05-15 23:05:56 | 日記
今日、大学の友達から借りていた『終末のフール』伊坂幸太郎(著)をやっとこさ、読み終わりました。
4月にちらっと3章ほど読み、今日、最後まで一気に読みきってしまいました。
割合最近に発表された、本屋大賞という賞を受賞した作家さんの作品です。

舞台は、あと3年後に地球に小惑星が衝突して人類が滅亡すると予想された日本、主に仙台を中心に展開しています。登場人物は老若男女、既婚者・未婚者、と様々。
それぞれの年代がそれぞれの立場で、これから残された時間をどう過ごすか、どう生きていこうか…切々とした心情から、ホッと心を和ませる話、ふと考えさせられる話とバリエーション豊かにいくつかの章に分かれて進行し、最後の話で全てが繋がります。

個人的に気に入ったのは、“冬眠のガール”という話です。
この話の中心人物は美智という23歳になる女性で、両親はすでにそろって自殺してしまい、天涯孤独の身となっています。
父親が書斎に遺した大量の本を小惑星衝突の日までに読みきる、という目標を達成した日、足取り軽く買い物に出かけた先にてちりぢりになってしまった友人の誓子と再会します。
誓子いわく、“最期の瞬間を一人で迎えるのは寂しい”ことらしく、美智はその言葉を真に受け、最期の瞬間を共に過ごしてくれる人を見つけに行く事にしました。
美智は今までに読んだたくさんの本の中から得た知識を基に、まず、恋人を探すと言う事について3人の人物に意見を聞きに行き…
そして、物語終盤、いつもと違った視点で町を見下ろした時に、運命の人と運命的な出会いを果たすという。

美智は目標を短冊にして掲げ、自分で決めたことはちゃんとやり遂げる意思を持っている人です。たくさん読んだ本の知識も生かし、マイペースに恋人探しを始めるのですが、おっとりした性格がところどころで垣間見えて、案外図太い人なんだなぁと思ったり。
自分が美智と同じ立場だったらと、ふと考えました。
慌てながらも、多分、親しい友達と連絡をとって、最後の日だけは誰かしらと合流して過ごすのかなぁと。誓子じゃありませんが、一人では寂しさと恐怖に耐えられません。
異常気象が起こるようになってしまった昨今、いつ来るか分からない地球の終わりの日に、誰と共にその瞬間を迎えるか…考えたときに、一番最初に浮かんだ顔は誰でしょうか。。。

0.7度

2008-05-12 22:28:49 | 日記
昨日今日と、珍しく熱を出しました。ゴールデンウィークの少し前から部内で風邪が流行っていたので、その流行から逃れられなかったようです。
また熱と言っても世間一般で言う微熱くらいで、余計にうっとうしいです。

でも、今朝はこれまた珍しく、現実では(あってほしいけれど)あり得ない、夢らしい夢を見て幸福感たっぷりに目覚めました。
夢の出来事が現実になって欲しい限りと言えども、なかなかどうして…
時々こんな風に夢を見て幸せを感じる方が小心者の私にはあっているのかもしれません。

話は前後しますが、長野作品『カルトローレ』を買いました。まだ読んでいませんが、帯によれば、どうやら船が舞台で、タイトルは航海日誌を意味するようです。
カルトローレ…この言葉の響きからすると、イタリア語っぽい気がします。ちなみに、マンドリンはイタリアの楽器です。『カルトローレ』を読みながら、または読んだ後に、イタリアのマンドリン曲を聴くのも良いかもしれません。
今度はどんな長野ワールドが広がっているのか、誰の航海日誌なのか、そろそろ表紙を開いてみようかと。。。

いつか、健全なる空と緑の中で~image music 杜の鼓動Ⅰ~欅の風景~

2008-05-09 23:24:06 | つくりばなし
…――人類が地球を離れてXX年。
今日、我々がシャトルでこのような営みを送れるのも、過去の人々が――…

学校の歴史の先生はいつも授業の冒頭でこのくだりを口にする。生徒にとっては短いながらも貴重な睡眠時間になる。
いつものように、我々がシャトルで生活できる事に対して過去への感謝と未来への希望を語り、前回の授業のおさらいが終わると、授業の5分の1が消化されているのだ。

と、授業に関して少々の不満はあるものの、授業の内容そのものは、嫌いではない。
今日は、西暦2XXX年頃の自然環境についてを学んだ。
ちょうどその頃から、地球のバランスが本格的におかしくなり、シャトルへの移住計画が練られ始めたと言う。
立体映像で教室の真ん中に映し出された風景は、2XXX年にまだ健全なる大地が残っていたある国の、森の姿だった。

本物のそれらを見たことも触ったこともないけれど、緑色の葉っぱが痛々しい紫外線を含んだ太陽光線に健気にもキラリキラリ輝いているのを見て、何故だか懐かしかった。
すでに病んでいる空は、皮肉にもこれ以上ない透明さを誇り、果てがない青色だ。
風が吹いて木々が揺れ、病の中でも生きている、生命の強さを感じる。
音声までは再生されないけれど、立体映像からは、ざわざわという葉が擦れる音、朝露がころころと滴り落ちる音、森の命の音が聞こえた気がした。



…――寝る前にふと、そんな懐かしい時代を思い出した。
シャトルの中には広大な植物園がある。が、自然・植物の研究に携わる学者や研究生しか入れない。
自分が学園の生徒だった頃、植物園の事を知り、初めてというくらいに勉強に没頭し、今はとある研究所で助手として働いている。
勿論、植物学にも興味があったのだが、まだまだ幼い思考回路だった生徒時代に見た1つの立体映像が、今日の自分を構成していて、明日の自分へ繋がっている。

あの日、教室の真ん中に浮かんだ小高い丘の上にある一本の大きな木と、丘の下で呼吸をしている森を、自分で、シャトルの何処かに再現しようと心密かに決めた――…

薫風の候

2008-05-07 23:38:50 | 日記
今日、ちょっとした用があって、のとると会ってきました。
専門学生はもう就職活動も早ければ終盤戦突入のようですね。即戦力となれるような技術は、就職という現実に対して相当な武器に見えます。
自分が2年後、たくましく就活している姿があれば良いのですが、まだまだ、寄り道しながら遠回りに、開けるべき扉を探しています。

のとるとは、3月に会った以来の再会です、多分… 環境が違う者同士でおしゃべりすると、毎回、適度な刺激があって、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
考えていることを実現させるパワーと行動力、社会人になるまでに少しは身に付けたいと思います。
これから、春から夏にかけて新入部員に対してちゃんと受け答えが出来るように、まずはそこから始めてみようかと。

そうでした、先日、某デパートに入っている書店で長野まゆみの新刊を見つけました。その時は、諸事情によって買えず、今日、のとると寄った書店で買おうと思ったら見つからず…明日明後日にでもまた書店をうろついてみることにしましょう。
やっとこさ、本を読める時間が生まれそうです。
あ、先月分の読書記録が抜けたままになっていますが、結果はご存知の通り零冊です。でも、何かしら記しておくつもりです。

来週から通常の部活のスケジュールに戻ります。また気持ちを新たに、ちょっと新しい技にも挑戦してみようかと。。。

本ベルの鳴る頃に

2008-05-05 15:44:39 | 日記
5月2日(金)、無事にマンドリンクラブのジョイントコンサートを終えることが出来ました。
漸く一段落ついたので、親が録画していたコンサートのビデオを観ながらこれを綴っています。
この記事はやたら長いので、暇があるときにでも読んでください。

・当日の事…開演までの流れ
朝、8:50にホールに集合し、楽器の搬入、受付・立て看板の設置、Ⅰ~Ⅲ部の座席のセッティングを中心に作業が行われ、それらが終わってから練習開始です。
慣れないながら、受付係の仕事を先輩方に助けてもらいながら仲間とこなし、午前中、ホール内を駆けずり回っただけで汗だくになっていました。

昼、衣装に着替えた後、ボリュームたっぷりなハンバーグ弁当を、ソースを垂らしやしないかと妙に緊張しながら昼食を終えると…リハーサル開始です。
リハーサルにて、ベースパートは4月上旬の練習以来、またはそれ以前の練習以来、やっとこさフルメンバーで揃いました。
リハでもあり得ないほど緊張して、これが本番を迎える頃には…

夕方、早めの夕食はさいころステーキ弁当。これまたソースと格闘しながら食べ終え、迫り来る本番と共に緊張の波もいよいよピークに達し、先輩方や仲間に多大な迷惑をかけることになりまして。

・本番の事…終演までの流れ
Ⅰ部…他大学2校によるステージ。Ⅱ部のメンバー数よりも少ないのですが、確かな実力がある音が鳴り響いていました。高音も低音もバランスよく、その様子を楽屋でモニターを通して見ていたら余計に緊張している自分がいました。
Ⅰ部のベースのトップを務めるのは私と同じ2年生で、高校からベースをやっていただけあり、貫禄も技術も脱帽ものです。

Ⅱ部…うちの大学と他大学によるステージ。全ての部においておかしいくらいに緊張していたのですが、Ⅱ部の最初に演奏した曲で少し気分が落ち着きました。
しかしながら、先輩方の足を引っ張るが如く、地味な失敗をあちこちでしてしまい…CDが怖いです。

Ⅲ部…迫力溢れる4校合同ステージ。大曲を2曲演奏しましたが、個人的にはどちらも聴衆側にいたかったです。つまり、弾くには難しく、聴くには心地よいという。
練習の段階で難しかった部分は、本番でもなかなか上手く弾けず、でも、揃えるべきところで4人のベースの音がぶれなかったのは良かったかなぁと、若輩者ですが感じました。
やっぱり、4校全員の音が重なると、マンドリンオーケストラと言えど優美さ・怖いほどの鬼気迫る雰囲気があって、本当にすごかった…としか表現できないのが悔しいです。

アンコール…アンコールの割りに一番厄介な曲だった気が。リズムも弾き方も咄嗟には掴みづらく、成功すればかっこいい曲というイメージがあり、なかなかに冷や汗ものでした。本番では、コンダクターが荒波のように指揮をし、雰囲気だけは伝わったと思いたいです。

・終演後の事…片付けが終わるまでの流れ
全てが終わって、今日まで練習してきた先輩方・仲間には感謝の気持ちでいっぱいで、本気で終わって欲しくないと思っています、今でも。
片付けをしていたら、3月に卒業した先輩方4名が観に来てくださっていて、声をかけてもらいました。つくづく、自分の幸せっぷりを感じ、気が緩んで泣きそうでした。



たくさんのプレゼント、回収できたアンケートの数、多くの方々に支えてもらっていると知りました。
2月から始まり、5月の2日まで、それぞれによくやってきたと思います。
そして、執行学年の先輩方の行動力・統率力があってこそ、成し得たのだと。
ジョイントコンサートを通して、演奏面、役職の面で色々な事を学べました。
秋には定期演奏会があり、そこでは恐れ多くも、Ⅱ部トップを務めるかも分からず、これからの演奏会に今回の経験を生かしたいです。

先輩方、同期の仲間達が大好きです。。。

受付、立看、セッティング

2008-05-01 22:05:54 | 日記
半年振りに舞台衣装を引っ張り出しました。ウエストがきつくなっていないか冷や汗ものでしたが、今回は大丈夫そうです。

ジョイントコンサートでは、一人は皆のために、皆は一人のためにそれぞれプレゼントを用意することが慣例となっています。
今回は自分を含めずに数えると、46名の仲間・先輩がいるので、人数分を用意しようと思うとなかなか大変な作業でした。袋に小分けし、名前と一言を添えたメモを貼っていく、地味な作業を地道に繰り返していると、またも日付変更線を越え…
まだ身内の分を用意できていません、連休中の何処かでやらなければ。

プレゼントを用意しながら、色々な事を思い出してしまい、名前を書きながら一人一人の顔が浮かび、明日、終わった瞬間に大泣きしそうです。
それだけ、自分は楽しい思いをさせてもらったのだなぁと本当に思います。全てが良い思い出とも言い切れませんが、楽しいと言う気持ちは両手から零れそうなほどで。
余談ですが、ベースパートには同学年の男の子が1人います。その子からベースの弾き方を教えてもらってから、音を出す事が大分楽になり、同時にベースを弾く事が以前よりも楽しくなりました。彼に出会えたことは、私にとってこのジョイントコンサートの大きな収穫です。
こういう出会いがこの先、もっと増えれば良いなぁという気持ちと、今回の出会いに限りない有難さを感じます。

初めてのジョイントコンサート、とにもかくにも無事に開演と終演を迎えられるよう、自分の役割をきちんと果たして、終わった後に全員で泣き笑いが出来れば一番嬉しいです。。。