河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
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実行へのヒント-714

2019年11月24日 | Weblog
ポストモダンは経済の停滞であるから

世間は長らく議論を続けてきたが、ポストモダンの正体は経済の停滞で決着がつく。
金利は0パーセント内外で、一千万円を貯金して10年経っても一千万円のままだ。
ケインズはこれを「経済としては理想の世界」とし、資本は新たな資本を生み出せず資本主義は終わった。
少なくともドイツと日本では終わった。

そこでこれからはまったく新しい「魅力」が求められる。
お金を払ってもいいと思う、今までにはない全く新しい魅力だ。
喜ばしいことに懐かしさも何割は入っている。
人間には変わらないものがあるからだ。

残念ながらその商品やサービスはまだ世の中にないので、それに対する評論を書く人はいない。
やってみるしかない。
しかし一般の人の手持ち金には限りがあるから、お金のかからない新製品をどんどん市場に出して様子を見るのが一番いい。

そんな殺生な、と言われてもこれしかないのだから仕方がない。
ある程度考えたら世間に問う。
どんどん出して、ダメなら引っ込める。
コンビニの商品生き残り状態と同じである。

そうそう、会社でも若い人たちに「新しい事業のネタを考えて来い」、と檄を飛ばすが何も出てこないという状態が続いているらしい。
それはそうだ。
そもそも自分で考えられなくなった社長や幹部がダメなのだが、それをほかの人におっかぶせて事後評論化しているのでは将来は暗い。

喜びながら新しい芽をつぶしまくっている人たちもいるらしい(笑)。


さて、以上は売れるものとコトの話で、もうひとつゆっくりと大きく変わるのが「価値観」である。

・文明・進歩主義
・効率主義
・科学的分析勝利主義

などは、どうも行き詰まりのフェーズに入った。

このパラダイム変化に気づかない人は今までの成功を追いかけるが、そこに未来はない。
なぜなら今の直線上に未来を積み重ねると、この地球ではモタなくなる。
SDGsはそれを示唆している。

もっとも日本にはその昔、とっくに日本版SDGsを実際に実践していた時代がある。
だからこれからは「豊かな江戸時代 2.0」とでも言える時代が来る。

新しい物事が好きでドローンでモノや車を運ぶ時代を夢見るのはいいが、実行すればやがて空からそのいくつかが降ってくる。

しっかり世の中を見てほしい。
人々はもっと落ち着いた、大らかで楽しい時代を求めている。

未来を見る人は、もうそれらの試作品を作り始めていることだろう。
価値感が変わるとは、静かだが今までにはないすごい時代変化のことである。

さあ、ガタガタ言うだけでなく早速新たなアクションを起こそう!
コメント
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