河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-795

2023年10月03日 | Weblog



売れないときの姿勢

ここでは売上向上のノウハウは述べない。
むしろこの事態をどう解釈し、どうやって自分の心を整えるかという考え方を述べる。
心を整理して現実にどう対応するか、その方がより大事な場合があるからだ。

先ず、最初の条件として売り出したものが売れるか否か、きちんと確認したものであること。
同時にこれからも売れ続けるであろう見込がある、と自分が判断したことが前提となる。

それでも売れないときは、いったいどうすればいいのか。

「売れない方が当たり前である」
と私は起業のレクチャーで話すが、若い人はそれを無視する。
若いので絶対売れると思っているからだが、それはそれで年齢的に正しい態度だ。

だが多くの年配者は受け取り方が違うようだ。
長い人生経験からすべて自分の思った通りに物事が進むわけではない、と知っているらしい。
「そうだよなぁ、すぐに売れるわきゃないよなぁ」
と学んでくれれば最高である。

ではどうするか。
例えば、一日最低でも具体的にコマを進める、何か一つやってみる事である。
やるべきことの全体が100として、一日一つなら1%だ。
それでも平日にひとつずつコマを進めれば、半年以内に完成してしまう。

この方法を試してみることは極めて大切である。
しかし多くの人は途中で諦めてしまう。
そしていつまでも悩んでいるのである。

ぽっと出た新規事業者が、いきなり大ヒットを飛ばす例はごく稀である。
私はそのような、ごく稀な人向けにアドヴァイスをしているのではない。
私もあなたと同じように「凡人」であり「売れない状態」からスタートしたからだ。

心は焦るものだが、その目の前の現状よりも
「時間がかかってもいいから、いいものをつくろう、提供しよう」
と思ってやってきた。
そこで時間軸を味方につけたのである。

お金をやりくりし、時間をかけて進んできた。
本当にいいものになったかは、お客さまに聞くより他はないが、まあまあ合格点は得ていると思う。

思わぬ良い事があった。
じっくり進む中でいろいろな物事を学ぶことが出来た。
何しろ、様々な現実と対面する羽目になった。
それでもじっくり考えて少しづつ良い方向を目指せば、最悪の事態を迎えることはなかった。

色々な人にも出会って直接話が聞けたし、沢山の本を読んでそれらを自分なりにまとめられるようになった。
つまり経営の実学を身の丈起業向けにアレンジできるようになった。
だからこれからについても、「こうしたらどうか」、「ああしたらどうか」とアイディアが尽きないのである。
もちろんすべてが成功する訳ではないが、その中の一つや二つはうまく行くだろう。

私は営業も上手い方ではないし、頭の中も並の人間である。
でもすぐに成果を上げる、という方法より時間をかける方を選んだお蔭で現在に至っている。

行き詰まっているなら、ちょっとだけ真似してみたらどうだろう。
そう、時間軸を味方につけてマイペースで進むだけでいい。
それと一日に一つ、だ。






コメント
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