今日の新聞で長野地裁松本支部が、特養老人ホームで入所者の85歳の女性がドーナッツを喉に詰まらせ死亡した事故に、特養準看護師に有罪の判決をしたと報じている。
介護現場が委縮し人が集まらなくなるとの論評も載っていた。
一読してこんな判決は介護現場を知らない裁判所の、無茶な判決だと思った。
数年前96歳で特養に半年ほどお世話になった義母も、誤嚥して肺炎になり病院に入院し、意識不明になり死亡した。ごくごく普通にあり得ることで何の違和感も感じなかった。
昨日、故郷の92歳を超えた姉に電話した際、この判決の印象を聞いたが「バカな判決」と印象を述べた。同い年の幼友達で茶飲み友達だった女性が、昨年末特養に入所したとのこと。
膝から下に痛みがあり歩けなくなって、一人暮らしだったので、隣の集落に嫁に行っている娘が特養入所手続きや費用の補助をしているとか。
こういった老人は高齢化社会のごく普通の現象になっている。
故郷飛騨高山市の特養で、1週間ほどの間に5人が亡くなり、その際介護宿直の担当だった若い男性介護士が半年も後に警察に逮捕され、容疑者は一貫して否認していると弁護士が語っている。
この事故も無理筋の人質司法の感が強い。5人の家族の1人は多額の賠償訴訟を起こしたらしい。何でもお金になれば訴訟の種にとの印象が強い。こんな訴訟を起こすくらいなら特養に頼らず、家庭介護で最後まで見送るべきではないか。
姉はこの特養「それいう」(フランス語で太陽・向日葵の意)は入所希望者が多く、簡単に入所できないと言っていた。下の事件も解せない判決だった。
「16年前 患者殺害で再審決定 服役の元看護助手」 この事件も許されない司法だ。
https://youtu.be/-UapOf_ZcJw